皆様、こんにちは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
梅雨明けていきなり酷暑、…蒸しますね。
今朝、木槿の花を見かけました。
こちら、宗旦木槿でしょうか、夏の茶花として欠かせない花であり、
「槿花一朝の夢」…
毎朝新しい花が咲き、真夏の炎天下を一日精一杯咲いて、
次のつぼみに明日を託すように散っていく、
まさに一期一会、情熱的な花だと思います。
本日、早速ですが、木槿と同じアオイ科で、
おそらく立葵がモチーフの詩情あふれる逸品をご紹介してまいります。
裏銘には「太明成化年製」、
裏柄には唐草がめぐり、高台にも描き込みがあります。
別の1客の高台に、
今朝、木槿の花を見かけました。
こちら、宗旦木槿でしょうか、夏の茶花として欠かせない花であり、
「槿花一朝の夢」…
毎朝新しい花が咲き、真夏の炎天下を一日精一杯咲いて、
次のつぼみに明日を託すように散っていく、
まさに一期一会、情熱的な花だと思います。
本日、早速ですが、木槿と同じアオイ科で、
おそらく立葵がモチーフの詩情あふれる逸品をご紹介してまいります。
染付葵図7寸台皿
5Pセット 80,000円
※5Pセット完売しました
(江戸後期)
径約20㎝・高さ約5,5㎝
◎バラ売り完売しました
(※うち1客にフリモノ、別の1客に高台ノミホツ有り)
※5Pセット完売しました
(江戸後期)
径約20㎝・高さ約5,5㎝
◎バラ売り完売しました
(※うち1客にフリモノ、別の1客に高台ノミホツ有り)
立葵の花言葉は「大きな志」、
まるで大望を抱く若者のように、ぐんぐんと伸び広がっていく様子は、
まさに夏の花らしくもあり、
日本では古くから親しまれています。
葵は茎が長く伸びて、葉をつけることから、
「発展する」という意味をもち、縁起のいい文様です。
画面上方で蝶が2匹、優雅に舞います。
脱皮をして、美しく舞い上がるところから、
出世につながり、縁起が良いということで、蝶は武家に好まれました。
さらにこちら高台がしっかり高く取られた特徴的な台皿となっており、
鍋島を彷彿とさせます。
裏銘には「太明成化年製」、
裏柄には唐草がめぐり、高台にも描き込みがあります。
バラ売りの在庫2客のうち、
1客にこのようなフリモノが、
別の1客の高台に、
極小のカケが2ケ所あります。
しかしながら、清潔な染付磁器の特性をそのままに、
柔らかさの中にも、凛としたフォルムを併せ持つ、
またとない古伊万里の佳品ではないでしょうか。
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続いても、同じく江戸時代は後期の、
清らかな雰囲気の、古伊万里のなます皿をご紹介します。
染付竹林図なます皿
5Pセット 14,000円
(江戸後期)
径約13㎝・高さ約4㎝
(※5客セットのうち、1客が部分甘手)
※完売しました
※完売しました
見込みにはお馴染みの五弁花、
縁文様には呉須の濃淡美しく、竹林風景が涼しげです。
5客セットのうち、1客に、
部分的な甘手が見られますが、
日々、一期一会でめぐり逢う、
夏の食材の恵みを盛って親しんで頂きたい、
古伊万里の清楚ななます皿をおすすめいたします。
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お次に、江戸時代は中期の、
多様な表情を持つ古伊万里の品物を、
5種続けて、ご紹介してまいります。
多様な表情を持つ古伊万里の品物を、
5種続けて、ご紹介してまいります。
色絵桜図6寸皿
19,000円
(江戸中期)
径約17㎝・高さ約2,5㎝
※完売しました
華やかな古伊万里の上手ものです。
※完売しました
華やかな古伊万里の上手ものです。
当時の上層階級の女性の小袖を連想させる絵柄です。
「板坂ト斉覚書」によると、家康は煌びやかな小袖を特に好んでおり、
「日本衣装結構なことは家康に始まる」とあり、
「家造りが結構なことは秀吉に始まる」と比較させています。
画面上方には青海波が巧みなアクセントになっております。
静かな海のように平穏無事な日々の暮らしが、
いつまでもずっと続くことを祈るとともに、
流水に桜は、
流れゆく桜に幸せな未来への祈りを込めたのでしょうか。
さらに裏柄には七宝文が見られ、
子孫繁栄の願いを込めています。
昔の日本人は、身近な人の幸せを祈って、
