皆さまこんにちは。とうとう11月最後の更新となりました。
西公園のもみじもすっかり紅く色づいています。日の落ちるのも本当に早くなって、夕方4時には店外の照明をつけるようになっています……。
前回OPENのお知らせをいたしました、中道通り店ですが、この土日にもたくさんのお客様にお越し頂きました。「見やすい」、「広くて歩きやすい」とご好評をいただいて、嬉しい限りです。随時新しいお品物を入荷するようにしておりますので、また足を運んでいただければ幸いです。
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さて、今回はお知らせから。
先月もお知らせをしましたが、吉祥寺PukuPukuの器を使ったお料理の本が出版されています。
今度は男性2人のフードユニット、つむぎやさんのご本です。
「がっつり!粉ものごはんの本」
つむぎや著(主婦と生活社刊)
……全国の書店やアマゾン(http://www.amazon.co.jp/)で購入ができます。
つむぎやさんは、「食を通して、人と人とを、満ち足りたココロをつむいでいく」をモットーに、中目黒と原宿にあったパン屋さんの店長をされていた金子健一さん、文章や企画などもてがけているマツーラユタカさんのお二人によるユニットです。
男性らしい、大胆な発想が随所に見られるご本です。「まぜるだけのクイックパン」、「フライパン焼き ピザとナン」など、大勢で集まった時の話題になりそうなメニューがたくさん。粉ものにあわせての、ビーフジャーキーを刻みいれた「食べるオリーブオイル」、鶏手羽元を使っての「濃厚クリームチーズスープ」など、サイドメニューのレシピも充実しています。
うどんや手作りギョウザなどのつくり方もあるので、休日にお子さんやご家族、お友達と一緒に挑戦しても楽しそうです。粉ものをこねるのは、結構ストレス解消になりますよ~!
・紙刷印判と染付 唐獅子図うどん鉢 2,800円
(明治前期) 径約15cm・高さ約5.5cm※完売しました
実際に掲載された器を一点、ご紹介します。
海鮮水ギョウザの盛り付けに使って頂きました!
美味しそうですね~。
明治前期らしい、ベロ藍の色が鮮やかです。
高台もしっかり。安定感のある器です。
藍の縁取りもくっきり入っています。
見込みの唐獅子の線を紙刷印判で入れ、あとは手描きで絵付けしています。
深さがあるので、シチューなどの煮込みもの、中華料理との相性も良さそうです。
ちなみにこちらは、中道通り店でのお取扱いです。現在、中道通り店の電話は準備中ですので、お品物のお問い合わせは、お手数ですが、西公園前店まで、ご連絡いただければ幸いです。よろしくお願いします。
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ここから先は、通常のお品物のご紹介です。
・上:銅印判 千鳥図小皿 800円
(明治後期~大正) 径約13cm・高さ約3cm
※完売しました
※完売しました
・中:銅印判 青地に小花柄小皿 1,300円
(明治後期~大正) 径約13cm・高さ約3cm
※完売しました
※完売しました
・下:銅印判 うさぎ図小皿 2,800円
(明治後期~大正) 径約13cm・高さ約3cm
※完売しました
※完売しました
まずは新しく入ってまいりました、図変わり印判をまとめてご紹介いたします!
どれも後ろは印判皿らしいシンプルなもの。
まずは人気の千鳥柄から。
曲線を意識したデザインが素敵です。
見込みに一羽、まわりを三方に二羽ずつ、うず巻くように飛んでいます。
くちばしを開けたものもあり……。
店頭では「イルカみたいな千鳥ですね」とお客様からコメントを頂きました。
千鳥につきものの波の図柄も入っています。
青地に小花が散った、珍しいパターンです。
花がそれぞれニヒルに笑っているように見えませんか?
青のベタ部分をいれるのは結構技術的に難しいのでは、と思います。
クッキーやビスケットのこんがりした色とあうのでは?
お菓子をのせて、温かい飲み物に添えたい小皿です。
うさぎ好きの方、お待たせしました~!
この絵柄はかなり珍しいのでは?
うさぎだけでなく、見込みに庭木?と石灯籠……格子は障子のイメージでしょうか?
図変わり中の図変わり、と言っても良さそうです。
うさぎのやわらかな毛の感じも表現されています。
銅印判で茶色の線を使ったものもあまりないと思うのですが……。
こちらもすみっこに一羽。
拗ねたような表情に見えるのは気のせいでしょうか?
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・染付 龍図春寒鉢 五客組 33,000円
(江戸幕末) 径約16cm・高さ約5.5cm
※完売しました
※完売しました
来年の干支、辰=龍の絵柄の器のご紹介を。
染付の色合いが鮮やかな、五客組の春寒鉢です。
存在感ある大ぶりの器。高台まわりにもラインが入り、しっかりとしたつくりです。
見込みの龍を取り巻くように、立ち上がりに3つの絵柄が描き込まれています。
まずは見込みの龍から。宝珠を護るように躰を丸めています。
爪が5本の龍は皇帝の龍、4本の龍は貴族のものだったとか。3本爪は士族の龍だそうで、こちらは武士のお家にあったのでしょうか?
ぐるりと囲んでいる絵柄にクローズアップしていきましょう。
まずは山水図ですね。
蝶々です。5羽もいるのは珍しいです。
山ブドウ?でしょうか。イクラみたいにも見えるんですが……。
よく見ると、絵柄のねじりに合わせて、器も凹凸ありの成形です。形をつくってからの絵付けですから、全体像を考えてから、職人さんは仕事を始めたんですね。
外側にも蝶々がいます。
アゲハチョウでしょうか、なかなかあでやかです。
お煮物やスープ、シチューなどにはばっちりの春寒鉢。色もはっきりしていますので、中華料理とも好相性です。
新春の席や、辰年で還暦の方のお祝いの席などに活躍しそうな器です!
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・染付 牡丹と寿文四段重 24,000円
(江戸幕末) 径約16cm・高さ約21cm
※完売しました
※完売しました
おせちの献立にそろそろ思案される頃ではないでしょうか?
「今年はお客様が来るから多めに……。器はいつもので足りるかしら?」とお悩みの方もあるのでは。
容量しっかりの磁器によるお重のご紹介です。
どーん!
5、6人のお客様でも大丈夫そうです。高さ約21cmと大き目ですが、線描きを主にした絵付けなので、くどさはありません。
一段一段、裏に高台がつき、施釉もしてあります。
テーブルに直置きされても大丈夫です。
こちら蓋です。
ややひねったような牡丹と寿の配置が素敵です。
外側も、斜めに寿と牡丹が連なってゆきます。
「花の王」とも呼ばれる牡丹。幕末らしい線描きで、清楚な印象です。
一番下の段はやや深め。他の段は約3.5cmの高さですが、こちらは6.5cmほどあります。
漆器のものと違い、お汁を気にしなくていいので、オールマイティに使って頂けます。
また、一段だけの蓋ものとしても楽しいですよ。
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以上、お品物のご紹介でした。
何かとあわただしかった11月、最後の更新をお送りいたしました。
次回更新は12月2日、金曜日を予定しております。お品物のご紹介、中道通りの様子などもお伝えできれば、と思っております。どうぞお楽しみに~。
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