お知らせ


2011年10月4日火曜日

<新入荷>染付うさぎ図なます皿五客組・千鳥図湯呑み・青玉文湯呑み

皆さまこんにちは。ブログの更新が遅くなりごめんなさい。「毎回楽しみにしています」とのお声も頂くこともあり、なんとも心苦しい限りです。
今回の更新延期に関連して、というわけではないのですが今後のブログの更新日程についてお知らせがございます。

<更新日程変更のお知らせ>
  月・木 を 火・金 に

今月第二週以降、勝手ながら、吉祥寺PukuPukuのブログの更新を今までの月・木から火・金に変更いたします。
お店に新しい品物をお出しする機会が月・木とブログの更新と重複することが多く、火・金に変更して、さらに充実した内容のものをお届けしたい、と考えました。
次回の更新は今まで通り6日の木曜日としますが、その次の回は10日ではなく11日火曜日とさせていただきます。
なにとぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。


上は西公園のキンモクセイです。風向きによってはお店の中にまで香りが届きます。ちょうど10月がはじまってすぐに咲いたような気がするのですが……。空気や天候も良く、キンモクセイの香りがするこの時期は一年のなかでもベストな時間が過ごせますね。学園祭など催し物も多くて何かとお出かけの機会があるかと思います。

さて、今週も新入荷のものをご紹介したいと思います。前回は色絵で華やかに取り揃えましたが、今回は個性のある染付のものがやってまいりました!

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・染付 うさぎ図なます皿 五客組 60,000円 
(江戸幕末 径約15,5cm・高さ約5cm)
※バラ売りのものもあり(12,000円)
※完売しました

うさぎ好きの方にはぜひ!のなます皿が入荷いたしました。
オーナー曰く「同時代のうさぎの絵柄のそば猪口は6万円くらいからが相場」とか……。
ちょっと割高?の印象かもしれませんが稀少性、絵柄の良さを考えればお値打ち品です。 


見込みは波、まわりを3羽のうさぎがはねています。


高台の縁まわりにも釉がかかっています。丁寧なつくりのなます皿です。 


 縁の絵柄も波です。


うさぎさん、ひげや脚の指先も可愛らしい…。口元もちゃんとうさぎの口です。


波としぶきを呉須の濃淡で2色あるかのように見せています。「二重だみ」といわれる手法で、文化・文政(1800年初頭)の江戸後期のころよく用いられたもの。なので、江戸幕末としましたが、もしかしたらこの頃かも?


波もしっかり。余白とのコントラストがきれいです。白磁の肌もなめらか。


うさぎをアップで!耳が大きめ、黒目もつぶらです。


「月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や」
と謡曲でもうたわれるうさぎと波の組み合わせ。
江戸時代には瑞祥文として、器だけでなく着物や建築にもモチーフとしてあしらわれました。


バラ売りのご用意もございます。うさぎコレクターの方、かわいい絵柄でおもてなしをお考えの方にもおすすめの逸品です。


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・染付千鳥図 湯呑み 400円 
(昭和戦前 径約8cm・高さ約4.5cm)
※完売しました

可愛らしい絵柄の器を続けてご紹介します。
こちらは千鳥の絵柄のお湯呑みです。


アールヌーボーのようなのびやかな波の曲線に囲まれた千鳥。写真でははっきり出ていませんが千鳥の輪郭は茶色の鉄釉でなされています。


湯呑のまわりを三方に区切って、それぞれに千鳥を配置。


こちらの器、もう一つの見どころはこの見込みです。
料理菓子 飯山 商標 電二七〇番 福田屋
……お菓子屋さんのノベルティーだったんですね!


ちなみに検索したところ、長野県飯山市に、「福田屋」さんというお菓子屋さんがありました!


ひっくり返したところも。
千鳥コレクターの方、屋号入りのものを集められてる方にはぜひご覧いただきたいお品物です。
もちろん、普段使いの湯呑みとしても魅力があります。


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・青玉文 吹き墨湯呑み 600円 
(大正 径約8cm・高さ約4.5cm)
※完売しました

ぼわん、とした青の丸がシックなお湯呑みがたくさん入ってきました……。
お茶の色がよく映えそうです。 


縁に鉄釉がかかっています。
靑玉のかたちに合うようなころり、としたフォルムです。


高台は小さめですが、安定感はあります。


小さめの小鉢としてお使いいただいても良さそう。
モダンなお品です。

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・染付 梅とむぎわら図 蓋付き茶碗 1,500円 
(江戸幕末 径約10.5cm・高さ約7.5cm)
※甘手で600円もあり
※完売しました

最後に蓋付きのお茶碗を。
手のひらにおさまる、丸さが魅力です。


放射状というか、縦のストライプの絵付けをむぎわら手、といいます。
飽きのこないデザインで、さらに輪繋ぎになった梅が可愛らしさを添えます。



見込みには「寿」の文字が。
これを90℃横にして、「魚の骨に見える!」とおっしゃったお客様が。
確かに……?


染付の模様がすっきりしていて、落ち着いた印象。
蓋を小皿にして、カフェオレや抹茶などを召し上がってもおすすめです。



甘手のものも多数入荷しています。
甘手とは、焼くときの温度が低めで、甘く焼きあがってしまったものをいいます。
表面のガラス質に貫入が入ってしまっているので、完品のものより低めのお値段なのですが、色がやさしめだったりして、見ていて面白いものも多いです。
ぜひ、店頭でご覧いただきたいお品です。

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以上、商品のご紹介でした。

冒頭でキンモクセイの香りが、とお話ししましたが、中道通りはお隣のお隣、はらドーナッツのドーナッツの匂いも時々するのです……。天気の良いときには西公園でお昼をしている人もいて、皆さん吉祥寺の秋を満喫されています。
吉祥寺PukuPukuにお越しの際も、中道通りの秋をお楽しみいただけたらと思っております。

次回更新は6日の予定です。今度も個性あるお品物がご紹介できそうです……。

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