お知らせ


2012年7月27日金曜日

<新入荷>染付尺皿(江戸中期)/染付向付(江戸後期)/染付向付・食籠(江戸幕末)/色絵大なます皿・7寸皿(明治前期)※セット商品有り


皆様、こんにちは。

いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。

連日の猛暑、まずは暑中お見舞い申し上げます。


さて、古美術福重、吉祥寺PukuPukuは先日、
誠に恐縮ながら、臨時休業を頂きまして、
スタッフ一同で静岡県は伊豆半島、下田の海へ行ってまいりました。 


わが店主が学生時代からお世話になっている、
下田の旅館にお邪魔させて頂き、
初日は、水仙の群生地として有名な爪木崎へ。



お天気に恵まれ、限りなく透明に近い海に大感激!!
シュノーケルを使って海中を覗くと、
目の前に小さな魚や、ウツボ、フグの子どもたちが!!


シュノーケル越しに海中でひとり、「すごい!!」の連続で、
無我夢中に、心躍り、心洗われた頃には、
脚の背面が真っ赤に燃えていました…。


その夜は、新鮮な海の幸山盛り大感激!!
満点の星空にまた大感激!!
…感激の連続でございました。
\(^o^)/
皆様も、どうぞ良い夏をお過ごしくださいませ。 
(日焼けにはくれぐれもお気を付けて!)

…さて、いよいよ本格的な夏を迎えましたが、
吉祥寺PukuPuku西公園前店、中道通り店、本店古美術福重は、
新入荷のお品物続々入荷中、店内冷え冷え状態で、
皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。

また、先月から、
吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は、定休日がなくなりましたが、
国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休に加え、
7月は全火曜日を臨時休業いたします。
(古美術福重:042-327-3444
何卒よろしくお願いいたします。

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本日最初に明治前期お品物を2種ご紹介してまいります。


色絵見込み麒麟に鶴亀図大なます皿
1客 2,800円
明治前期
径約16,5㎝・高さ約5,5
※完売しました


大は小を兼ねる、大ぶりなサイズ感が何かと便利な、
大なます皿が入荷しました。


見込みの麒麟は、平和の象徴で、


手描きのため、1客毎に、味わい深い表情を異にします。


さらに縁文様には環状に文様化された鳳凰がおもしろく、


梧桐とともに、モダンな趣を添えます。


鳳凰と梧桐の間を、丁寧な絵付けで、


飛翔する鶴は風を感じさせるが如く、


場所を違えてこちらにも一羽、
傍らに夫婦円満の象徴たる蝶が愛らしいですね。


鶴とともに縁起物の図柄としてお馴染みの、
背甲に毛状の藻が付着した「蓑亀」も愛嬌がありますね。


裏銘には「太明年製」、


裏柄には宝尽くしで、宝珠と、


丁子でしょうか。
夫婦円満、長寿といった願いが随所に込められています。



白地を生かした、すっきりとした構図もいいですね。

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色絵窓絵に鶴亀図7寸皿
1客 3,800円
明治前期
径約21,5㎝・高さ約4
※完売しました


華やかな色を多数使っていても、染付の藍がどっしりと主張をしています。



見込みには厄除けを願う桃、



縁文様には、松竹梅に鶴、


そして、丸窓絵には亀、
鶴も亀も昔話に登場して、喋り出しそうなくらい表情が豊かです。


裏柄には宝尽くしでしょうか。


(裏銘)


色遣いと構図の妙をお楽しみくださいませ。
どちらも在庫薄のため、お早めにどうぞ。

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お次に幕末伊万里のお品物を2種続けて紹介してまいります。


染付よろけ縞文向付
1客 1,800円
(江戸幕末
径約8㎝・高さ約6,5
※完売しました
絶妙な「可愛らしさ」のある、よろけ縞文様の向付が入荷しております。


口縁部は波状の輪花と凝っており、


見込みに、よろけ縞文が風車のように隠れています。



手に馴染む、程よいサイズ感がまたうれしく、


染付の色合いにも味があり、
当時の職人の絵付け時の息づかいまでもが、
掌に伝わってくるようです。


在庫薄のため、お早めにどうぞ!

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みじん唐草に牡丹唐草と蝶文食籠
16,000円
(江戸幕末
径約17,5㎝・高さ約12
※完売しました


幕末伊万里のこちらの食籠は、ふんわりと柔らかい色合いで、
みじん唐草と線描きの最強コラボに好感が持てます。


涼を呼ぶ季節の食材を盛り付けてみてはいかがでしょうか。

食籠は表千家では菓子器として主に使用されるので、
好み物も多数あります。

…食籠の扱いを習う、重い食籠の蓋を返す―
「それは佐渡おけさ」(笑)


(蓋に銘)


側面、線描きで牡丹唐草に、


愛らしく蝶が舞い、優しく仕上がっています。



食籠は二段、三段になった重ね食籠もあり、
日本の重箱の原型だったと考えられます。
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続きましては江戸後期、古伊万里のお品物を紹介してまいります。


染付六方に丸窓絵で梅山水図向付
5Pセット 22,000円
(江戸後期
径約9㎝・高さ約6,5
※完売しました


口縁部は緩やかな波状の輪花と凝っており、
見込みの向かい蝶は夫婦円満を願ったのかもしれません
何とも愛らしいですね。



落ち着いた藍の色が白地を引き立てており、
丸窓絵梅と、




海辺の風景でしょうか。
…海はいいですね、開眼しました。


そして、丸窓絵の周囲、白抜きされた部分、
雲と波しぶきのような文様が不思議な魅力となっています。


古伊万里の上手ものの、愛らしい染付向付をぜひどうぞ。

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本日最後に江戸中期の古伊万里のお品物を紹介してまいります。


染付菊に熨斗図尺皿
19,000円
(江戸中期
径約28,5㎝・高さ約6
※完売しました
ぼかしをきかせた藍の色の濃淡も見事な伊万里の佳品です。




熨斗はアワビの肉を薄く剥いで引き伸ばし、紙の間に挟み、
祝儀の進物や引出物に添えたのが始まりで、延寿のしるしという、
めでたいものを文様化したものであり、




さらに傍らの菊花はその放射状に整った姿から、
「日華」「日精」(太陽の光に似ている)のイメージであるとともに、
薬の力を持つ百草の王であることから、
長寿延命といった瑞祥的な意義を持ちます。


文様に込められた願いに想いを馳せつつ、
当時の女性が纏ったであろう振袖をも想像させる絵柄です。


裏銘に「富貴長春」、



裏柄は唐草が周囲を巡ります。



菊と熨斗が配置よく、力強く、丁寧に描かれた、
古伊万里の優雅な逸品をおすすめいたします。

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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

次の更新は7月31日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。



下田にて、秘密のお揃いTシャツ


お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345

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