お知らせ


2011年4月29日金曜日

<新入荷>兎と雀と千鳥の器たち

やってまいりました、大型連休初日です。


中道通りも、夕方5時半をまわりましたが、未だ人通りが絶えませんでした。




































  吉祥寺PukuPukuも、連休に向けて商品をたくさんご用意してお待ちしておりますので、ぜひぜひお立ち寄り下さいね♪
日中は混み合う店内ですが、6時頃はゆっくり見て頂けるかと思います。




さて、本日は、かわいい動物の絵柄の器が多く入荷しております。


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・兎図 紙刷印判なます皿 (明治前期 径約15cm・2,800円)
※完売しました


珍しい絵柄の兎図です。
見込みに、正面と横を向いたちいさな兎が二羽描かれております。
紙刷の判も奇麗に上がっておりますので、出来の良い印判皿です。









お料理を食べ終えたときに、お皿の中から兎の顔がちょこんと現れるのが楽しみな器です。




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・千鳥図 舟型長皿 (大正~昭和戦前 横約18cm・500円)
※完売しました


波千鳥の絵柄で、並んで飛ぶ千鳥がなんとも可愛らしい器です。
時代が若いので、お値段は500円と手頃です。









お刺身皿に、またオードブルなど並べても素敵です。


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・雀図 印判五寸皿 (明治後期~大正 径約16cm・800円)
※完売しました


銅印判の、使い勝手の良い大きさの器です。
周囲をぐるっと竹の枝が囲み、四羽の雀がころころと飛びまわる、こちらも可愛げある絵柄です。


雀の頭には茶色の釉薬がのっております。
繊細な色合いと、雀がお好きな方には大変お薦めな一品です。






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・兎と波千鳥図 染付向付 (明治後期~大正 口径約9cm 高約6,5cm・700円)
※完売しました


手描きの染付の向付です。
周囲の瓔珞紋様の絵柄の中に、千鳥がちょこっと描かれております。





そして、中の見込みには、デフォルメされた兎の図が顔を覗かせています。





動物絵柄お好きな方には大変お勧めです。


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・四種の花図 印判洋皿 (明治後期~大正 径約17cm・800円)


とても上品な洋皿です。
窓絵の中にそれぞれ花の絵が、合わせて四種類描かれています。



左は鉄線のような花に、右は穂のようなものがある植物です。



もう半分は、芙蓉のような花と、ナデシコのようです。
なかなか珍しい四種の花の絵柄だと思います。 


ケーキ皿、パン皿、洋食におすすめ。


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以上、本日のご紹介でした。
その他新入荷多数ございますので、お手にとって頂けると嬉しいです。
ご来店、ご連絡お待ちしております。


★次回更新は、5月2日(月) となります。
 今週は不定期の更新でご迷惑をおかけいたしました。

2011年4月26日火曜日

<新入荷>十二支図印判小皿 など

昨日は更新ができずに、申し訳ございませんでした。
今回は、図変わり印判など、珍しい商品を入荷いたしましたので、そちらも含めて、多くの品を紹介していきたいと思います。


まずは、印判小皿です。三種類ご紹介いたします。



・桜と菱図 印判小皿 (明治後期~大正 径約13cm・500円)

三重の菱の絵柄がモダンな印判小皿です。
デフォルメされた桜の描き方にも注目です。



・葉と小花図 印判小皿 (明治後期~大正 径約13cm・500円)
※完売しました

はっきりした青の色が綺麗なお皿です。
見込みに小さな四弁花があり、可愛いです。



















・松ぼっくり図 印判小皿 (明治後期~大正 径約11、5cm・500円)
※完売しました

松の枝木と、見込みには松ぼっくりが描かれた、可愛らしい小皿です。
上の二点よりひとまわり小さな小皿です。

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今回一押しの、図変わり印判皿です。
十二支の絵柄がかかれております。





・十二支図 印判小皿 (明治後期~大正 径約13cm・2,500円)
※完売しました

銅印判の小皿です。
見込みには和時計があり、十二支で時間が表されております。

和時計は、江戸子(ね)の刻の12時からはじまり、左回りに牛、虎・・・と続きます。


周囲の十二支図は、時刻に対応しているのかと思いきや、逆の右回りで描かれております。
大きな窓絵に子、牛、虎、卯、辰、巳までの6匹が描かれ、内側の小さな窓絵に残りの6匹が右回りでかかれております。

