お知らせ


2021年8月31日火曜日

2021・8・31〈新入荷〉江戸期の色絵2種と江戸幕末~明治前期の染付4種

こんにちは。良心価格で品揃え豊富なお店、
吉祥寺PukuPuku西公園前店でございます。


吉祥寺PukuPukuでは新入荷のお品物が続々入荷中!!
そのどれもが普段使いに、おもてなしに、即活躍するものばかりです。


器は料理の着物と申します。
情緒のうつわとして、暮らしのうるおいにお役立てくださいませ

数日に一度新入荷掲載の当店のオンラインショップです。
なます皿-色絵」「鉢-染付」などのカテゴリーから
ご希望のお品物をご覧いただけます。
オンラインショップ限定の商品もございますので、
ブログとあわせて是非ご覧くださいませ。


本日は、江戸期の器を中心に
細やかな筆致のお品をご紹介します。


色絵桜、梅、椿図茶碗
1客 税込41,800円
(江戸中期)
径約12cm・高さ約8cm
※共箱付き
※入荷数1客のみ


器の外側は三方に窓絵が取られ、桜、梅、椿が並びます。
よくみると、幹の折れや枝の伸びが全て同じ構図になっています。


桜の窓絵は、蕾が無く葉桜になっています。
地面の朱い山は散った花びらが積もっているのでしょうか。


枝が生えたところから真っすぐに伸びる、梅らしい姿です。
散る桜に対して梅は蕾が付き、これからの開花を思わせます。


梅や桜は春を題材にした和歌で詠まれることが多く
春のイメージが強いですが、実は椿も同じ時期に開花します。

椿はパリッとした深緑の葉と存在感ある花を持ち
つい立ち止まってみてしまうような魅力的な花ですよね。
こちらの椿図も大ぶりの花と葉が堂々としていて素敵です。


窓絵の間には、ダミ埋めの上から七宝文を描きます。
深い呉須調と落ち着いた金彩が調和し美しいですね。


口縁部は四方襷文とその間に花がちょこんと咲きます。


見込みは百花の王・牡丹です。
牡丹は複雑な花弁をしていますが、2色用いて上手く描き分けました。
花を取り囲むような葉の位置が絶妙ですね。


高台には、なんと色絵で霊芝文。
高台にまで手を抜きません。


こちらの共箱に入って出て参りました。
共箱付きでの販売です。


使っても良し飾っても良しの素敵な茶碗が入荷しました。
稀少な江戸中期の色絵です。お見逃しなく!


染付柘榴に山水と瓔珞文8.5寸浅鉢
1客 税込7,150円
(江戸幕末)
径約25cm・高さ約6,5cm
※入荷数1客のみ
※完売しました


瓔珞文が素敵な浅鉢です。見込みには丸文が6つあり、
そのうち中央の3つは別々の文様が描かれています。


一つ目は、大きな柳が山と一体化した山水人物図。
隠遁生活を営む横顔が見えます。


二つ目は、大きな山を背景にした山水図。
先程の一人の生活と対比するかのように住宅が並びます。


三つ目は柘榴図。実が膨らみ、これから豊かに実る様子が想像できます。
柘榴は、実の中に種を沢山持つことから子孫繁栄の意味が込められます。


残りの3つは桜図。葉の上を白く、下をダミ埋めにしています。
蕾が付いていることから、これから花開くことが窺えます。


縁は瓔珞文が巡ります。
縁には厚みが有り、しっかりとした造りです。


外側もまた瓔珞文です。内側とは違う描き方をしており
シンプルな線でくどくなりすぎない意匠です。


高台周りには波のような飾りが付けられました。
高台は蛇の目高台です。


ちらし寿司や三色ご飯、焼きそばなど数人でのシェアに便利な形です。
花器としても素敵に使えそうですね。


染付金彩河骨図5,5寸鉢
1客 税込6,050円
(江戸幕末)
径約17cm・高さ約7,5cm
※入荷数1客のみ
※完売しました。


丼のように深く沈んだ見込みに、堂々と伸びる河骨図。
水辺の植物ですので、根本には水が流れています。


濃い藍色で大きく伸びたハート形の葉っぱは
金彩で葉脈が付けられ、控えめに咲いた花を守るかのよう。


銘が有ります。


縁には雷文が巡ります。厚めのギザ縁には金彩が施され
控えめながらしっかりと主張をします。


外側は霊芝文でしょうか。雲のように浮かびます。
深さが充分にあるので、煮物や丼、うどんなどにぴったりです。


高台は少し外側に反った造りです。


余白が多く上品な器でコーディネートしてみました。
しっとりと優雅な時間を過ごせそうですね。


色絵松、梅、鶴図なます皿
1客 税込4,180円
(江戸幕末)
径約15cm・高さ約5cm
※完売しました


環状の色絵付けに一目で惹きつけられるなます皿が登場です。


朱色のアウトラインの中を丁寧に金彩で埋めた花と唐草文。
繊細な美しさはさながら高貴なドレスに施された刺繍のよう。


染付の丸文には、松、梅ときて鶴が配されます。
鶴の尻尾が丸からはみ出しているのがいじらしいですね。


縁は雷文が巡り、緩やかな輪花に金彩が輝きます。


なます皿はスープやサラダにも使える形ですが、
こちらは見込みにさらりと盛り付けたい絵付けですね。


裏側は異国風の変わった文様です。


水餃子、杏仁豆腐など中華に合いそうな組み合わせになりました。
お粥やあんみつ等もいいかもしれません。


線描き藤花図向付
1客 税込2,200円
(江戸幕末)
径約8cm・高さ約6cm


藤の花が上向きと下向きに交互に並ぶデザインです。
葉の数が上下で異なり、向付の形に合わせてバランス良く描かれています。


藤は長寿、不死、豊作などの意味が込められています。
花先に呉須が溜まり、表情が豊かです。


藤の周りを埋めるのは藤の蔦文でしょうか唐草文でしょうか。
隙間なく描かれ、エキゾチックな雰囲気になりました。


口縁部は四角が重なったような文様です。


見込みは二重輪線とさらりとした環状松竹梅。


数が揃って出て参りました。
入荷したてのいまなら5客組も可能です。


染付微塵唐草文向付
1客 税込2,200円
(明治前期)
径約8,5cm・高さ約6cm
※無傷在庫数3客
※完売しました


珍しく上から下まで微塵唐草文の向付が入荷しました。
同じ方向を向いたリズミカルな線です。
器形も口縁が端反りとなっており、湯吞みとしても重宝しそうです。


口縁部は四方襷文に見込みは環状松竹梅と定番の組み合わせ。
松竹梅が少ない線でくっきりと描かれているのが良いですね。


高台内に銘有り。


入荷の多い微塵唐草文向付ですが、それぞれ筆致や色味が異なります。
同柄で見比べることが出来るのは、定番柄ならではの愉しみです。

以上、新入荷の一部をご紹介いたしました。
最後まで吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。
次の更新は9月3日(金)となります。お楽しみに♪
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
吉祥寺へお越しの際には、是非当店へお立ち寄りくださいませ。
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良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
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