お知らせ


2020年1月31日金曜日

2020・01・31<新入荷>古伊万里、幕末伊万里の器8種

こんにちは。良心価格で品揃え豊富な和骨董のお店、
吉祥寺PukuPuku西公園前店でございます。


吉祥寺PukuPukuでは新入荷のお品物が続々入荷中!!
そのどれもが普段使いに、おもてなしに、即活躍するものばかりです。



器は料理の着物と申します。
情緒のうつわとして、暮らしのうるおいにお役立てくださいませ


本日は味わい深い呉須調が愉しめる
江戸中期~幕末の器を中心にご紹介して参ります。
お電話によるお問い合わせ、地方発送、買取も随時承っておます。


コンニャク印判桐図ころ茶碗
1客 65,000円+tax
(江戸中期・くらわんか)
径約10cm・高さ約5cm
※入荷数1客


青味がかった肌に、仄かながらも深みある呉須調。
こっくりとした色合いが愛らしいくらわんか手のころ碗が
状態良く入荷してくれました。


江戸期においても稀少とされるコンニャク印判で摺られた
柔和な桐の文様。
葉脈の流れまで細かに作り込まれたふくよかな葉が
丸文の中に丁寧に印されています。


大きな丸文の横には、小さく愛らしい桐の葉が
交互に散らされます。


こちらは白い地部分を覗かせることで、小ぶりながらも
葉の仔細がはっきりと浮かび上がります。
一点ごとに風合いを変える桐の葉に、
職人の丁寧な手仕事ぶりが窺えます。


ぽってりと厚みある造りのころ碗は手触り良く、
持ち手に安心感を与えてくれます。


内部にはフリモノがございます。


緩やかな弧を含んだ優し気な丸みが特徴的。


高台内に渦巻文がございます。


高台部分に、釉剥げにより茶色く焼けた地色が
覗いている部分がございます。
複雑な表情を魅せる釉の流れが目を惹きます。


ころ茶碗の名にふさわしい、ころころとした器形に加え、
なめらかな肌触りが手肌に快く馴染みます。
心擽る優品を是非お手元でお愉しみくださいませ。




染付宝と竹図なます皿
1客 6,500円+tax
(江戸中期・くらわんか)
径約13cm・高さ約4,5cm
※完売しました


見込みにはコンニャク印判の五弁花。
灰混じりの素地が趣深い表情を魅せてくれます。


輪線を挟み、口縁部にかけては呉須調で絵付けが施されます。


淡い染付で表れるのは竹の林。
肉筆の温かみ溢れる表現が魅力的です。


そして、横に配されるのは宝文。
和やかな柄行が走ります。


四方に配された宝文様と竹林図。
余地とのバランス良く散らされた絵文様が
巧みに映えてくれます。


やや角ばった器形が特徴的です。


高台部分に焼いた際の砂の付着が見られます。


裏柄にはさらりと唐草文様が踊ります。


見込み部分にやや膨らみがございます。


とろりとした色調が趣深いくらわんかのなます皿。
絵筆の緩やかな軌跡が美しく器面を飾ってくれています。
入荷数は3客です。



染付竹と梅と雪輪図なます皿
1客 6,500円+tax
(江戸中期・くらわんか)
径約13,5cm・高さ約3cm
※入荷数2客
※在庫数1客

続いてもくらわんかなます皿のご紹介。
一転し、艶やかな発色の呉須調が特徴的です。


見込みにはコンニャク印判の五弁花。
濃淡ある釉の溜りに注目です。


愛らしく描かれるのは雪輪文様。
濃い筆致で力強く描写される雪輪は生き生きとした
風合いです。


雪の降る上には梅と竹が並びます。
うねる幹のしなりを小気味よく描き上げ、雪輪の円形と相まって
リズム感が生まれていますね。


全体に可愛らしい絵付けが施され、賑やかな仕上がりです。


やや浅めのなます皿です。
透け感のある鮮やかな藍が遠目からもはっきりと
目を潤してくれます。


高台内に銘有り、しゅっと絵筆が走らせてあります。


ぽってりとした側面には唐草文様が流れます。


こちらも高台部分に釉の剥げがあり、素朴な味わいを
ご覧いただけます。


2客揃っての入荷となりました。
個々に異なる絵付けの風合い、是非それぞれの
魅力をご堪能下さい。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422‐27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com
アンティークのものはいいものを安く手に入れる
方法のひとつではないでしょうか。
今つくろうとするととてもこの値段では出来ないものがたくさんあります。
工程のどのひとつを見ても心がこもっております。


