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2021年8月3日火曜日

2021・8・3〈新入荷〉幕末~明治前期の染付、明治前期の色絵8種

こんにちは。良心価格で品揃え豊富なお店、
吉祥寺PukuPuku西公園前店でございます。


吉祥寺PukuPukuでは新入荷のお品物が続々入荷中!!
そのどれもが普段使いに、おもてなしに、即活躍するものばかりです。


器は料理の着物と申します。
情緒のうつわとして、暮らしのうるおいにお役立てくださいませ

隔週金曜日に新入荷掲載の当店のオンラインショップです。
鉢-染付」「なます皿-印判」などのカテゴリーから
ご希望のお品物をご覧いただけます。
オンラインショップ限定の商品もございますので、
ブログとあわせて是非ご覧くださいませ。
次回更新は8月6日(金)予定です。


本日は、幕末から明治前期の
普段使いしやすい器を8種ご紹介します。


染付馬に富士と水鳥図6寸鉢
(江戸幕末)
1客 税込7,150円
径約18cm・高さ約7cm
※完売しました

三方に窓絵が取られ、中に絵が描かれます。
こちらは馬が2頭。遠くの山を見るものと、近くの草を食むものに分かれ
近くにいるのに別々の行動をしているのが生き物らしくて面白いですね。


こちらは富士山。満月と松のある風景が粋です。


二羽の水鳥に二本の野草のバランスが良い窓絵です。


見込みと窓絵の間には牡丹と唐草文がぎっしりと埋められます。
線描きらしい細かな筆運びです。


縁は厚みが有り、丈夫な造りです。


外側は抽象的な文様が。
平らではなく凹凸を付け、表情を出しています。


高台には〇×文。


内側の線描きに合わせて、小皿を置いてみました。
サラダボウルや煮物に丁度良いサイズです。



染付菊と蝶図6寸鉢
(江戸幕末)
1客 税込7,150円
径約18,5cm・高さ約8cm
※完売しました。


器の底のカーブに沿って菊が花開きました。
濃淡を使い分け、花と葉を心地良く配置します。


周りに羽ばたく蝶は、菊の花と同じ数です。
ばらばらに飛んでいるかと思いきや、しっかりと均等に並んでいます。
良くまとまった配置です。


口縁部は何重にもなった格子がずらり。


分厚い縁の幅はおよそ1,5cm。
上から見ても横から見ても効果的な装飾です。


夫に横棒を足したような文様が並ぶ部分は
鎬が施されています。


鎬の無い膨らんだ部分には、丸文が二つずつ並びました。


1ヶ所、右側を描き忘れたところも。
手仕事ならではですね。


高台周りには花が散ります。梅でしょうか。


絵付けや形から職人の拘りを感じられる6寸鉢です。
頑丈なので実用性も十分です。


染付牡丹図大なます皿
(江戸幕末)
1客 税込3,850円
径約16,5cm・高さ約5cm
※完売しました

ふわりと咲いた大輪の牡丹。
墨弾きで軽やか描かれます。


青い牡丹に対し、葉は白抜きです。
花冠のような絵付けになりました。


見込みは環状松竹梅。
幹まで柔らかな曲線で、周りの牡丹と調和しています。


裏側も優しい線の唐草文が曲線に沿って浮かびます。


普通のなます皿より少し大ぶり。
(左:今回の大なます皿 右:通常のなます皿)


入荷の少ない大なます皿。
冷やし中華や汁なし担々麵などにいかがでしょう。



染付船上人物図大なます皿
(江戸幕末)
1客 税込4,180円
径約17cm・高さ約6,5cm
※完売しました。


余白に描かれた漢詩。
清風徐来 水波不興 挙酒属客 誦明月之詩
中国の詩人、政治家であった蘇軾(そしょく)が著した赤壁の賦の一節。

大自然の前では英雄も流人も関係なく儚いものだと悟り、
虚心に明月と長江の清風とを楽しみ、憂いを忘れた
という感慨を述べた名文とされています。


客人とともに舟を浮かべて赤壁の辺りで遊んでいる姿が描かれています。
酒を客人に勧めたり、名月の詩を唱えたりしているのでしょうか。
船頭の愛らしい立ち振る舞いにも心和みます。


中国磁器の影響を感じる雄大な風景が口縁部に沿って、
遠景には月の姿も描かれます。


清々しい風がゆっくりと吹く様子が水面の表現からも窺えます。


雷文をめぐらせた縁は、しっかりとした輪花の造り。


裏側は山水図です。波の表現が内側と違いますね。


一つ前にご紹介した大なます皿より深さがあります。
(左:船上人物図 右:牡丹図)


同柄のなます皿を隣に置いてみました。
大きさや雷文の有無などで雰囲気が変わりますね。



染付微塵唐草文猪口
(明治前期・東北の焼)
1客 税込3,630円
径約6,5cm・高さ約6,5cm
※無傷入荷数2客
※完売しました



素朴で味わい深い雰囲気を纏って描かれた微塵唐草文。
東北の焼き物らしい力強いタッチです。


微塵唐草文以外には、輪線が引かれるほか
全て余白を取っており思い切りの良い意匠です。


高台は蛇の目で無施釉です。




無傷の入荷は2客。①の方が少し背が高くなっています。
こうした違いがあると親しみを感じてしまいます。



染付蛸唐草文小猪口
(明治前期・東北の焼)
1客 税込4,950円
径約5cm・高さ約3,5cm
※完売しました。


手の中にすっぽり収まるサイズ感が可愛らしい。


小さな器面の中、其々違った表情を見せてくれています。
筆さばきが感じられ、おおらかさのある絵付けです。


口縁内部は二重輪線、ベタ底となっております。


小猪口は、薬味・珍味入れとして中国茶器としても使用できます。
蛸唐草文のお銚子(蓋欠け)と合わせて酒器セットに仕立ててみました。



色絵金魚図のぞき
(明治前期)
1客 税込2,420円
径約4,5cm・高さ約5cm


こちらも手のひらに収まるサイズ感です。


小さな器面に小さく納まる金魚が愛らしい。
手描きですので個体差が有ります。


周りは水草でしょうか。
金魚が発するオーラのように広がります。


金魚図のある面は2箇所。間にも葉が垂れています。


口縁部には染付の輪線と金彩が巡ります。


高台周りは細かな櫛目文。


店内ではお猪口やのぞきを並べております。
先頭とは違う柄が潜んでいるので奥までご覧下さいね。


色絵唐子図小皿
(明治前期)
1客 税込1,650円
径約11,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました


唐子図は数有れど、このように描かれるのは珍しいのではないでしょうか。
一人ひとり表情が異なり、一客で楽しい小皿です。


唐子図の間に菱型文と竹文様があり、その下に松皮菱がありますので
上はもしかすると梅の窓絵かもしれませんね。


見込みは環状松竹梅ですが、竹と松の区別が難解です。
描き方を見ると、梅の左隣が松ではないかと思われます。


裏側は唐草文が走りました。
高台内に角福の銘有り。


細かく見所の沢山ある楽しい小皿です。
一客あるだけで賑やかな食卓になりそうですね。

以上、新入荷の一部をご紹介いたしました。
最後まで吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。
次の更新は8月6日(金)となります。お楽しみに♪
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
吉祥寺へお越しの際には、是非当店へお立ち寄りくださいませ。
お問い合わせ、地方発送、買取も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
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お店の様子を日々更新しております。
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前回ご紹介した染付龍図イゲ縁小皿と同柄のなます皿と
似た柄の紙刷小皿を見つけました!

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