お知らせ


2011年12月30日金曜日

<お知らせ>年末年始の営業日と催事の参加


皆さまこんにちは。とうとう今年最後の更新となりました。吉祥寺は朝からお正月の買い出しで、駅周辺は大変な賑わいです。今日はちょっと風が強いようですが……。

<年末年始の営業日>
 12月31日から1月4日まで休業いたします。

……前回ブログでもお伝えいたしましたが、吉祥寺PukuPukuは西公園前店、中道通り店ともに年末年始のお休みをいただきます。恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
年明けの5日から、新たにお品物をご用意しておりますので、ぜひ皆さま初買いに足をお運びくださいませ。


<骨董ジャンボリー参加のお知らせ>
2012年1月6日、7日、8日 10:00~17:00
東京ビックサイト東1ホール
※入場券1,000円(2日間有効)
 (6日はアーリーバイヤーズディのため3,000円)

年明け早々ではありますが、今回も骨董ジャンボリーに参加いたします!(上は今年7月開催時の写真です)
全国から500の業者さんが集まる骨董のお祭り、骨董ジャンボリー。和骨董、洋骨董、玩具など一日いても見きれないほどの規模です。
ブースはB14「古美術福重」で参加しております。吉祥寺や、本店国分寺でお出ししなかったものなどもございますので、ぜひお立ち寄りください。

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今回のブログはお知らせのみで失礼いたします。
上は今までご紹介いたしました器から、来年の干支・辰=龍の絵柄のものを……。そば猪口(5,500円 江戸幕末、径約7.5cm・高さ約6cm)は11月4日、蓋付き碗(3,300円、江戸幕末 径約14cm・高さ約11.5cm)は11月22日のブログに詳しくご紹介しております。


2010年9月に初めて皆さまのお目にかかった吉祥寺PukuPukuも、今年は新店舗・中道通り店OPENとまた大きな転機を迎えました。2012年はどんな年になりますでしょうか……。
良い器との出会いがありますよう、吉祥寺PukuPukuスタッフ一同、また来年も頑張ってまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
新年最初の更新は、1月6日金曜日を予定しております。


どうぞ皆さま、良い新年をお迎えください!

2011年12月27日火曜日

<新入荷>染付かえる図小皿・銅印判片身変わりの魚群図四寸皿・オウム図五寸皿・染付さぎ図九寸皿・染付さぎ二匹図なます皿・染付うさぎ図なます皿

 
今年もいよいよ押し迫ってまいりました。
吉祥寺、中道通り商店街でも新年を迎える準備でお忙しくされている方を多くお見かけします。一年が経つのは、本当にあっという間ですね。
寒さもますます厳しいですが、今朝も西公園では青空の下、子供たちが元気に遊ぶ姿が見られました。


それでは今回も新入荷のお品物をご紹介いたします!  


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・染付かえる図小皿 1,500円
(明治後期~大正) 
径約11.5cm・高さ約2cm
※完売しました


まずは柳の木の下になんとも愛らしくかえるが描かれた小皿をご紹介します。


明治後期から大正頃の京焼か、あるいは瀬戸焼かと思われます。




かえるは『無事帰る』『福かえる』などということから、日本では縁起物のシンボルとされてきました。

バリでは雨をもたらす神様の使者として雨乞いの象徴とされ、南米では幸運(特に金運)を招くものと考えられているようです。

またかえるは一度にたくさんの卵を産むので、子宝・豊穣・成功運のシンボルでもあります。


染付の手描きによるものですので、一点一点、かえるの大きさや動きが微妙に異なるところがまた面白いです。


裏面は角福に雷文と雲でしょうか、描きこみがございます。 

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・銅印判片身変わりの魚群図四寸皿 1,300円 
(明治後期~大正) 
径約13.5cm・高さ約2cm
※完売しました


明治後期から大正の銅印判の皿では珍しい片身変わりの絵柄です。


魚群と水紋が縞状に配され、さらに変化を付けながら切り取られております。




中央やや左下に桐と唐草が、右下に鳳凰と唐草が、絶妙の位置に配置されておりますので、どんなお料理を盛って頂いても、程よく文様が見え隠れします。
お正月、おせちの取り皿にいかがでしょうか。
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・オウム図五寸皿 1,300円 
(大正) 
径約16cm・高さ約3cm
※完売しました


オウムの絵柄のものは珍しいのではないでしょうか。

オウムが日本に輸入されたのはかなり古く、記録に残っている最古のものは647年(大化3年)に新羅から献上されており、その後もたびたび輸入され、江戸時代に入ってからは、将軍、大名家で飼育され、庶民の見せ物小屋などでもみられるようになったといいます。


エキゾチックな雰囲気です。




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・染付さぎ図九寸皿  9,500円
(江戸幕末) 
径約27.5cm・高さ約4.5cm
※完売しました

引き続き、鳥つながりということで、さぎの文様の九寸皿です。


使って頂いても、飾って頂いても、重宝する大きさです。


ダミの美しさに思わず目を引かれるお品物です。


さぎは繁殖期には頭の羽毛が後方に長く伸びます。

4 月から 8 月頃がさぎの繁殖期ですので、このさぎは幕末の時代のその頃に、名もなき絵付け職人の脳裏に何気なく記憶され、描かれたものと思われます。


裏面には上手のものとして目を立てて焼成された跡がしっかりとございます。

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・染付さぎ二匹図なます皿  2,500円
(江戸幕末) 
径約13.5cm・高さ約3cm
※完売しました 