紙刷粟と鶉図猪口
1客 45,000円+tax
(江戸中期)
径約7,5cm・高さ約6cm
※入荷数1客
※完売しました

文様表現に型紙摺りが用いられた珍しい猪口のご紹介です。
青味掛かった素地にしっとりと染みる呉須調は、
全体に掠れや滲みが表れ、奥深い印象に仕上がっています。


側面は上下に区分けされ、
下部には型紙摺りの幾何学文様がぐるりと施されます。

江戸中期、上等な伊万里の染付に対して
型紙摺りによる安価な大量生産の器の需要が急増。
しかしながら型紙の細かい造りには大変手間がかかり、
大量生産の安価な器を実現するには至らなかったようです。

手描きの染付に比べて生産数の少ない古印判の器は、
明治以降の印判に比べると、高価で貴重なものになっています。


正面に寄り添うのは二羽の鶉。
丸々とした愛らしい身体、小さなくちばしなど
じっくりと眺めるとその愛らしさが伝わってきます。


左右に描かれたのは粟でしょうか。
滑らかな筆致により、しなやかな佇まいが描き出されています。


裏面にも粟が植えられ、
ぼんやりとした姿ながら藍の濃淡が美しさを発揮します。


内側は白無地で、部分的に染料の飛びなどが見られます。


大きく歪んだ縁に、古い物ならではの大らかさを感じます。
平らなところに置いた際、カタカタと揺れがございます。


高台はやや上げ底の造りで、輪線が引かれます。


古印判猪口という稀少性はさることながら、
古典的な粟鶉図とモダンな幾何学文の対比による
目を飽きさせない洒落た柄行きも魅力です。
1客のみの入荷ですので、お問い合わせはお早めにどうぞ!



染付紅葉図筒茶碗
1客 19,000円+tax
(江戸中期)
径約7cm・高さ約5,5cm
※入荷数1客
※完売しました


くすんだ素地に暗めの呉須が堂々と映え、
安定感のある形状も相まって落ち着きのある雰囲気です。


三方に菱型の窓を配し、その中に軽やかに浮かぶのは紅葉。


菱窓の重なる部分には格子文を描き込み、
全体を引き締めるアクセントになっています。

 

見込みはコンニャク印判の儚なげな五弁花。
口縁部は勢いある筆遣いで四方襷文が巡ります。


きりりと角ばった腰に小ぶりな高台、
高台脇にはさらりと流れるような文様で装います。


日常に溶け込む朴訥な絵柄、手納まりの良いサイズ感。
お茶やお酒にも、おつまみやお惣菜の小鉢にも、
さまざまにお愉しみ頂ける懐の深い器です。



染付鬼灯図猪口
1客 7,000円+tax
(江戸中期)
径約7,5cm・高さ約5,5cm
※ノミホツ有り
※入荷数1客
※完売しました

澄んだ素地に瑞々しい染付の発色が目に心地良く、
余白を生かしつつ配置された文様が印象的です。


描かれたのは鬼灯(ほおずき)。
ころころとした実がなんとも言えぬ可愛らしさです。


薄ダミで色付けた柔らかな絵付けに心癒されます。


口縁部は比較的薄い造りです。
内側は白無地、見込みにフリモノがございます。


高台はベタ底。


一か所にノミホツ(極僅かなカケ)がございます。



染付二方に水仙図猪口
1客 7,500円+tax
(江戸後期)
径約8,5cm・高さ約6,5cm
※完売致しました。


三方の割絵に映し出された水仙は、
すっと伸びる葉の先に小さな花が咲き、凛とした雰囲気。






水仙の間には大胆な幾何学文が主張し、
深みのある藍色が独特な存在感を生んでいます。



裾には櫛文様を描き、重厚感を演出します。


口縁部の四方襷文は、全体的に滲んだ仕上がり。
見込みは二重の輪線の中を五弁花で飾ります。


高台は蛇の目の造りです。


やや大ぶりで厚手の器形は普段使いにもしやすく、
どっしりと存在感ある佇まいは、土ものとも相性が良さそうです。



染付雲と壽文字図猪口
1客 7,000円+tax
(江戸幕末)
径約7,5cm・高さ約6cm
※ノミホツ有り


側面五方に並ぶ壽文字の丸文。
その合間、上下にのびのびと広がるのは雲でしょうか。
等間隔に配置された不思議な文様は、異国情緒を感じさせます。


見込みは昆虫文、口縁は鉄釉でシンプルな文様をまとめます。


高台は蛇の目高台です。


入荷した5客全てノミホツがございますので、
お値段に反映しております。

以上、新入荷の一部をご紹介いたしました。
最後まで吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
誠にありがとうございます。
次の更新は2月4日(火)となります。お楽しみに♪
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
吉祥寺へお越しの際には、是非当店へお立ち寄りくださいませ。
お電話によるお問い合わせ、地方発送も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com

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こちらのブログと合わせてお楽しみ下さいませ。
暖かくなったと思ったら急にまた寒くなり、
今日は金魚たちもじっとしています。。

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