皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
立秋とは名ばかり…、武蔵野市のヒマワリも、
ぐったりしているかのように見える盛夏、
ぐったりしているかのように見える盛夏、
先週末4日間のSALE期間中には、
本店古美術福重・吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店各店に、
ご常連様をはじめ、たくさんのお客様のご来店を頂きまして、
まずは厚く御礼申し上げます。
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骨董ジャンボリー後、初来店されたお客様や、
当ブログをご覧になり、
遠方からお越し下さったお客様も多くいらっしゃいまして、
歓喜の極みでございました。
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セール終了後、早速、各店内には、
新入荷のお品物が続々入荷いたしております!
新入荷のお品物が続々入荷いたしております!
皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。
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洒落た色使いで、絵付けも丁寧な幕末伊万里の上手ものです。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
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漢詩は、唐代の詩人、蘇頲によるもので、
北風吹白雲(北風白雲を吹き、)
萬里渡河汾(万里河汾を渡る。 )
心緒逢搖落(心緒搖落に逢い、)
秋聲不可聞(秋声聞く可からず。)
冬の北風が白雲を吹き流し、万里のかなたから旅をして今、汾河を渡る。
私の心はひらひらと散る落ち葉に遭い、秋の声を聞くに堪えない―
…旅路の秋は吹き渡る風にも心痛み、聞くに堪えないと、
蘇頲は詠っています。
果てしない旅路の秋の心境は分かりませんが、
恋する秋に置き換えるなら、どっぷり感情移入できそうです…。
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こちら、華やかな色合いが目に鮮やか。
金彩を施し、綺麗に仕上がっています。
のぞきは元来、「小猪口」と呼ばれ、
醤油などの調味料を入れて使われていたようですが、
現在では日本酒の酒盃としての用途として人気があります。
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酒盃としての用途はもちろん、
薬味や珍味を入れてお使いになってはいかがでしょうか。
すっきりと爽やかな文様は、さりげない組み合わせが可能です。
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先ほど、秋の気配を感じさせる品物をご紹介いたしましたが、
秋つながりで、こちら。
輪郭線は版によるもので、
内部を手彩色で柔らかくダミ埋めしています。
季節を先取りなさるのにいかがですか。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
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吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は、定休日がなくなりましたが、
国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休に加え、
8月は全火曜日を臨時休業いたします。
(古美術福重:042-327-3444)
(古美術福重:042-327-3444)
何卒よろしくお願いいたします。
☆<(_ _)>☆
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それでは、お品物のご紹介です!
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本日まずは幕末伊万里の染付の佳品を3種、
続けてご紹介してまいります。
染付孔雀図盃洗
14,000円
(江戸幕末)
径約19㎝・高さ約11,5㎝
万物流転、諸行無常、諸法無我、一切皆苦、涅槃寂静…、
こちらの盃洗の見込みに描かれた情景からは、
そんな言葉が浮かんでは消え、消えては浮かびます。
それもそのはず、
その美しい姿が古来より人々を魅了してきた孔雀は、
サソリや毒蛇などの害虫を好んで捕食することから、益鳥として尊ばれ、
仏教においては邪気を祓う象徴として、
