お知らせ


2012年3月27日火曜日

<新入荷>江戸中期~後期の古伊万里の茶碗・小皿・7寸皿・大皿・のぞき(セット商品有り)


いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。


本日はぽかぽか陽気の春らしいお天気で、吉祥寺、中道通りはとてもにぎわっていました。


21日に高知で桜が開花しましたが、今年はわが国からワシントンに約3000本もの桜が贈られて100年という記念の年を迎えており、現地ではお祭りムードで大盛り上がりだそうです。
そんなワシントンではソメイヨシノはほぼ終わり、八重紅枝垂れがただ今満開だそうですよ。
(八重紅枝垂れ) 


風まだ寒く、春はいずこに?という夜も続きますが、ただ今、店主宅のお庭では上写真の暖地さくらんぼが紅梅白梅とともに、盛りを迎えております。




吉祥寺PukuPuku西公園前店もお裾分けを頂きましてから、どんどん花が開いて、春爛漫といった趣でございます。
(左:染付山水図大火入れ、江戸幕末、14,000円、径約15㎝・高さ約13,5㎝※完売しました
(右:染付うさぎ図なます皿、江戸幕末、12,000円、径約15cm・高さ約5cm※完売しました 

優しい桜色に癒されます。


時を得て咲く花は先触れ、未来を予言する兆しであり、田植えが始まる頃に咲く桜は神のヨリシロとされ、長く咲く年は豊作とされました。

「さ」は聖なる穀霊で、「くら」は神座を意味し、「花見」とは単なる遊興ではなく、山の神を田の神として迎える神聖な行事でありました。


東京の開花予想日は30日、満開予日は4月7日ということで、むかしの人は花に霊性を見ていたようですが、さまざまな花が咲く季節、皆様、お散歩の途中にぜひ吉祥寺PukuPuku西公園前店にお立ち寄りくださいませ。

皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

さて、それでは本日も新入荷のお品物をご紹介してまいります!




----------------------------------------



染付松と菱文図蓋茶碗 5Pセット 15
,000円 
(江戸中期)
径約11,5cm・高さ約8cm
(蓋2ケ甘手、そのうち1ケに金直し有り、身1ケ甘手
※完売しました

現代にも通じるデザイン性が見事な染付蓋茶碗が入荷しました。


藍の色が品よく、そして、大きく描かれた松が、大変モダンな印象を与えます。


見込みの文様もモダンですね。


残念ながら、蓋2ケ、このように甘手です。


尚、そのうち1ケには金直しの跡も見られます。 


また、こちらの身の部分1ケ、このように甘手です。 


----------------------------------------




染付松竹と雲図7寸皿 8,500円 
(江戸中期)
径約22,5cm・高さ約3cm
※完売しました

藍の色、生地の色、とても上品な7寸皿が入荷しました。

飾って頂いても、使って頂いても、重宝すること間違いなしです。



大胆な構図にダミがきれいに出ており、職人の高度な技に脱帽です。



裏柄には古伊万里独特の唐草が周囲をめぐります。
目を立てて焼いた跡も。



立ち上がりがやや深く、端反りの輪花になっており、凝っています。

-------------------------------------------------



青磁に染付蓋茶碗 5Pセット 15,000円 
(江戸中期、筒江窯)
径約12cm・高さ約8,5cm
(蓋2ケ甘手
※完売しました

かつて1月13日のブログで、筒江窯による染付菊図なます皿をご紹介しましたが、江戸時代は中期の後半頃、古伊万里で唯一、窯名の入ったものが『筒江窯』であり、窯跡は現在、佐賀県指定史跡となっております。 

