お知らせ


2013年3月29日金曜日

2013・3・29<新入荷>筒江窯の染付鉢ほか、古伊万里・幕末伊万里の染付の器を中心にいろいろ


皆様、こんにちは。
いつも吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
誠にありがとうございます。


春とはいえ、まだまだ冷え込む日も少なくありませんが、
吉祥寺PukuPuku西公園前店外では、
イチゴの花や草木がいのちいっぱい輝いて
スタッフ共々、皆様のお越しをお待ちいたしております。


吉祥寺PukuPuku西公園前店をはじめ、本店古美術福重、
吉祥寺PukuPuku中道通り店各店には日々新入荷のお品物が続々入荷中。
春風に誘われて、ぜひお立ち寄りくださいませ。


日々続々、お品物入荷中の吉祥寺PukuPuku西公園前店では、
お電話によるお問い合わせ、地方発送、買取も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY

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それでは、お品物のご紹介です。


吉祥寺PukuPuku西公園前店から、
本日最初に紹介するの筒江窯(つつえかま)の春寒鉢でございます。

 

染付見込みに鯉図春寒鉢
1客 6,500円
(江戸中期・筒江窯
径約16㎝・高さ約6㎝
※完売しました
古伊万里の春寒鉢、入荷しました。


高台内、二重方形枠内に「筒江」。
これは「筒江窯」の製品にのみ記された独特のものです。


現在の佐賀県武雄市山内町宮野、
黒髪山東麓の筒江集落にあったという筒江窯。
その歴史はまことに古く、
正保年間(164447年)に肥前磁器創成期の窯として知られる、
「百間窯」から移ってきた陶工らによって開かれたとも。
 肥前の多くの磁器窯が比較的短命に終わっている中にあって
明治初期の廃窯まで、実に220年にわたって操業し、
多くの磁器製品を世に送り出しました。


遥かなる時を経て、吉祥寺PukuPuku西公園前店に伝わった、
こちらの筒江窯の春寒鉢。
その見込みには愛嬌たっぷりに、人気の鯉図。


職人の手が変わると、このように鯉の表情も1客毎に異なります。


手描きによるもののお楽しみですね。


縁文様には藍の濃淡美しく、牡丹花。


外側には染付の直下に青磁釉が施されております。 


※尚、こちら、上述の完品のご用意のほかに、


1ケ所に欠けのある1客を3,300円で、
※完売しました

1ケ所の欠けから胎土にまでヒビの入ってしまった状態の1客を、
2,500円でご用意しており、金継ぎをされる方におすすめいたしております。
その他にも、吉祥寺PukuPuku西公園前店では、
金継ぎをされる方にご好評の材料を常時豊富に取り揃えております。


筒江窯の作品は厚手のものが多く、
どちらかと言えば実用重視の製品構成であったようです。


存在感のあるこちら、筒江窯の鯉図春寒鉢。
入荷数わずかとなっております。
どうかお早めに。


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染付三方に貝と梅花氷裂文
18,000円
(江戸後期
径約19,5㎝・高さ約9㎝
※完売しました
古伊万里の染付、入荷しました。


こちら、口が大きく開いた輪花型という形状の美しさと、


生地の薄さ、色、藍の透明感も見事に調和した、
古伊万里の上手ものでございます。


見込みにはオリエンタルな、神秘的な文様を配しており、
そこから広がる世界には、


江戸後期の職人による丁寧な絵付けで、
梅花氷裂文と、


貝に海草文を、
縁文様三方交互に繰り返すという構図の面白さにご注目。
海草を白抜きにするなど、
海底に潜む貝たちの様子を想像して描かれた、
職人のセンスを堪能して頂きたい逸品でございます


賑やかな表の表情とは打って変わって、
裏柄にはすっきりと、葉と唐草文


縁の立ち上がりの深い藍は、
まるで海底をイメージしているかのようにも感じます。


江戸後期を生きた職人の細やかな感性に驚きます。
アンティークのものは、
いいものを安く手に入れる方法のひとつではないでしょうか。
今つくろうとすると、とてもこの値段では出来ないものがたくさんあります。


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染付見込みに鶴三羽図盃洗
8,500円※ノミホツ有り
(幕末伊万里)
径約14,5㎝・高さ約11㎝
※完売しました
幕末伊万里の小ぶりな盃洗、入荷しました。


描かれたのは、荒磯に舞う三羽の鶴。


わが国では古来から、冬の渡り鳥である鶴を、祖霊を運ぶ鳥と考え、
北方から群れて行交う姿を「鶴来る」や「引鶴」と称して、
美しく飛ぶ光景を心を込めて歓迎しました。





日の出に照らされ輝く鶴の姿、






波の動きの線。





日本古来の伝統的な図柄の様でもありますが、

重苦しくない、伸びやかなラインには、
幕末伊万里の職人の技術とセンスの良さを感じます。

 

側面の表情もすっきり。
細かな輪花の口縁部に梅花を散らし、


こぼれ落ちる花の下もまた清楚なり。




残念ながら、こちらの口縁外部の1ケ所に小さな欠けが見られますゆえに、
お気にされない方にはお値打ち価格となっております。
あるいは金継ぎの材料にいかがですか。





苦難はあっても、それをスマートに乗り越えて、

いつも清く美しくいなければというメッセージが感じられるような、

素敵な盃洗です。





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続いてご紹介するのは明治前期の華やかな世界。



 





色絵菊図大なます皿
1客 3,300円
(明治前期)
径約17,5㎝・高さ約6㎝
※完売しました
色絵の大なます皿、入荷しました。


こちら、見込みにはアヤメか、あるいはカキツバタでしょうか。


白地を生かした、爽やかな仕上がりを構成するのは、
色絵と金彩の分量も絶妙に、菊花、竹、梅、紅葉の文様。



大なます皿は通常のなます皿より一回り大きく、
ひとつあることで食卓の雰囲気ががらっと変わる存在感のある器。
無駄なく、安定して重なる形状も◎。
これからの季節、冷たい麺類を頂くのにも重宝しそう。

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色絵見込みに大黒図小皿
1客 1,300円
(明治前期)
径約10,5㎝・高さ約1,5㎝
※完売しました
色絵小皿、入荷しました。


こちらの色絵小皿の見込みには二股大根を抱えた大黒様が、
芭蕉の葉に囲まれて微笑んでおり、
その様子は1客毎に表情を違えます。


大黒様の大好物はお餅だったそうで、
ある時、お餅をたらふくご馳走になった帰途で、
腹痛をおこしてしまいました。
川端で大根を洗っていた長者の家の雇われ人に、
「一本下さい」と頼みましたが、
は主人から大根の本数を数えて渡されているので、
あげることができず困りましたが、
大根の中にあった、二股大根の一方をかき取ってあげました。
大黒様はもらった大根で腹痛を治すことができたので、
たいそう喜ばれたそうです。
この日が12月10日だと言われており、
それから12月10日には、
二股大根を大黒さまにお供えするようになったそうです。
(※設定は諸説あり
…色絵小皿に秘められた、思いがけない昔話です。


さらに赤が印象的な縁文様には牡丹花と唐草文。
牡丹の花の色も1客毎に微妙に異なります。


窓絵には橘でしょうか。


物語性を秘めた色絵見込みに大黒図小皿。


同じく明治前期の染付みじん唐草文向付
1客 2,200円・径約8㎝・高さ約6㎝と合わせて、
カップ&ソーサーとしていかがですか。


向付を手に取ると、大黒様が現れて一興です。
おもてなしにも◎。

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以上、お品物のご紹介でした。
いつも吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。
次の更新は4月2日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。


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