お知らせ


2012年8月31日金曜日

<新入荷>蕎麦猪口特集(江戸中期/後期/幕末・明治後期~大正)


皆様、こんにちは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。

…日中の残暑は相変わらずですが、
西公園越しに見上げる空や夕方からの盛大な虫の音、
あちらこちらで見かける宝石のような実に秋の気配を感じます。



そんな秋近しの西公園前店外、

手焙り(非売品)の中でめだかが卵を産んだようです。

…新たな生命の誕生に加え、西公園前店・中道通り店、
本店国分寺の古美術福重の各店内は、
新入荷のお品物が日々続々入荷中で、大変賑わっております。

皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。

 尚、国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休を頂きますが、 
誠に勝手ながら、来月も全火曜日を臨時休業いたします。  
(古美術福重:042-327-3444
何卒よろしくお願いいたします。
★★★
それでは、本日もお品物のご紹介です!

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集めて楽しく、使って便利な器として、大人気の蕎麦猪口。
晩夏の宵、小鉢として美酒のお供に。
コーヒー、紅茶のお供に。
お見立てで一器多用、日常生活に大活躍します。


本日は江戸中期から後期、幕末、
そして明治後期から大正時代の蕎麦猪口を、
時代の古いものから順に、
続けて紹介してまいります。

※尚、各アイテムは一点もの、若しくは在庫薄となっております。
お問い合わせはお早めに、お気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345


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まずは江戸中期・後期の蕎麦猪口紹介してまいります。



染付蛸唐草文蕎麦猪口 
1客 25,000円
江戸中期
径約7.5cm・高さ約6cm
※完売しました

裾に蓮弁文をめぐらせて変化をつけつつ、
蛸唐草で全面を埋めております
口縁内部は四方襷文。
高台はベタ底で、店主曰く、
江戸中期の染付蛸唐草文蕎麦猪口で意外と見ない」、
 「珍しい」とのことであります。

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染付花と唐草文蕎麦猪口 
1客 19,000円
江戸後期
径約7.5cm・高さ約7cm
※完売しました

唐草文様が伸びゆく植物のエネルギーを表しております
口縁内部に四方襷文、
蛇の目高台で、見込みは花卉文。

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染付撫子文蕎麦猪口 
1客 14,000円
江戸後期
径約7.5cm・高さ約6,5cm
※完売しました

曲線で埋め尽くされた地文に愛らしく微笑む撫子
裾に蓮弁文をめぐらせて変化をつけています。
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、見込みは羊歯文。

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染付瓔珞文蕎麦猪口 
1客 6,500円
江戸後期
※口縁外部1ケ所に小ホツ有り
径約7.5cm・高さ約5,5cm
※完売しました

瓔珞とはインドの装身具であり、仏像などの飾りで、

こちらは玉や金属を繋いでつくるそれが意匠化され、さらに略されたもの。
口縁内部にも同じ文様が描かれております。
蛇の目高台で、見込みは五弁花。



※こちらの品物は口縁外部に1ケ所、ごく小さな欠けがございます。


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染付蛸唐草文蕎麦猪口 
1客 8,500円
江戸後期
径約8.5cm・高さ約6cm
※完売しました
淡い仕上がりの蛸唐草で全面を埋めますが、
裾に蓮弁文をめぐらせて変化をつけています。
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、中央に「富貴長春」。
見込みは松竹梅。
やや大ぶりのサイズです。



※同じ手で、蛇の目高台中央にこちらの銘が入ったものもございます。


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染付蛸唐草文蕎麦猪口 
1客 8,500円
江戸後期
径約8.5cm・高さ約6cm

先にご紹介の品物とよく似た手でございますが、
こちらは藍の色濃く仕上がっており、全面を埋め尽くす蛸唐草は、
同じく裾に蓮弁文をめぐらせて変化をつけています。
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、こちらの見込みは五弁花
先と同じく、やや大ぶりのサイズです。

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ここからは江戸幕末の蕎麦猪口紹介してまいります。





染付蛸唐草文蕎麦猪口 
1客 5,500円
江戸幕末
径約7cm・高さ約5,5cm
※完売しました
本日は江戸中期、後期、幕末と、
時代で変遷する様子を比較して、
蛸唐草文の染付蕎麦猪口をご検討頂けたらと思います。 
こちら、裾に蓮弁文をめぐらせて変化をつけた幕末らしい蛸唐草で、
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、見込みは松竹梅。
先と異なり、やや小ぶりなサイズです。

