今年もあと僅かとなり、師走の三連休の初日の吉祥寺の街も日中は多くの人出で、にぎわっておりましたが、夕方になり寒さも厳しくなると、中道通りの人通りも少なくなってまいりました。
寒さも日増しに厳しくなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
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・染付草花図銘々小皿 二十枚セット 2ケ、小キズ有 65,000円
(明治前期) 共箱付き径約11cm・高さ約2cm
まずは一枚ずつ絵柄違いの京焼の銘々小皿をご紹介します。
オーナーによると、関西方面の市場でしか出て来ないようなものだそうです。
絵付けはしっかりとした手描きによるもので、呉須の色も上品です。
裏側は下がり藤の染付に家紋でしょうか、矢羽の交差紋が描かれております。
また、高台内に作名を記す書付があります。
表面は二十客銘々ですが、裏側は全てこの様式です。
また、磁器で銘々の絵変わりはめずらしいとのことです。
こちらは蓼の花でしょうか。
こちらは丁度今の季節の花、小菊の図柄です。
こちらは芍薬でしょうか。
本当に二十枚、銘々の図柄の小皿たちを見ておりますと植物図鑑を見ているようです。
ちょっと伊藤若冲を想像してしまうのは私だけでしょうか。
共箱には二枚重ねで十か所収納するような区切りになっており、明治九年の年号が示されております。
残念ながら、二十枚のうち、一枚にノミホツ、一枚に二センチのニュウがありますが、残りの十八枚は無傷です。
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・染付龍と鳳凰図鉢 15,000円
(江戸幕末) 径約22cm・高さ約10cm
※完売しました
来年の干支、龍の絵柄のもので新年をお迎えになってはいかがでしょうか。
やや薄手で輪花縁になった凝ったつくりです。
大きさも色々な用途に、使い易い大きさです。
お正月の筑前煮などの盛り鉢にいかがでしょうか。
なんともユーモラスなかわいらしい水龍です。
最初見たときにふくら雀かと思いました。
しっぽがあるので鳳凰ですね。
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・銅印判鳳凰図五寸皿 700円
(明治後期~大正) 径約16cm・高さ約2cm
※完売しました
鳳凰つながりでもう一点、ご紹介します。
明治後期から大正の瀬戸焼と思われる上品な銅印判の五寸皿です。
見込みに鳳凰とその周囲に花の唐草があしらわれた洋風にも思える図柄です。
大きさも手ごろですので、クリスマスケーキの取り皿としてもおすすめだと思います。
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以上、お品物のご紹介でした。
本当に本日は寒く、日中もあまり気温が上がらない中、たくさんのお客様にご来店いただきありがとうございました。
今年も残り一週間となりましたが、先月には3店舗目の開店もあり、ほんとうにあっという間の一年でした。今年のブログの更新も残り2回となりましたが、いつもご覧になっていただいている皆様、ありがとうございます。
次の更新は27日、来週火曜日となります。
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