お知らせ


2011年11月25日金曜日

<お知らせ>中道通り店本日OPEN!


皆さまこんにちは。冬を実感する今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?


さて、昨日も号外でお知らせしましたが、吉祥寺PukuPuku中道通り店、本日OPENいたしました!
朝も開店の準備でおおわらわだったのですが、なんとか無事、11時30分に開けることができました。
ご常連のお客様にもお越し頂き、沢山の方が足を運ばれ、ありがたい初日となりました。


吉祥寺PukuPukuの名物(?)印判小皿も大幅に西公園前店から中道通り店に移動しました。今回新たに加わった印判小皿もございます。



天井が高く、白が基調の店内。整然と品物を並べたせいか、高級感ある、ギャラリーのような印象になりました。もう少しお手軽なお店のイメージでいたのですが……。今後、色々と改良を加えていきます。


手前の色絵大なます皿は1,800円。かなりお手頃感のある品揃えでご用意しております。


今後、中道通り店では戦前のものや印判小皿などのお手頃な可愛いもの、西公園前店では図替わり印判や江戸期・明治期の色絵のものなど面白いもの、グレードの高いものを中心にお取扱いする予定であります。


今回もお品物のご紹介を。
ちなみに、今後のブログでのお品物のご紹介ですが、西公園前店での品物を中心にご紹介いたします。中道通り店のお品物も、時折ご紹介したく思います。


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・染付 ざくろや野菜図鉢 7,500円
(明治前期) 径約23.5cm・高さ約10cm

根菜の美味しい季節になってきましたね~。
よく煮た大根や人参をどん!とのせたい鉢をご紹介します。


明治前期らしいベロ藍で、ざくろや野菜などがユーモラスに描かれています。


裏はシンプルな白、です。
屋号でしょうか、「キ」と墨が入っていました。


こちらは見込み部分のざくろの絵柄。
ちょっと玉ねぎみたいなんですが、自由な筆致になんとも魅力があります。


こちらは太い大根と細い大根が。
恰幅の良い人とスリムな人、みたいな感じがしませんか?


この鉢の絵付けをした職人さんはなかなか洒落の効く方だったのではないでしょうか。


お酒のお銚子?でしょうか。
「山下亭造」とあります。


蟹さんです!左がはさみをふりあげ、右が下のほうへと下ろしています。


縁のしっかりした藍もお料理を引き立ててくれます。
お煮物はもちろん、これにサラダを盛っても素敵ですよ~。


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・染付 鉄線図そば猪口 9,500円
(江戸中期) 径約7.5cm・高さ約6cm
※完売しました
前回も江戸中期の通りもので、そば猪口をご紹介しましたが、今回も個性ある染付の猪口を。
なかなか存在感のあるそば猪口です。 


絵柄は鉄線(テッセン)。クレマチスとも呼ばれる六弁のお花をつける、キンポウゲ科の植物です。蔓が鉄線のように強いことから、この名前がついたとか。園芸用にも人気があります。


江戸中期らしい、ややグレーがかった白。見込みは真っ白でシンプルです。



高台も素焼き部分のない、ベタ底になっています。


持ちやすい大きさ。ぐい飲みなどにぴったりです。


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・左:染付 たこ唐草文そば猪口 5,500円※完売しました
(江戸幕末) 径約7cm・高さ約6cm
・右:染付 稲穂図そば猪口 7,500円※完売しました
(江戸幕末) 径約8cm・高さ約5.5cm 



お次もそば猪口を。
クリスマスプレゼントに、骨董の器の定番、そば猪口はいかがでしょう?
お酒はもちろん、コーヒーやお茶を淹れてもお洒落です。


こちら定番柄のたこ唐草。
はっきりとした藍は、年齢問わず、どんな手とも相性が良さそうです。


見込みは簡略化された松竹梅。縁も四方襷です。


底は蛇の目高台になっています。



こちら稲穂図。そろそろ新米を食卓で楽しまれた方もあるのでは?
これが描かれた頃はコンバインなんてなかったので、お百姓さんが一束一束、縛っていったんですね。
繊細な筆致が、優しい印象です。


後ろは真っ白。清潔感のある、素敵なそば猪口です。


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以上、お品物のご紹介でした。


次回のブログは29日火曜日、今月最後の更新となります。
この11月はSALE、新店舗のOPEN準備と駆け足の毎日で、本当にあっと言う間でした。昨年9月に初めて吉祥寺このお店を開けて1年と2か月経ったわけですが、改めて、なんだかすごいことになってしまったというか……。間口の広い中道通り店で、次々とお客様が入られ、新しいものを見るように100年前の印判小皿を手に取られるのを見ていて、感慨深いものがありました。長い年月の間で日本人が培ってきたものが、まるで新発見されたもののように楽しんで頂ける、というのはとても嬉しいことです。
今後とも、スタッフ一同頑張ってまいりますので、どうぞ皆さま、吉祥寺PukuPukuをよろしくお願いいたします。

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