お知らせ


2012年7月17日火曜日

<新入荷>染付鉢二種・染付小皿五客組・銅印判小皿二種(金魚図・かたばみに輪文)


皆さまこんにちは。

すっかり夏らしくなってきた西公園前店、入口ではアイビーゼラニウムが花をつけています。鮮やかな紅が、力強い日差しに負けず次々と花開いていくのは何ともたのもしいかぎり。


こちらは蕾(つぼみ)。下にうっすらピンクがかかっているのが見えますでしょうか?あと2,3日すれば、真っ赤なお花に変身します。楽しみですね。


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先月から吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は
定休日をなくしました。
水曜日もOPEN!

国分寺の古美術福重はこれまでと同じく月曜定休を頂きますが、
7月は全火曜日を臨時休業いたします。

また、勝手ながら
7月23日(月)は三店舗とも臨時休業
を頂戴します。

日々皆さまにお買い物を楽しんで頂けるようつとめております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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連日ひどい暑さですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ご来店のお客様のお荷物をお預かりすると、熱気を帯びていて、びっくりすることがあります。外は大変な暑さですが、ひんやりした染付の器たちを店内でゆっくりご覧いただけたら、と思っております。

さて今回のブログでは、涼しげな器たちをご紹介いたします。
夏の食卓に涼感を添える、素敵な器が集まってくれました……。

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染付線描き牡丹に唐草文鉢
14,000円
(江戸幕末)
長径約22.5cm・高さ約10cm
※完売しました

まずは、品の良い線描きの鉢をご紹介します。
清楚さを感じさせる、きれいな器です。


のぞくと優しい線描きの世界が広がります。
ゆっくり絵柄を見ていきましょう。


見込みに描かれているのは梅でしょうか。
泡のような不思議な濃淡。雰囲気がありますね。


羽根を広げるように牡丹の花がふわりと咲きます。


こちらは蝶でしょうか。
二羽の蝶が向かいあっている「向かい蝶」にも見えます。
牡丹と蝶はよく組合わせで出てきます。


くるくるとした唐草も線描きらしさが出ています。


こちらは側面。中央の花が可愛らしい!


つるりとした肌。
安定もよく、高台の施釉もいいですね。


ねじったような線がふちを彩ります。
均一にこの線を入れていく、職人さんの腕の冴えを感じます。


見れば見るほど、魅力を強く感じる鉢です。
涼しげな上がりは、夏のお茶席の菓子鉢にもあいそうです。

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染付古銭図鉢
14,000円
(江戸幕末)
長径約16cm・高さ約6.5cm
※完売しました

こちらの鉢もなかなか面白いお品。
ユーモラスな古銭の図柄です。


外側にも古銭が。
高台まわりに引かれた線も、均一で素敵です。


描かれているのは「順治通寶」(じゅんじつうほう)という古銭。
17世紀半ばの中国の通貨です。ちょうど清が明を滅ぼし、中国全土を統一していく頃のもの。日本でも長崎などの貿易地では、通貨として利用されていました。この器も幕末の伊万里ですから、職人さんたちは見ていたのでしょうか。


こちらは順治通寶の裏側部分。
どうやら、「宝泉」と鋳造した地名が入っているようです。


八角のふちどりには、簡素な幾何学文が。
均整がとれた厚みも、見ていて気持ちがすっきりします。

 

ふちには花唐草と、蝶が遊んでいます。

古銭は風水でも縁起がよく、金運上昇ももちろん、家庭内や職場の殺気を消し、和気あいあいにしてくれるそうです。

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染付梅に羽子板図小皿
五客組 14,000円
(江戸幕末)
長径約7.5cm・高さ約1.5cm
※完売しました
染付の色が涼しげな、小皿を五客組でご用意いたしました。
手のひらにすっぽりおさまる小ささです。


裏面は真っ白とシンプルです。


梅の一枝に羽子板。
繊細な線にダミの濃淡がいいですね。


「玉川」と文字が入っています。

「玉川」の語源は一説には「美しい川」という意味で、東京と神奈川の間を流れている多摩川や、秋田県を流れる玉川など、日本各地にこの名の川があります。

たまがわに さらす手づくり さらさらに 
なんぞこの子の ここぞ愛しき
(万葉集)

玉川で洗っている手作りの布のように可愛いこの娘、
どうしてこんなにさらにさらに可愛いのだろうか!

この小皿にもあった歌ではないでしょうか。


すわりも良く、安定したフォルムです。


箸置きとしても。
五客でぜひお手元にそろえたい一品です。

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銅印判金魚図小皿
800円
(明治後期~大正)
長径約8.5cm・高さ約1.5cm
※完売しました
先ほどのお品と同じく、とっても小さな小皿。
可愛い金魚の絵柄です。


銅印判の小皿らしい、シンプルなつくり。


流水の上に水草、4匹の金魚が遊んでいます。


ひらひらとした尾の動きが伝わってきそうな金魚。
銅印判ならではの細やかな表現も魅力です。


印判の絵柄もかなりはっきり出ています。
金魚好きの方、可愛いものが好きな方におすすめの一枚。


金魚柄の印判小皿、現在三種ご用意があります。
(左上:1月6日、右上:4月17日のブログにてご紹介)

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銅印判輪にかたばみ文小皿
500円
(明治後期~大正)
長径約8.5cm・高さ約1.5cm
※完売しました

最後にご紹介するのは、またまた手のひらサイズの小皿。
青・緑・ピンクの三色遣いも素敵です。



輪の間から、かたばみが見えかくれする洒落たデザイン。


 ピンクの菱型はお花なのでしょうか。
菱形の角と直線が、曲線の多い画面に変化を与えます。


ここにもいるのよ、とかたばみが輪の下から顔をのぞかせます。

 

ピアスなどをのせてアクセサリーケースにしても。
プレゼントにいかがでしょうか?

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以上、お品物のご紹介でした。
気になるものがありましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345
次回の更新は、7月20日(金)を予定しております。
どうぞお楽しみに。

ミシン台(西公園にて)
※商品ではありません

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