お知らせ


2012年7月3日火曜日

<新入荷>青磁染付のお皿二種、青磁松竹梅文菱皿、幕末染付なます皿二種

いつも吉祥寺PukuPukuのブログをご覧くださいまして、
誠にありがとうございます。

先月から吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は定休日がなくなりました。
水曜日もOPEN!

また、国分寺の古美術福重はこれまでと同じく月曜定休ですが
勝手ながら、今月は全火曜日を臨時休業いたします。
みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。


写真のミニバラは、本日のブログを書いているスタッフの自宅のものです。
(この6月からPukuPukuスタッフの2人が交代でブログを書いています)
今年は蕾(つぼみ)をたくさんつけてくれ、
この朝に三つ花開いていたのでつい撮ってしまいました。


もう5歳のミニバラです。
いじらしい五弁花がなんとも。
一重咲きで野生種に近いからなのか、結構たくましい(?)株です。

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今月最初の更新である今回は、
梅雨時の蒸し暑さを和らげてくれる、
 涼しげな器をご紹介します。


青磁染付牡丹図角皿
9,500円
(江戸幕末)
長径約31cm・高さ約4.5cm
※完売しました

最初に青磁と染付のバランスが面白い、角皿をご紹介します。


まず裏側を。
青磁は施釉されず、染付のみです。

 

蝶々と、孔雀の羽根と何かの道具でしょうか。


見込みには染付、ふち部分には陽刻に青磁、
となかなか手の込んだつくりです。
じっくり細部を見ていきましょう……。


くるり、とひかれた渦が画面を4つに区切ります。
ふわりと咲いた牡丹も見どころがありますね。

 

よくよく見ると、桜のお花が青磁の下から浮かびあがっています。


こちらもうっすら紗綾形(さやがた)文様が施されているのですが……。
青磁と見込みの間を飾る線描きも丁寧です。


お刺身や天ぷらなどをさっと盛り付けてみては。
これくらいの大きさのお皿は、一枚あると重宝します。
ホールケーキもちゃんとのります。

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青磁染付牡丹と桜図長角皿
3.300円
(明治前期)
長径約24.5cm・高さ約2.5cm
※完売しました

こちらのお皿は牡丹だけでなく、桜も咲いています。


ぺたん、としたベタ底。
すわりも非常に良いので安心です。


蝙蝠(こうもり)が簡略化されて描かれています。
蝙=偏、蝠=福
(かたよ)る、と音が同じなので
蝙蝠は吉祥文としてよく用いられます。


上へ、上へと牡丹の花が開いてゆきます。


桜の花も蕾を従え、これから満開なのでしょうか。


飾っておいても、魚などをのせても映えるお皿です。

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青磁陽刻松竹梅文菱皿
500円
(明治後期~大正)
長径約16.5cm・高さ約2.5cm
※完売しました

両手にすっぽりおさまる菱皿をご紹介します。
このお皿は裏側も青磁が施されています。


青磁は、古代中国を起源とします。
皇帝のために作られ、皇帝たちも青磁の器を愛しました。
翡翠(ひすい)の色にも似ていたため、高貴の器とされたのです。

青磁の器に漂う気品からも、そんな背景がうなずけます。


松竹梅文が、型を用いてしっかりと刻まれています。
見込みには竹が。
節(ふし)を菱形に組み合わせ、洗練されたデザインです。


松葉と梅の花が。
松葉はその針のような細さから、細(こま)やかさ、親密さに通じ、
歌にもたびたび詠み込まれてきました。
「松の葉のようにこん細やかに~」(越後獅子)などなど。


可愛らしく、使いやすいお皿です。
今回多めの客数でご用意ができました。
お料理屋さんにもおすすめです。

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染付網目と草花文小なます皿
2,500円
(江戸幕末)
径約12cm・高さ約3cm
※完売しました
小皿としても使える、便利な小なます皿です。
モダンな絵付けにも魅力があります。


深さがあるので、水気のあるお料理をのせても。


きれいな高台です。
すわりも良いです。


幕末らしい、丁寧な線描き。
見込みに描かれたのは雲でしょうか?


まわりには網目文と、草花が。
呉須の色も良いです。

この絵付けをした職人さん、そんな職人さんが生きていた
江戸幕末という時代は、豊かだったんですね……。
線描きの器を手にするたびにそう思います。


ちょっと時計の文字盤のような画面構成。
ぽってりしたふちも可愛く、
ぜひお手に取って頂きたいお品です。

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染付みじん唐草なます皿
3,300円
(江戸幕末)
径約15cm・高さ約4.5cm
※完売しました
最後に人気のみじん唐草のなます皿をご紹介します。


レースのような繊細な印象のこの図柄、
お好きな女性も多いのでは?


淡い色あいが繊細さを増してくれます。 


この器のもうひとつ素敵なところは、ふちどりです。
ゆるやかな輪花ではなく、
きゅっと鋭い輪花のつくりなのです。


上がゆるやかな輪花のもの。
下が今回ご紹介の鋭い輪花のもの。


 同じく、上がゆるやかな輪花、
下が今回御紹介のお品です。
組み合わせてみても面白いですね。


高台の銘はおなじみの「成化年製」。
線描きとダミを使った唐草の描き込みが素敵です。


ふちからも、土の成形が均一なのが伝わってきます。


安定もしっかり。
サラダの取り分けや、
夏の冷たいデザートにもあいそうななます皿です。

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節電のお部屋に涼感を与えてくれる器たち。
(中央の五角皿は5月8日のブログでご紹介しています)

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以上、お品物のご紹介でした。
気になるものがありましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345
次回の更新は、7月6日(金)を予定しております。
どうぞお楽しみに。

お食い初め

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