その人が普段使うものにそっと想いを込めたのですね。
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染付鷺型変型皿
1客 14,000円※ノミホツ有り
(江戸中期)
長径約12,5㎝・高さ約2,5㎝
※完売しました
※完売しました
手描きゆえ1客毎に、目には様々な表情が宿っています。
羽は陽刻を施し、
その質感まで伝わってくる仕上がりとなっております。
白鷺の白さを表現するのに磁肌の白が生かされています。
型物の繊細な作りであるがために、
各在庫には1ケ所の極小のカケが見られます。
並べると面白い効果が生まれます。
酒の肴をちょっとのせたり、箸置きがわりにしても。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
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染付二方に梅と雪輪図7寸皿
見込みにはお馴染みの五弁花、
縁文様の梅の木に風格を感じます。
そして、こちらの雪輪の文様に涼を見つけて、
酷暑を乗り切る一助にして頂けたらと思います。
裏銘には「大明成化年製」、
裏柄には唐草が一周します。
さらに、印象的な雪輪のフォルムに、
こちらのなます皿を合わせてみてはいかがでしょうか。
[染付鼓図なます皿(江戸後期) 1客 2,800円 径約14㎝・高さ約3,5㎝]
白地を生かしたモダンな構図は涼しげな雰囲気でもあります。
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染付見込みに蕪図7寸皿
キズ有り(ニュウ)のため、お安くなっております。
裏銘の「奇玉宝鼎之珍」は江戸中期の上手の古伊万里に入れられました。
(古伊万里において、その時代の陶工が正確な漢字の知識を有していないためか、誤った漢字やどことなくバランスの悪い銘款が多いようです。)
蕪は邪気を祓い、無病息災を願う縁起物で、
花言葉は「慈愛」、菘(すずな)としても馴染み深いですね。
さらに目を引くのは、輪花の形状に合わせて、縁文様に描かれた扇が、
まるでレースのよう。
まるでレースのよう。
職人のセンスがうかがえる斬新な一枚です。
もともと扇には涼を取るという実用的な用途以外に、
「邪気を祓う」という意味合いもあったようです。
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本日は江戸時代後期のお品物に始まり、
江戸時代後期のお品物で最後を締め括ります。
色絵山水と牡丹唐草図長皿
5Pセット 48,000円
(江戸後期)
長径約21㎝・高さ約3,5㎝
絵付けも丁寧な古伊万里の上手ものです。
海辺の静かな風景が「涼」を演出してくれます。
立ち上がりはまるで豪華な額縁のようで、
牡丹唐草文様がのびやかに丁寧に、愛らしく描かれ、
見込みの山水図を引き立てつつ、どっしりと主張をしています。
裏銘には「成化年製」、
裏柄にも山水の絵柄が続き、
まるでひとつの小宇宙です。
洋風のお料理をのせると映えそうです。
おもてなしの席にいかがですか。
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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は7月24日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
…梅雨も明け、本格的な夏を迎えましたが、
吉祥寺PukuPuku西公園前店、中道通り店、本店古美術福重は、
新入荷のお品物続々入荷中、店内冷え冷え状態で、
皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。
また、先月から、
吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は、定休日がなくなりましたが、
国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休に加え、
7月は全火曜日を臨時休業いたします。
尚、誠に勝手ながら
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