皆さまいかがお過ごしでしょうか?今月最後のブログとなりました。9月はお祭りあり、連休あり、台風あり、と何かとあわただしい日が続きましたね。
今日は日差しもしっかり、向かいの公園では朝、草刈りをしていました。夏草の時期が終わり、秋の草花がすくすく育って目を楽しませてくれそうです。アゲハを見ると夏、を感じるのですが、錦秋の木の葉を思わせるツマグロヒョウモンがひらひらと舞っていました。この蝶の子どもが、さなぎになって越冬するんでしょうか……。
さて、前回お知らせしましたが、今回は色絵のお品物が多数入荷しております。同モチーフでなます皿や七寸皿などを揃える「通りもの」が今回三種類入ってまいりました。点数が多めにご用意できたものもありますので、これからの時期、お客様のときなどに活躍してくれそうです。
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色絵通りもの 三方窓絵に梅図 (明治前期)
上から、
七寸皿(4,500円 径約22cm・高さ約3.5cm)※完売しました
大なます(4,500円 径約17.5cm・高さ約6.5cm)※完売しました
なます皿(3,300円 径約15.5cm・高さ約5.5cm)※完売しました
蓋付き飯碗(1,500円 径約10cm・高さ約10cm)※完売しました
まずはこちらから。
やわらかな色合い、梅の絵柄で七寸皿、大なます、なます皿、蓋付き飯碗と、
4アイテムが揃っています。
明治前期としましたが、オーナー曰く「江戸あるかも」とのこと。
上が春寒鉢、とも言われる大なます、
下がスタンダードな大きさのなます皿です。
大なますはシチュー、スープ皿の代わりなど、
温かいものが美味しい秋冬に重宝します。
お客様からも「ありませんか?」とお声を頂くのですが、
なかなか入荷ができず……。
今回は多めの点数でご用意できました!
こちらはひとまわり小さいなます皿です。
こちらもお鍋の取り分けに使いやすい!
外側には、青と赤の地に金彩で巻物が。
赤と金の組み合わさった唐草文も華やかです。
高台の銘はおなじみの「太明年製」。
金彩もすれが少なく、よく残っています。
赤の丸々とした梅が可愛らしいですね。
染付の絵付けも精緻ですね。松竹梅、のお約束どおり松と竹が控えています。
白磁の上にうっすら霞のような黄色がかかっています。
見込みの花の曲線とあいまって優しげです。
色絵の華やかさを存分に楽しんでいただける七寸皿。
絵柄が凝縮された蓋付き飯碗とあわせてお使い頂きたいです。
通りものですので、絵柄の構成はなます皿と全く一緒です。
平たくなっている分、華やかさが増していますね。
緑、赤、染付の藍、とそれぞれの色がバランス良くまとまっています。
高台の線描きが良いアクセントになっています。
青と赤の上の巻物も健在です。
お肉やお魚などのメインディッシュ、少しずつオードヴルを盛り付けても、
素敵な七寸皿です。
こちらは蓋付きの飯茶碗です。1,500円とお買い得ながら、
絵付けの細やかさも堪能できます。
なます皿、七寸皿と同じモチーフですが、白地の部分が減ったため、
よりこってり感が出ています。
縁の線描き部分もくっきりと良い上がりです。
こちらは本体の見込みですが、蓋も同様のつくりになっています。
高台まわりの蓮弁文もしっかりしてますね。
蒸し物、炊き合わせなども高く盛り付けて、豪華に見せてくれそう。
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色絵通りもの 唐子・見込みに石畳図 (明治前期)
上から なます皿(3,300円 径約15cm・高さ約4.5cm)
七寸皿(4,500円 径約21.5cm・高さ約4cm)
※完売しました
ちょっと珍しい絵付けの2点。唐子も面白いですが、見込みの石畳もひねりが効いています。
こちらはなます皿。縁の白さが染付の藍と良いコントラストを出しています。
後ろはぼってりとした赤と藍で草花が。
ひょうたんを抱えた唐子がいます。
足元のは小判?上の煙のような白い線のせいか、
焼き芋を拾おうとしているように見えてしまいます……。
赤がバックの唐子とは対照的に、余白を活かした梅とかきつばた?です。
見込みの石畳図は、ねじったように少しずれています。
なんとも洒落た意匠です。
七寸皿です。絵柄がダイナミックなので、もっと大きいように見えますね。
輪花の縁取りがきれいです。安定感のあるお皿です。
こちらもなます皿と同じ絵柄の裏側。
唐子の部分、余白を活かした梅の部分、ひねりの効いた見込みと、
なんとも見どころの多い器です。
こちらもオーナー曰く明治前期よりもう少し古いかも、とのことでした。
点数は他の通りものより少なめですので、気になる方はお早目に……。
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・色絵通りもの 三方に花と桜木図 (明治前期)
上から、
蓋付き蒸茶碗(1,500円 径約14cm・高さ約10cm)
7寸皿(3,800円 径約22cm・高さ約4.5cm)
蓋付き飯茶碗(1,500円 径約12cm・高さ約9cm)
※すべて完売しました
最後の通りものです。
七寸皿とお碗が2種ございます。
金彩の格子が効いた図柄です。日本の絵付け独特の菱型の角度。
藍の色は黒に近い濃いめの色。ローストビーフやチキンなど、
お肉料理と相性が良さそうです。
金襴の屏風を思い起こさせる豪華な桜。金彩にすれがなく、
とっても良い状態です。
金彩の線が均一なのがお分かり頂けますでしょうか?
職人さんの腕に感服してしまいます。
見込みは松竹梅。いつもの丸紋ふうのものより豪華です。
松も花びらみたいですね。
こちらは蓋付き碗二種。
左奥が蒸し物などに便利な薬茶碗、右がご飯茶碗です。
薬茶碗の蓋は本体にかぶさるように、
ご飯茶碗の蓋は内側に入り込むようになっています。
蓋の絵柄は七寸皿と全く一緒ですね。
本体、高台まわりのつくりも共通です。
薬茶碗の内側は真っ白、ご飯茶碗は見込みに絵柄が入っています。
蓋も同じく。
上が薬茶碗、下がご飯茶碗なのですが……。
大きさはひとまわりほど違います。
桜の絵付けは、七寸皿よりお花が少なめですね。
こちらはそれぞれ点数多めのご用意です。
お料理屋さんにぜひおすすめのお品物です。
以上、商品のご紹介でした。
ふさふさとしたエノコログサ。猫のしっぽ、猫じゃらしとも呼びますよね。
他にも穂のようなお花をつけたものがたくさん。秋らしい草むらです。
朝晩と昼の寒暖の差が激しく、体調を崩しやすい時期です。
皆さまどうぞお体に気をつけて。
次回ブログの更新は10月3日月曜を予定しております。
10月最初の更新です。それではまた。
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