写真左上のように、裏面は輪線になっております。

どの干支の動物も表情豊かで、見ごたえもあり、
また判の色合いは淡く、大変上品な器となっております。















今年の干支の兎も、可愛らしいです。

客数まだございますが、お早めにご連絡下さいますよう、宜しくお願いいたします。

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・牡丹図 色絵小皿 (明治前期 径約12,5cm・1,300円)
手前には牡丹の花、上の雲間には桔梗とおみなえしの花が描かれており、二匹の蝶がその合い間を緩やかに飛んでいます。
使用されていないようで、金彩のスレもほとんどなく、状態のよい器です。お茶菓子などのお皿にお勧めです。
























牡丹のつぼみが、なんとも可愛らしく、枝にとまる小鳥のようにも見えます。

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・蝶々図 印判蓋物 (明治前期 径約12cm 高約9cm・800円)
※完売しました

外蓋の形の蓋物ですので、当時の蒸し物用のお碗です。
ぶりは大きいので、ご飯茶碗としてもお使いいただけます。



雲間を飛び交う蝶々が描かれております。
藍の部分は「青海波」の紋様ですので、海の上の雲間なのかもしれませんね・・・

白と藍のコントラストが綺麗な器です。

















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・牡丹図 染付陽刻小皿 (明治前期 径約9,5cm・1,500円)
※完売しました

牡丹の形をした、染付の小皿です。 
手のひらに丁度乗せられる、お手塩皿ですので、おしょうゆ皿として、薬味皿として使っていただけます。

花びらと葉の輪郭が、陽刻で立体的になっており、葉の藍の色もとても綺麗です。



この小皿の魅力は、このように裏面まで絵柄が繋がってあるところです。

葉の陽刻もちゃんとほどこされており、葉の先が少し折れ曲がっていたり、と絵画的に描かれております。

裏返しても楽しめるお皿は、作り手の愛情と遊び心を感じますね。

















本日のご紹介でした。
その他新入荷の商品も多数ございます。
天気も良い日が続きますので、お散歩ついでにぜひお立ち寄り下さいね。
気に入った器に出会えますように。



 
★次回更新は、一日遅れの4月29日(金)となります。
 不定期な更新が続いてしまい、申し訳ございません。
 
 28日(木)の夜に入荷がありますので、金曜日は新入荷のものが多く並びます!
 お楽しみにお待ちいただけますよう宜しくお願いいたします。 

2011年4月25日月曜日

<お知らせ>

いつもブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。


本日予定の更新ですが、誠に勝手ながら明日の更新とさせて頂きます。
本当に申し訳ございません。


明日は、十二支の小皿など、入荷したばかりのお勧めの器を紹介させて頂くつもりです。


お楽しみにお待ちいただけますよう、どうぞ宜しくお願い致します。

2011年4月21日木曜日

<新入荷>色絵の器たち(八寸皿・九谷色絵鉢・なます皿)

今週は、上手の色絵の商品が数多く入荷致しましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。






 上の写真の二点は、人気の高い八寸(約24cm)の大きさのお皿です。
今回二種類入荷いたしました。 
八寸皿は和食器としては珍しい器です。
今回お値段もお買い求め易い価格にしておりますので、枚数を揃えてお買い求め頂けるかと思います。

洋食器としてお肉料理や魚料理にも合わせて使っていただけますし、 銘々皿としても、盛り皿としても、使っていただけるサイズです。 オードブルなど何点か盛って頂いても素敵ですね!

色味の少ないお料理も映える色絵皿は、一枚食卓にあると大変綺麗です。


・菊と松図 色絵八寸皿 (明治前期 径約24cm・4,800円)
※完売しました



窓絵には松と菊の花が描かれ、見込には吉祥紋の桃が描かれております。


朱と淡い緑の色で統一された色絵のなかに、見込と窓絵部分の藍の色がアクセントになった、素敵な器です。

暖色が優しく、お料理映えする色合いです。









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・菱紋に菊と松図 色絵八寸皿(明治前期 径約24cm・4,800円)
※完売しました
 金彩の華やかな色絵皿です。 こちらも松と菊の絵柄ですが、赤と金彩が中心の高級感ある配色となっております。
 また三方に大きく描かれた赤絵の菱紋も素敵です。
 見込みの桃にも、金彩がのせてあります。


在庫少なめですのでお早めに。

















細かな金彩の線が綺麗な器です。


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・秋植物図 九谷色絵鉢 
(明治後期~大正 径約21cm 深さ約6cm 6,800円)
※完売しました

 約100年前の九谷焼の色絵鉢です。
 おそらくは秋の七草である葛(くず)と桔梗の花が写実的に描かれております。

 
 地の色も味わいある土色で、うっすらと全体が甘手がかっております。


 そして、この器の魅力としてはこちら、周囲に描かれた、バッタの絵です!
 (ショウリョウバッタのようです)
 
