お知らせ


2011年9月8日木曜日

おかげさまで一周年!


皆さまこんにちは。秋らしい風の吹く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?


おかげさまで吉祥寺PukuPukuは昨日の9月7日で開店一周年を迎えることができました!これもひとえにご来店下さる皆さま、ブログをご覧の皆さまのおかげです。本当にどうもありがとうございます。
これからも楽しんでいただけますよう、スタッフ一同頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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さて、商品のご紹介です。今回は少し秋らしさ、を意識してお品物をご紹介しようと思います。

・みじん唐草 紙刷印判なます皿 五客組 9,000円 
(明治前期 径約16cm・高さ約5cm)
※完売しました


何かと重宝する、紙刷印判のなます皿を五客組でご用意いたしました。
別に同じものをバラでもお売りしているので、ご家族人数に合わせてのご購入もおすすめです。


なます皿は店頭でも人気で、「ためしに1枚買ってみたけど、使いやすいから家族の分も貰おうと思ったの~」というお声をよくいただきます。
おかずを盛るのはもちろん、スープや鍋物、デザートなど取り分け用に大活躍してくれますし、重ねやすいので収納も安心です。


 お料理映えする濃い青。白とのコントラストが清潔感を増します。
和食だけでなく、洋食、中華など食材の色がはっきりしたものとも相性が良いです。


通常のなます皿より、約1cmほど径が大きめです。


 裏の白地に青のラインも好ましいですね。
高台もしっかりしていて安定感のある器です。


縁の白もしっかり残されています。つやのある肌ですね。


みじん唐草もむらが少なく、くっきりと入っています。


外の瓔珞(ようらく)文による縁取りもレースのようですね。


オーナー曰く、「瓔珞文で縁取られたなます皿は上手が多い」のだとか。
みじん唐草のなます皿はほかにもお取扱いしていますが、確かにこちらのなます皿は非常にきれいな仕上がりです。 


みじん唐草はよく用いられた図柄ですので、なます皿以外にもそば猪口やご飯茶碗なども出てきます。みじん唐草だけでのテーブルセッティングも不可能ではありません。

上は同じく明治前期の頃の「のぞき」と一緒に。(径約4cm・高さ約5cm・1,000円)
盃、ショットグラス代わりにお酒を楽しんではいかがでしょう?

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・鉄釉 染付徳利 1,800円 
(明治後期~大正 径約7cm・高さ約15cm)
※完売しました

上で酒器のおすすめも致しましたので、これからの季節、熱燗が楽しみになるとっくりのご紹介です。

「とっくり」の語源は「とくりとくり」と音を出すこと、韓国語で「トックール(=酒瓶)」からきているなど諸説あるようですが、当て字で「徳利、徳久利」と書き、なんともおめでたいですね。

こちらの徳利は染付の絵付けも、鉄釉部分の絵付けも美しく、存在感があります。絵付け部分は珍しく銀彩が施されています。
おそらく九谷焼と思われますが、おなじみの金彩と細密画の世界のものとは違った、繊細さを感じさせます。


底には「大日本永楽造」とあります。
永楽と言えば京焼の名工を輩出した永楽一族がいます。特に明治期に活躍した永楽和全(1823~1896)は、久谷へ指導にも行っています。
「永楽」の銘が入ったものは非常に多いので、こちらが永楽の作陶とは断定できませんが、ハイセンスなデザインです。


 染付の上部分は、くっきりとした花唐草が。青の地が白い花を引き立てます。


底の蓮弁(れんべん)文もくっきり。メリハリがありますね。

 
 

鉄釉部分を連写してみました。
均等に鉄釉を施した後、細密に銀彩で松原図を描いています。 波や飛んでいく水鳥の線は爪でひっかいたような細かさです。


おまけ、ではないのですが面白いお品が入っているのでこちらもご紹介を。
徳利のフタ、です。


・徳利のフタ 100円
(大正~昭和戦前 径約3cm・高さ約2.5cm)
※完売しました

口が半径2.5cm位の徳利なら、大体大丈夫そうです。
染付のラインもすっきりとしていて、どんな徳利とも好相性。熱燗の保温や、徳利を置きっぱなしにしているとほこりが入りそうで気になる、という方にもおすすめ。
お料理屋さんにも、プレゼントにいかがでしょう?


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・萩図 色絵長角皿 300円 
(大正~昭和戦前 径約16cm・高さ約2.5cm)
※完売しました

秋の七草の萩をあしらった角皿のご紹介です。


ご近所の庭先に丸い優しい葉と、ぽつぽつと紅い花をつけたこの花を見ると、素敵な季節がやって来たな~と嬉しくなってしまいます。


春の七草と並んで一度に全部言えるか試される秋の七草。
女郎花(おみなえし) すすき(尾花とも) 桔梗 撫子 藤袴(ふじばかま) 葛(くず) 
……そして萩です。
頭文字をとった「おすきなふくは」が憶えやすい? 


裏面には波がちょんちょんとアクセントで入っています。


掛け軸にかかっていそうな画面構成。
日本画!と思ってしまいますね。


「華山」の銘が入っていますが、特に有名な陶工ではないようです……。
なかなか達筆で素敵なのですが。


染付の葉と枝をもとに、金彩で葉と庭の垣根?も描き加えられています。
紅い花も可愛らしく再現されています。


かすれ気味ではありますが、縁取りの金彩も残っています。


12×16cmとちょうどポストカード位の大きさです。
ケーキ、お刺身などをのせても良いですが、ちょっと飾ってみても面白そうです。

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・ひいらぎ図 吹き墨小皿 400円 
(昭和戦前 径約13.5cm・高さ約3cm)
※完売しました


最後に、北欧風?の小皿をご紹介します。ちょっと珍しい、ひいらぎの図柄です。


写真ではわかりにくいのですが、真っ白ではなく、薄い青磁がかかっています。ペパーミントグリーンと形容したい色です。


お菓子とはなんでも合いそうです。またアクセサリー入れ、玄関先で鍵置きにしても良さそうですね。


濃い緑と淡い緑の吹き墨で、葉っぱがあしらわれています。
赤い実も、しっかりアクセントになっていますね。


反対側にも、葉っぱと実が一つずつつけられています。


ひいらぎに近づいてみました。ステンシルみたいな、柔らかい印象。



上の写真から更によってみます。
よく見ると同心円状に白い線が波紋のように続いているのです。


ロールケーキをのせて。
12月にはぜひ、ブッシュ・ド・ノエルをのせたいですね!


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以上、商品のご紹介でした。

すっかり秋らしくなった中道通り商店街ですが、今週末の土日(10、11)と秋祭りが開催されます。いつも写真を撮っています、西公園で金魚すくいなど縁日がたち、お神輿も通りますよ~。500人が参加するビンゴ大会もあります!
ぜひ、この週末は秋晴れの中道通りを楽しんでいただきたいです。

次回のブログ更新は12日の月曜日の予定です。この秋祭りの様子も、お伝えできれば、と思っております。

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