皆さまこんにちは。
むっとするような暑さの今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
台風も近付いて、ゲリラ豪雨の予報もありましたが、今日の中道通りはどうにかお天気は保っていてくれました。一応雨に備えて長靴で出勤したのですが……あまり役に立たず、ほっとしたような残念なような。
さて、今月最初のブログは、同一のモチーフ・手法による器からまとめてご紹介いたします。
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・富士図 吹き墨七寸皿(上) 800円 八寸皿(下) 900円
(大正~昭和戦前 径約21cmと24cm・高さ3.5cm )
※完売しましたやわらかな吹き墨が美しい、富士山のお皿を二通りのサイズで入荷いたしました!
深さもなかなかあるので、盛り付けがとても便利です。
題材は富士山に松原、ですが微妙にデティールが違います。
見比べてご覧いただきたいので、以下七寸皿・八寸皿の順に写真を並べます。
まるで間違いさがしですが、富士にかかる雪、松原のシルエット、島の位置などが違っています。七寸皿のほうが、やや「濃さ」を感じる絵付けです。
裏はシンプルに3本の細い線が。七寸・八寸ともに同じ意匠です。
下の八寸の方が、雪解けがすすんだのでしょうか……?白の部分がやや細かい印象です。
最初2枚を見たとき、同じ型での作成かな、と思いましたが違いました。松原の手前部分で違いがよくわかります。
普段づかいはもちろん、ちょっと飾っておいても。
日本画の世界で富士山は桜と並んで人気の題材だとか。外国の方へのお土産にも良いかもしれません。
おまけ、ではありませんが、同じく吹き墨による富士山の向付も入荷いたしました。
こちらは客数は少なめです。
・富士図 吹き墨向付 500円
(大正~昭和戦前 径約6.5cm・高さ約7cm)
※完売しました
口元が、くっと縁取るように反り返っています。
富士山も上のお皿と違い、やや丸みを帯びていて可愛らしい。
裏はすっきりとした白です。
白磁に藍、の器の良さがよく出ています。
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・鯉図 印判五寸皿 700円
(明治後期~大正 径約15cm・高さ約2.5cm)
先週も染付の鯉図のお皿をご紹介いたしましたが、今度は印判の五寸皿を。
吉祥寺PukuPukuのキャラクターは金魚なのですが、最近は鯉とご縁があるようです。
いかにも印判皿、な裏側です。
なかなか栄養状態が良さそうな鯉さんですが、横からみるとなおさらですね。
縁は鉄釉で茶色くまとめられています。
銅印判ならではの細かな描写が冴えます。子どもの頃、手をたたけばすぐ寄ってきた鯉を思い出しますね。
色合いは、水色に近い上品なブルーです。
縁取りも、波紋のような文様があしらわれています。
水草や気泡の細かさを、余白が引き立てています。
眺めて楽しい、使って楽しい五寸皿です。
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・梅林図 染付鉢 ※大・中大・中・小の4サイズ
(明治後期~大正 径約25・21.5・19・16cm 高さ約10・8・7・6cm)
2,200円・1,800円・1,500円
※完売しました
同じ図柄で大中小、の三つ組鉢は今まで何度かご紹介してきましたが、今回大きさが四段階ある鉢をご紹介いたします。
染付の使いやすいデザインで、こちらはセットではなく、バラでお売りいたします。
大と中大は2,200円でのお手頃価格です。
銅印判で梅林の線をとり、ベロ藍でベタの部分をつけています。
白と藍のコントラストは飽きがきません。お料理映えもしてくれます。サラダやパスタなど洋食、八宝菜など中華にも合います。大のサイズはちらし寿司にも良いですね。
店頭でも「どんぶりはありませんか?」「お手頃な大鉢があったら……」とのお声を頂きます。一つあって損はない、おすすめのお品です。
高台には「青」の銘が。
安定もよく、テーブルの中心で活躍してくれそうです。
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以上、商品のご紹介でした。
台風は今週末に上陸のようですね。西日本の方々が心配です。関東も大雨が続くとか。ご来店の皆さま、足元にどうぞ気をつけて。
次回の更新は5日の月曜を予定しております。お楽しみに~。
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