お知らせ


2011年4月18日月曜日

<新入荷>六歌仙の蓋付飯碗

土日にご来店下さいましたお客様、どうもありがとうございました!
先週もお花見で混みあった吉祥寺でしたが、この土日も中道通りの往来が多く、当店にもたくさんのお客様にお立ち寄り頂きました。

じっくり時間をとれずにお帰りになったお客様には、申し訳ございませんでした。

うってかわって今日の中道通りはゆったりと時間が流れています。


桜の盛りも終盤、芽吹く武蔵野のみどりが目に優しく感じられます。
色とりどりのお花も素敵ですが、新緑のみどりもヴァリエーション豊かで、
すがすがしいこの季節をより楽しませてくれます。

上は向かいの西公園のカエデの新芽です。
秋の紅く染まったのも素敵ですが、春の初々しい葉も良いですね。

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さて、新入荷のものもふくめた商品の紹介です。


・六歌仙 染付蓋茶碗 (幕末 径約11cm 高約10cm・1500円)
※完売しました

新入荷のものです。
小野小町、僧正遍昭、在原業平など平安時代の6人の歌人
=六歌仙の名前とその歌が文字で描き込まれているお茶碗です。
六歌仙が絵柄になっているのはよくあるのですが、
文字だけ、なのはとても珍しいです。


見込みには月に向かって駆ける馬上の人が!


達筆です!
やや中央の 小野小町 が見えますでしょうか?歌は
「色見えで 移ろふものは 
世の中の 人の心の 花にぞありける」
……花なら色が変わるのが目に見えるけど、色に見えないで変わるのは、
世の中の人の心という花だったのですね。
と、人の心の変わりやすさを、花の色の変化になぞらえて詠んだもの。
うーん、心変わりはいつの時代も悲しいものです。


蓋の見込みもお揃いです。
長くたれ下がったような瓔珞も素敵ですね。

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・御所車図 銅印判角皿 
(明治後期~大正 縦約12cm 横約18cm 高約2cm・900円)
※完売しました

葉書ほどの大きさの画面に牡丹が咲き、蝶が飛ぶ、
御所車をあしらった紋様の角皿です。
色合いがさっぱりとしていて、お刺身や串物を載せたりと、使い勝手がとても良いです。調味料置き、ペン皿にも使用して頂けます。


「ぺたん」と平べったく、テーブルの上で落ち着いてくれます。


蝶の羽根と胴の濃淡がはっきりしていますね。牡丹の葉と花も同じく。 
一瞬「手描き?」と思ってしまうほど、繊細な仕上がりです。

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・青磁 陽刻小皿(菊花・帆掛け船) 
(大正~昭和戦前 縦約5cm 横約7.5cm 高2cm・300円)
※完売しました

青磁の色が美しい、さわやかな小皿です。
薬味やお醤油を入れて食卓の上で活躍するのはもちろん、
ピアス、指輪など小物入れにしても素敵です。


  同じ青磁でも、奥(帆掛け船図)のほうが緑が強いですね。
新緑のみどりに見立てて、テーブルに添えてみても面白いです。


4.5×7cmの小さな世界でも、立派な帆掛け船です!
荒波の上を、風をはらんで進んで行く……




以上、商品のご紹介でした。


気温も暖かく、外歩きの楽しい季節になってまいりました。
日も長くなり、夕方の朧月に心なごみます。
皆様も春の陽気を楽しんでくださいませ。

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