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染付竹文蕎麦猪口 
1客 8,500円
江戸幕末
径約7,5cm・高さ約6cm
※完売しました

その成長の勢いゆえ、竹文様には子孫繁栄の願いが込められてます
こちら、たっぷり呉須を含んだ筆で、味わい深く竹の図が描かれており
手にも、心にも馴染みそうです。
見込みには帆掛け船でしょうか。

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染付岩牡丹文蕎麦猪口 
1客 4,500円
江戸幕末
径約8cm・高さ約6cm
※完売しました
中央の奇妙な形の岩は太湖石。
牡丹も太湖石も鑑賞の対象で、
この組み合わせは多く、好んで文様に使われたようです。
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、見込みには昆虫のような文様が。

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染付檜垣文蕎麦猪口 
1客 4,500円
江戸幕末
径約6,5cm・高さ約5,5cm
※完売しました
手慣れた筆で、乱れなく細かい線を描き交差させていく檜垣文。
こちらの広く余白をとって描かれた檜垣文は、
草や垣というより幾何学文様のよう。



※こちらの品物はバラ売りのものと、

5客組22,500円のご用意がございます。

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染付市松文蕎麦猪口 
1客 4,500円
江戸幕末
径約8cm・高さ約5,5cm

大きな格子と細かい格子の文様を交互に配置し、

大きな格子の繋ぎ目には十字を描いております。
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、見込みには昆虫文が。

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染付市松文蕎麦猪口 

1客 4,500円
江戸幕末
径約8cm・高さ約5,5cm


先にご紹介の品物とよく似た手でございますが、
藍の色や口縁内部の描き込みに相違点が見つかります。
蛇の目高台で、こちらの見込みには岩波文でしょうか

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染付七賢人文蕎麦猪口 
1客 4,500円
江戸幕末
径約7,5cm・高さ約5,5cm
※完売しました
中国晋代に世俗を離れ清談した七人の隠士を文様化した竹林七賢図。

職人の人柄か、まことに優しく描かれた賢人の表情は、
想像力をかきたてる魅力があります。
口縁内部には四方襷文。
蛇の目高台で、見込みには昆虫のような文様が。

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染付龍文蕎麦猪口 
1客 5,500円
江戸幕末
径約7,5cm・高さ約6cm
※完売しました
空飛ぶ龍の周りの雲の切れ端がスピード感を強調しております。
辰年の本年も早いもので残りわずか4か月となりました…。
口縁内部の描き込みは雷文の変形のようで、蛇の目高台。
見込みには如意雲。

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本日最後に明治後期から大正時代の蕎麦猪口2種紹介してまいります。




銅版転写菊花と桐文蕎麦猪口 
1客 2,200円
(明治後期~大正
径約7cm・高さ約6,5cm
※完売しました
「桐一葉日当たりながら落ちにけり」(虚子)
大きな桐の葉がパサリと落ちる音に、かすかな秋を感じるのももうすぐです。
秋の夜長用にこちらの図変わりの蕎麦猪口をいかがですか。


毘沙門亀甲の地文に菊花と桐を合わせており、
口縁外部と裾に異なる細やかな幾何学文をめぐらせて、変化をつけています。
口縁内部には瓔珞文、見込みには寿文

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銅版転写海老貝尽くし文蕎麦猪口 
1客 2,800円
(明治後期~大正
径約7,5cm・高さ約6,5cm
※完売しました

…個人的に今年の夏の思い出はたくさんありますが、
静岡県は伊豆半島、下田の限りなく透明に近い海を忘れられません。


シュノーケル越しに覗いた海中、目の前に、
小さな魚や貝、ウツボ、フグの子どもたちが…。
その夜の宴会に登場した伊勢海老や鮑…。

海を愛する方のご自宅用に、または海を愛する方への贈り物に、
夏の名残を惜しみつつ、
海老と貝がふんだんに盛り込まれた図変わりの蕎麦猪口をいかがですか。

口縁外部に菊花文をめぐらせて、変化をつけています。
見込みには寿文が。

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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は9月4日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。


ご常連様から頂戴したお菓子を、
8月28日(火)の回でご紹介した印判小皿に合わせてみました。


銅版転写色絵流水に桜と蝶図小皿
1客 700円
(明治後期~大正
径約13㎝・高さ約3
※完売しました


かわいいっ!
そしてとっても美味しく頂きました。
お心遣い頂きましてありがとうございます。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
(^O^)/0422-27-5345

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