「孔雀明王」と神格化されました。
古代の中国では、九徳を生まれながらにして備えた瑞鳥として崇められ、
百花の王、牡丹とともに広く意匠化されたとか。
こちらの盃洗もその影響を受けているように見えます。
裏柄、三方に牡丹花、
高く取られた高台からも、
孤高で静謐な世界観を感じます。
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こちらの手のひらサイズの瀟洒な蓋物は、
熟達の職人が白地と器の形状を巧みに捉え、
まことに精緻な筆で、藍の色美しく、
日本画の題材としてお馴染みの富士越龍文を描いております。
藍の透明感見事に、
蓋と身で繋がる側面絵柄には波が描き込まれています。
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職人の手が変わると、牛の表情も異なり、
まことに味わい深く、想像力をかき立てられる構図です。
裏を返すと、こちらのような描き込みが。
悟りや幸福の象徴である牛は、
禅画や諺に多く登場し、密かなメッセンジャーとして、
私たちの心に寄り添います。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
後姿の妙味といえば、
6月22日の回でご紹介したこちらもおすすめです。
続いて、愛すべき色絵のぞきと小向付の数々をご紹介してまいります。
秋色の優美な雰囲気のこちらで一献、いかがですか。
万物流転、諸行無常、諸法無我、一切皆苦、涅槃寂静…、
こちらの盃洗の見込みに描かれた情景からは、
そんな言葉が浮かんでは消え、消えては浮かびます。
それもそのはず、
その美しい姿が古来より人々を魅了してきた孔雀は、
サソリや毒蛇などの害虫を好んで捕食することから、益鳥として尊ばれ、
仏教においては邪気を祓う象徴として、
「孔雀明王」と神格化されました。
古代の中国では、九徳を生まれながらにして備えた瑞鳥として崇められ、
百花の王、牡丹とともに広く意匠化されたとか。
こちらの盃洗もその影響を受けているように見えます。
裏柄、三方に牡丹花、
高く取られた高台からも、
孤高で静謐な世界観を感じます。
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染付富士越龍図小蓋物
9,500円
(江戸幕末)
径約8㎝・高さ約7㎝
※完売しました
※完売しました
こちらの手のひらサイズの瀟洒な蓋物は、
まことに精緻な筆で、藍の色美しく、
日本画の題材としてお馴染みの富士越龍文を描いております。
蓋と身で繋がる側面絵柄には波が描き込まれています。
古くから、海、湖、池、沼、川などに棲むと考えられた龍。
河川の氾濫は龍のしわざといわれる一方で、
荒れ狂う海を鎮める力を持つとされました。
霊峰、富士山に巻き付くが如く、天に昇る龍が見事な、
幕末伊万里の佳品をぜひどうぞ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付梅の木と牛図6寸皿
まことに味わい深く、想像力をかき立てられる構図です。
裏を返すと、こちらのような描き込みが。
悟りや幸福の象徴である牛は、
禅画や諺に多く登場し、密かなメッセンジャーとして、
私たちの心に寄り添います。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
後姿の妙味といえば、
6月22日の回でご紹介したこちらもおすすめです。
◎ねずみ大根図小皿◎
1客 1,800円
(大正)
径約13c㎝・高さ約3㎝
※完売しました
(在庫数、お気軽にお問い合わせください)
-------------------------------------------※完売しました
(在庫数、お気軽にお問い合わせください)
続いて、愛すべき色絵のぞきと小向付の数々をご紹介してまいります。
色絵丸文に薄と蝶図端反りのぞき
1客 4,800円
(江戸幕末)
径約5,5㎝・高さ約4,5㎝
※完売しました
8月は秋風月とも申しますが…、
いくぶんしのぎやすくなった夕方には、
西公園で虫の音が盛大で、秋を待ち遠しく感じます。
※完売しました
8月は秋風月とも申しますが…、
いくぶんしのぎやすくなった夕方には、
西公園で虫の音が盛大で、秋を待ち遠しく感じます。
秋色の優美な雰囲気のこちらで一献、いかがですか。
薄づくりに仕上がっており、口当たりも良さそうです。
洒落た色使いで、絵付けも丁寧な幕末伊万里の上手ものです。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
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色絵鳥と壺と漢詩図のぞき
1客 1,300円
(江戸幕末)
径約4㎝・高さ約5㎝
※完売しました