続きましてこちらもさぎ図ですが、趣きが異なり、モダンな印象です。




さぎは水辺の鳥のせいか、芦、蓮、柳、沢瀉などとともに描かれることが多いのですが、こちらに描かれた柳は脇役のようでいて、大胆なアクセントを加えております。




シンプルな構図の中、仲良く二羽が餌を探す様子に動きが感じられます。


  
裏側面に3カ所、上部写真のような描き込みがございます。


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・染付うさぎ図なます皿(見込みに少し甘手有り) 
五枚セット 60,000円
(江戸幕末) 
径約15cm・高さ約5cm

※完売しました



なます皿つながりで、最後に兎年の本年を締めくくるにふさわしいお品物をご紹介します。



うさぎは中国では古くから表され、波の上をはねるうさぎを描いた文様は、わが国では十七世紀後半以降に多く、謡曲・竹生島を意匠化したものか、あるいは因幡の白うさぎの神話にもとづく文様かと諸説あるようです。

見込みの白く抜かれた部分が満月であるかのように見えるのは私だけでしょうか。
なんとも瀟洒です。


うさぎは『飛び跳ねる=飛躍』、『子沢山=豊穣』、『長い耳=良く聞き福を集める』という連想から、出世運や財運を招くとされてきました。

また昔からうさぎは月からの使者や、神様の使いとされ、『ツキを招く』と好まれてきました。

こちら、まさにツキを招いてくれそうな文様です。



残念ながら、全て、見込みを中心に少し甘手、ふりものが見られます。

その中でも状態の良いものを五枚セットにしてあります。


裏側面に雲でしょうか、8カ所、描き込みがございます。


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以上、お品物のご紹介でした。

 (吉祥寺PukuPuku 西公園前店)

(吉祥寺PukuPuku 中道通り店)

ブログの更新も次回で今年度最終となります。
いつもご覧になっていただいている皆様、ありがとうございます。
次の更新は30日、火曜日となります。

吉祥寺PukuPukuは西公園前店・中道通り店ともに、年内は30日まで、新年は5日から、営業いたします!
また、明日、水曜日は定休日ですが、臨時営業いたします!
よろしくお願いします!

2011年12月23日金曜日

<新入荷>染付草花図銘々小皿・染付龍と鳳凰図鉢・銅印判鳳凰図五寸皿


今年もあと僅かとなり、師走の三連休の初日の吉祥寺の街も日中は多くの人出で、にぎわっておりましたが、夕方になり寒さも厳しくなると、中道通りの人通りも少なくなってまいりました。
寒さも日増しに厳しくなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

早速ですが、今回も新入荷のお品物をご紹介いたします! 


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・染付草花図銘々小皿 二十枚セット 2ケ、小キズ有 65,000円
(明治前期) 共箱付き
径約11cm・高さ約2cm


まずは一枚ずつ絵柄違いの京焼の銘々小皿をご紹介します。


オーナーによると、関西方面の市場でしか出て来ないようなものだそうです。
絵付けはしっかりとした手描きによるもので、呉須の色も上品です。


裏側は下がり藤の染付に家紋でしょうか、矢羽の交差紋が描かれております。
また、高台内に作名を記す書付があります。
表面は二十客銘々ですが、裏側は全てこの様式です。


また、磁器で銘々の絵変わりはめずらしいとのことです。
こちらは蓼の花でしょうか。


こちらは丁度今の季節の花、小菊の図柄です。


こちらは芍薬でしょうか。
本当に二十枚、銘々の図柄の小皿たちを見ておりますと植物図鑑を見ているようです。
ちょっと伊藤若冲を想像してしまうのは私だけでしょうか。
  

共箱には二枚重ねで十か所収納するような区切りになっており、明治九年の年号が示されております。






残念ながら、二十枚のうち、一枚にノミホツ、一枚に二センチのニュウがありますが、残りの十八枚は無傷です。

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・染付龍と鳳凰図鉢 15,000円
(江戸幕末) 
径約22cm・高さ約10cm
※完売しました

来年の干支、龍の絵柄のもので新年をお迎えになってはいかがでしょうか。




やや薄手で輪花縁になった凝ったつくりです。
大きさも色々な用途に、使い易い大きさです。
お正月の筑前煮などの盛り鉢にいかがでしょうか。


なんともユーモラスなかわいらしい水龍です。


最初見たときにふくら雀かと思いました。
しっぽがあるので鳳凰ですね。

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・銅印判鳳凰図五寸皿 700円
(明治後期~大正) 
径約16cm・高さ約2cm
※完売しました

鳳凰つながりでもう一点、ご紹介します。
明治後期から大正の瀬戸焼と思われる上品な銅印判の五寸皿です。



見込みに鳳凰とその周囲に花の唐草があしらわれた洋風にも思える図柄です。
大きさも手ごろですので、クリスマスケーキの取り皿としてもおすすめだと思います。 
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以上、お品物のご紹介でした。


本当に本日は寒く、日中もあまり気温が上がらない中、たくさんのお客様にご来店いただきありがとうございました。
今年も残り一週間となりましたが、先月には3店舗目の開店もあり、ほんとうにあっという間の一年でした。今年のブログの更新も残り2回となりましたが、いつもご覧になっていただいている皆様、ありがとうございます。
次の更新は27日、来週火曜日となります。

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