今年もいよいよ押し迫ってまいりました。
吉祥寺、中道通り商店街でも新年を迎える準備でお忙しくされている方を多くお見かけします。一年が経つのは、本当にあっという間ですね。
寒さもますます厳しいですが、今朝も西公園では青空の下、子供たちが元気に遊ぶ姿が見られました。
それでは今回も新入荷のお品物をご紹介いたします!
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・染付かえる図小皿 1,500円
(明治後期~大正) 径約11.5cm・高さ約2cm
※完売しました
まずは柳の木の下になんとも愛らしくかえるが描かれた小皿をご紹介します。
明治後期から大正頃の京焼か、あるいは瀬戸焼かと思われます。
かえるは『無事帰る』『福かえる』などということから、日本では縁起物のシンボルとされてきました。
バリでは雨をもたらす神様の使者として雨乞いの象徴とされ、南米では幸運(特に金運)を招くものと考えられているようです。
またかえるは一度にたくさんの卵を産むので、子宝・豊穣・成功運のシンボルでもあります。
裏面は角福に雷文と雲でしょうか、描きこみがございます。
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・銅印判片身変わりの魚群図四寸皿 1,300円
(明治後期~大正)
径約13.5cm・高さ約2cm※完売しました
明治後期から大正の銅印判の皿では珍しい片身変わりの絵柄です。
魚群と水紋が縞状に配され、さらに変化を付けながら切り取られております。
中央やや左下に桐と唐草が、右下に鳳凰と唐草が、絶妙の位置に配置されておりますので、どんなお料理を盛って頂いても、程よく文様が見え隠れします。
お正月、おせちの取り皿にいかがでしょうか。
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・オウム図五寸皿 1,300円
(大正)
径約16cm・高さ約3cm※完売しました
オウムの絵柄のものは珍しいのではないでしょうか。
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・染付さぎ図九寸皿 9,500円
(江戸幕末) 径約27.5cm・高さ約4.5cm
※完売しました
引き続き、鳥つながりということで、さぎの文様の九寸皿です。
使って頂いても、飾って頂いても、重宝する大きさです。
ダミの美しさに思わず目を引かれるお品物です。
さぎは繁殖期には頭の羽毛が後方に長く伸びます。
4 月から 8 月頃がさぎの繁殖期ですので、このさぎは幕末の時代のその頃に、名もなき絵付け職人の脳裏に何気なく記憶され、描かれたものと思われます。
裏面には上手のものとして目を立てて焼成された跡がしっかりとございます。
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・染付さぎ二匹図なます皿 2,500円
(江戸幕末) 径約13.5cm・高さ約3cm
※完売しました
続きましてこちらもさぎ図ですが、趣きが異なり、モダンな印象です。
さぎは水辺の鳥のせいか、芦、蓮、柳、沢瀉などとともに描かれることが多いのですが、こちらに描かれた柳は脇役のようでいて、大胆なアクセントを加えております。
シンプルな構図の中、仲良く二羽が餌を探す様子に動きが感じられます。
裏側面に3カ所、上部写真のような描き込みがございます。
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・染付うさぎ図なます皿(見込みに少し甘手有り)
五枚セット 60,000円
(江戸幕末) 径約15cm・高さ約5cm
※完売しました
なます皿つながりで、最後に兎年の本年を締めくくるにふさわしいお品物をご紹介します。
うさぎは中国では古くから表され、波の上をはねるうさぎを描いた文様は、わが国では十七世紀後半以降に多く、謡曲・竹生島を意匠化したものか、あるいは因幡の白うさぎの神話にもとづく文様かと諸説あるようです。
見込みの白く抜かれた部分が満月であるかのように見えるのは私だけでしょうか。
なんとも瀟洒です。
うさぎは『飛び跳ねる=飛躍』、『子沢山=豊穣』、『長い耳=良く聞き福を集める』という連想から、出世運や財運を招くとされてきました。
また昔からうさぎは月からの使者や、神様の使いとされ、『ツキを招く』と好まれてきました。
こちら、まさにツキを招いてくれそうな文様です。
残念ながら、全て、見込みを中心に少し甘手、ふりものが見られます。
その中でも状態の良いものを五枚セットにしてあります。
裏側面に雲でしょうか、8カ所、描き込みがございます。
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以上、お品物のご紹介でした。
(吉祥寺PukuPuku 西公園前店)
(吉祥寺PukuPuku 中道通り店)
ブログの更新も次回で今年度最終となります。
いつもご覧になっていただいている皆様、ありがとうございます。
次の更新は30日、火曜日となります。
吉祥寺PukuPukuは西公園前店・中道通り店ともに、年内は30日まで、新年は5日から、営業いたします!
また、明日、水曜日は定休日ですが、臨時営業いたします!
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