 三方向に三匹、内側を覗き込むような姿勢で、ちょこんと描かれております。

 
 とても丁寧な絵付けですので、手描きの味わいある表情を楽しんで頂けると思います。




青色が桔梗の花、桃色が葛の花のようです。
「食」を楽しむ春の七草とは違い、秋の七草は眺めて楽しむ植物たちです。
器の絵柄としても描きたくなる気持ちもわかりますね。


ちょっと季節はずれでしたが、面白い鉢のご紹介でした。


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・鶴図 色絵なます皿 (江戸中期 径約15cm 高約5cm)
5客セット 33,000円
※完売しました
細かな鶴の描き込みも魅力的な、江戸中期の色絵皿です。
見込の竹梅も可愛らしく描かれており、裏の高台の周りにも、絵柄があり、凝った作りをしています。
時代感ある質感と、眺めていたくなる上品な器です。

5客セットは状態の良いもので揃えてあります。
ばら売りのものは、ふりものなどございますので、少々お安くなっております。




本日は色絵の器のご紹介でした。

まだ肌寒い気候の日が、二日に一度くらいやってくる東京です。
今日は薄暗い天気の一日でした。
天気の良い日は、春の匂いと暖かな風を感じながら、お散歩したくなりますね。

5月に向けて暖かな日がもっと増えますように!


★次回更新は来週4月25日(月)です。
 目の前に迫ってきました5月の連休に向けて、素敵な商品をたくさんご用意してお待ちしております!!

2011年4月18日月曜日

<新入荷>六歌仙の蓋付飯碗

土日にご来店下さいましたお客様、どうもありがとうございました!
先週もお花見で混みあった吉祥寺でしたが、この土日も中道通りの往来が多く、当店にもたくさんのお客様にお立ち寄り頂きました。

じっくり時間をとれずにお帰りになったお客様には、申し訳ございませんでした。

うってかわって今日の中道通りはゆったりと時間が流れています。


桜の盛りも終盤、芽吹く武蔵野のみどりが目に優しく感じられます。
色とりどりのお花も素敵ですが、新緑のみどりもヴァリエーション豊かで、
すがすがしいこの季節をより楽しませてくれます。

上は向かいの西公園のカエデの新芽です。
秋の紅く染まったのも素敵ですが、春の初々しい葉も良いですね。

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さて、新入荷のものもふくめた商品の紹介です。


・六歌仙 染付蓋茶碗 (幕末 径約11cm 高約10cm・1500円)
※完売しました

新入荷のものです。
小野小町、僧正遍昭、在原業平など平安時代の6人の歌人
=六歌仙の名前とその歌が文字で描き込まれているお茶碗です。
六歌仙が絵柄になっているのはよくあるのですが、
文字だけ、なのはとても珍しいです。


見込みには月に向かって駆ける馬上の人が!


達筆です!
やや中央の 小野小町 が見えますでしょうか?歌は
「色見えで 移ろふものは 
世の中の 人の心の 花にぞありける」
……花なら色が変わるのが目に見えるけど、色に見えないで変わるのは、
世の中の人の心という花だったのですね。
と、人の心の変わりやすさを、花の色の変化になぞらえて詠んだもの。
うーん、心変わりはいつの時代も悲しいものです。


蓋の見込みもお揃いです。
長くたれ下がったような瓔珞も素敵ですね。

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・御所車図 銅印判角皿 
(明治後期~大正 縦約12cm 横約18cm 高約2cm・900円)
※完売しました

葉書ほどの大きさの画面に牡丹が咲き、蝶が飛ぶ、
御所車をあしらった紋様の角皿です。
色合いがさっぱりとしていて、お刺身や串物を載せたりと、使い勝手がとても良いです。調味料置き、ペン皿にも使用して頂けます。


「ぺたん」と平べったく、テーブルの上で落ち着いてくれます。


蝶の羽根と胴の濃淡がはっきりしていますね。牡丹の葉と花も同じく。 
一瞬「手描き?」と思ってしまうほど、繊細な仕上がりです。

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・青磁 陽刻小皿(菊花・帆掛け船) 
(大正~昭和戦前 縦約5cm 横約7.5cm 高2cm・300円)
※完売しました

青磁の色が美しい、さわやかな小皿です。
薬味やお醤油を入れて食卓の上で活躍するのはもちろん、
ピアス、指輪など小物入れにしても素敵です。


  同じ青磁でも、奥(帆掛け船図)のほうが緑が強いですね。
新緑のみどりに見立てて、テーブルに添えてみても面白いです。


4.5×7cmの小さな世界でも、立派な帆掛け船です!
荒波の上を、風をはらんで進んで行く……




以上、商品のご紹介でした。


気温も暖かく、外歩きの楽しい季節になってまいりました。
日も長くなり、夕方の朧月に心なごみます。
皆様も春の陽気を楽しんでくださいませ。

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