今回は青磁の発色が美しい筒江窯の染付蓋茶碗が入荷しました。



通常の蓋茶碗にはないシャープな形状です。
青磁の優しい色が柔らかさを加えます。



筒江窯の窯名が見られます。


見込みにはお馴染みの五弁化が


残念ながら、 蓋2ケが甘手となっております。
 
-------------------------------------------------






青磁に染付松と鶴図7寸皿 8,500円 
(江戸中期)
径約22cm・高さ約3,5cm
※完売しました

引き続き、青磁の発色美しい、こちらは7寸皿をご紹介します。



松と鶴が力強く、 丁寧に絵付けされており、好印象です。
青磁がさらに絵柄を引き立てます。


裏には上手ものとして、目を立てて焼いた跡が見られます。



青磁が施された箇所は細かい輪花となっており、繊細な雰囲気も併せ持ち、お料理を引き立ててくれそうです。
使って頂いても、飾って頂いても、大活躍の大きさとデザインだと思います。

--------------------------------------------------



染付扇面型小皿 5Pセット 19,000円 
(江戸中期)
縦横約5,5×11cm・高さ約2cm
※完売しました

手のひらサイズの愛らしい型皿が入荷しました!


可愛らしい扇面の形に加え、
遊び心あふれる筆で草花が可憐に描かれております。 
一枚ずつ表情が異なるところも、手描きのものの魅力ですよね。


裏を返すと松葉がさらりと4ケ所。


塩や珍味、薬味用の小皿にいかがですか。


--------------------------------------------------



染付小鳥図小皿 5Pセット 9,000円 
(江戸後期)
径約10,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました

引き続き、可愛らしい小品をご紹介します。


こちら、生地の色に透明感があります。
絵柄も丁寧に描かれた上手のものです。


どの部分も楽しい絵柄が満載です。
モダンにデザイン化された小鳥、草花、木が生き生きしてますね。


裏柄もしっかり手が入って、可愛らしいですよ。


小さいからこそ、職人の技量が分かる絵柄が魅力です。  



こちら、3月2日にご紹介した色絵幾何学文小皿※完売しましたと、
大変雰囲気が似ております。 
組み合わせると、さらに可愛さ倍増だと思います!!

--------------------------------------------------


染付見込み雲間に竹図7寸皿 5Pセット 45,000円 
(江戸後期)
径約21cm・高さ約4,5cm
※完売しました

器のまわりに配された傘と梅が華やかな染付7寸皿が入荷しました。


皿全体の藍の色がモダンな絵柄と皿の形状を引き立てます。


月夜の竹林、手水鉢から流水とは詩情がありますね。


裏柄は花をあしらった唐草文様が強いタッチで周囲をめぐっております。


鍔縁で、さらに輪花という凝った縁部には、傘と梅が配置よく描かれ、モダンな印象に仕上がっています。 

---------------------------------------




染付山水図のぞき 5Pセット 19,000円 
(江戸後期)
径約4,5cm・高さ約5cm
※完売しました

そのほとんどが円筒形で、直径は5㎝に満たないものが多いのぞき。
本来は調味料入れや珍味入れなどに使われたようです。


白地を活かしたすっきりとした構図で、
山水の絵柄が繊細に描かれております。


線はのびやかでもあり、上手のものです。


のぞきは、現在ではぐい呑みとして使用することが多く、
のぞき猪口とも呼びます。

----------------------------------------




染付ボタンに葉唐草文大皿 38,000円 
(江戸中期)
径約31cm・高さ約5cm
※完売しました

その迫力と絵付けの妙には目を奪われるばかりの、
江戸中期の染付大皿が入荷しました。



職人が絵付けに打ち込んだことがよく分かります。


藍の色の濃淡も見事で、丁寧に仕上がっています。


見込みにはボタンのつぼみが環状に可愛らしくまとまり、縁文様にはボタンの花と葉がしっかりと、品よく、空間を埋め尽くしております。 
大変豪華な印象であり、凝った逸品です。


裏柄は古伊万里独特の唐草が周囲をめぐります。
なかなか出会えない力作ではないでしょうか。

------------------------------

以上、お品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は30日(金)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。


お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