※完売しました
丁寧に描かれた花鳥図と壺の絵柄がまことに愛らしく、
漢詩は、唐代の詩人、蘇頲によるもので、
北風吹白雲(北風白雲を吹き、)
萬里渡河汾(万里河汾を渡る。 )
心緒逢搖落(心緒搖落に逢い、)
秋聲不可聞(秋声聞く可からず。)
冬の北風が白雲を吹き流し、万里のかなたから旅をして今、汾河を渡る。
私の心はひらひらと散る落ち葉に遭い、秋の声を聞くに堪えない―
…旅路の秋は吹き渡る風にも心痛み、聞くに堪えないと、
蘇頲は詠っています。
果てしない旅路の秋の心境は分かりませんが、
恋する秋に置き換えるなら、どっぷり感情移入できそうです…。
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色絵窓絵に花図のぞき
1客 1,300円
(明治前期)
径約4,5㎝・高さ約4,5㎝
※完売しました
※完売しました
こちら、華やかな色合いが目に鮮やか。
金彩を施し、綺麗に仕上がっています。
のぞきは元来、「小猪口」と呼ばれ、
醤油などの調味料を入れて使われていたようですが、
現在では日本酒の酒盃としての用途として人気があります。
銅版転写水仙図小向付
1客 500円
(明治後期~大正)
径約5㎝・高さ約4㎝
※完売しました
※完売しました
酒盃としての用途はもちろん、
薬味や珍味を入れてお使いになってはいかがでしょうか。
すっきりと爽やかな文様は、さりげない組み合わせが可能です。
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先ほど、秋の気配を感じさせる品物をご紹介いたしましたが、
秋つながりで、こちら。
印判柿図小皿
1客 800円
(大正)
径約12,5㎝・高さ約3㎝
※完売しました
※完売しました
輪郭線は版によるもので、
内部を手彩色で柔らかくダミ埋めしています。
季節を先取りなさるのにいかがですか。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
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本日は幕末伊万里の佳品から始まりましたが、
最後は明治前期の佳品で締め括りたいと思います。
染付破れ花七宝と菊文食籠
12,000円
(明治前期)
径約18㎝・高さ約14㎝
※完売しました
わが国で七宝文様が使われはじめた年代は明らかならざるものの、
正倉院には七宝文様があしらわれた絹地がいくつか残されており、
奈良時代にはすでに使われていたと推察されます。
こちらの七宝文様は中央に花文が配された「花七宝」と、
七宝繋ぎのうち、
七宝が部分的に欠けた意匠になっている「破れ七宝」の両方が表されおり、
凝っています。
無限に広がる輪ということから、
七宝文様には円満や財産、子孫繁栄などの意味が込められています。
さらに菊を描き、そこには長寿の願いも。
蓋と身で、側面に配された菊の絵柄が繋がります。
「輪」と「輪」、すなわち「和」と「和」が末永く続くようにと、
未来に願いを託した先人の想いが、優しく伝わってきます。
蓋を開けると、蓋と身の両面に菊と、
こちらは春蘭でしょうか。
繊細な印象のこちらの染付食籠に、
涼を呼ぶ季節の食材を盛り付けてみてはいかがでしょうか。
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冒頭でもお伝えしましたが、
※完売しました
わが国で七宝文様が使われはじめた年代は明らかならざるものの、
正倉院には七宝文様があしらわれた絹地がいくつか残されており、
奈良時代にはすでに使われていたと推察されます。
七宝繋ぎのうち、
七宝が部分的に欠けた意匠になっている「破れ七宝」の両方が表されおり、
凝っています。
無限に広がる輪ということから、
七宝文様には円満や財産、子孫繁栄などの意味が込められています。
さらに菊を描き、そこには長寿の願いも。
蓋と身で、側面に配された菊の絵柄が繋がります。
「輪」と「輪」、すなわち「和」と「和」が末永く続くようにと、
未来に願いを託した先人の想いが、優しく伝わってきます。
蓋を開けると、蓋と身の両面に菊と、
こちらは春蘭でしょうか。
繊細な印象のこちらの染付食籠に、
涼を呼ぶ季節の食材を盛り付けてみてはいかがでしょうか。
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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は8月17日(金)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
冒頭でもお伝えしましたが、
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