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2012年3月20日火曜日

<新入荷>江戸中期~後期の古伊万里の長皿・なます皿・尺深皿・7寸皿・小皿・向付・蓋茶碗


いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。




雨水、啓蟄と過ぎて、本日、3月20日は春分の日ですね。


風はまだ寒いですが、春が確実に近づいています。


春分の日には太陽が真東から昇り、真西に沈みます。


本日、春分の日を中心に前後3日間、計7日間が「彼岸」であり、極楽浄土は西の方にあると信じられていたため、太陽が真西に沈むこの時期に先祖の霊を供養する仏事が行われるようになったそうです。


また 春分の日 は、昼と夜の長さが同じになる日でもあります。


「冬至から畳の目一目ずつ日が延びる」といわれますが、本日以降、わずかずつですが、昼の方が長くなり、実感として日長を感じます。


このシーズンにおなじみのあの名曲の「暮れなずむ」のは春の空です。




この時期の夕暮れが、暮れそうでなかなか暮れない様子を表しています。


さらにこの時期、雀が巣作りを始めます。




ただ今、吉祥寺PukuPuku西公園前店には上写真(色絵雀図菱型皿、大正、1客500円、縦横約12,5×17,5㎝・高さ約3,5㎝※完売しました)のお品物のほかに、あの青磁陽刻竹林雀図長角皿もまだ在庫が少々ございます!!


雀は大変人気のあるモチーフであり、今後も吉祥寺PukuPuku西公園前店に多数入荷予定でございます!


お話は尽きませんが、本日も新入荷のお品物をご紹介してまいります!

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・紙刷印判竹林図長皿 1客 13,000円 ※完売しました
(江戸中期)
縦横約11×21cm・高さ約3,5cm

本日最初にご紹介の品物は大変モダンな印象の紙刷印判の長皿です。


竹の葉と節が古印判(紙刷印判)になっている江戸中期の古伊万里の長皿です。

竹は三友として、松・梅とともに中国磁器にもよく用いられたモチーフですが、こちらの独特の密生した葉の竹は寒山拾得図に描かれたものです。

寒山と拾得。二人とも詩禅一如の生活を送り、その挙動すこぶる奇矯であったといいます。
後世、禅画の好題材となったほか、文芸・芸能の材ともなりました。

裏面4ケ所には中央に花のあるタコ唐草文様が描き込まれています。
長皿の角は入り隅となっております。

曲面にも美しく絵付けされています。

こちらの1客のみ、手が違うもの(総手描き)が入荷しております。
※完売しました
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・染付草花とトンボ図向付 5Pセット 22,000円 
(江戸中期)
径約7cm・高さ約5,5cm
※完売しました

日本的な趣のある小ぶりな古伊万里の向付が入荷しました。


のびのびと描かれた草花が印象的な上手のものです。
トンボが二匹飛んでいます。
白地を活かした、シンプルですっきりとした構図です。
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・色絵見込み梅に水仙図7寸皿 1客 12,000円 
(江戸中期)
径約21,5cm・高さ約3cm
※完売しました

絵付けが非常に丁寧江戸中期の7寸皿が入荷しました。

色合いが控えめで、使っても飾っても良さそうな7寸皿です。

伊万里の魅力のひとつはその多種多様な文様にあると思います。 


初期の文様は中国磁器の文様に影響を受けているものが多いのですが、中期になると、こちらの絵柄に見られるような水仙のほか、紅葉、桜など日本独自の文様が多く見られるようになります。

窓絵内には金を使い、華やかに繊細に、松竹梅文様が描かれております。
裏面には上手の品として、目を立てて焼いた跡があります。

裏柄には二重線にダミ埋めの唐草文様が周囲をめぐります。

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・色絵バショウ図小皿 5Pセット 9,000円
(江戸中期)
径約10,5cm・高さ約3cm
※完売しました

伊万里の中でも最近ことに人気が高いのが小皿や豆皿です。

江戸中期のモダンな絵柄の色絵の小皿が入荷しました。

画面左手に大胆に描かれたバショウは中国原産であり、観賞用として庭園などに植えられます。

中国磁器は明代にバショウを描いたり、その葉の連続文を盛んに描きました。


そのため有田磁器も早くからバショウを文様として描きますが、17世紀後半にバショウを描き込んだ中国の風景文様の例が多くなります。

裏柄にも山の描き込みがあり、可愛らしいです。
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青磁色絵松竹図尺深皿 22,000円
(江戸中期)
径約26,5cm・高さ約7cm
※完売しました
さて、続いて御紹介の品物は、 江戸中期の古伊万里の尺深皿です。

縁が立ち上がっており、深さもある事から、浅鉢と称した方が良いのかもしれません。

表面は、青磁の発色美しく、色絵と金彩がさらに華やかさを加えつつ、丁寧な描き込みがしっかりと施され、とても上品でかつ重厚な印象を受けます。 
雲間に松と竹という古典的なおめでたい題材ですが、変化に富み、いきいきとした筆で描かれております。
藍の色の濃淡もきれいです。
縁部は、輪花になっており、金をあしらい、存在感を引き立たせております。 
縁は鍔縁(つばぶち)の造りとなっております。 
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・色絵山水図小なます皿 5Pセット 19,000円
(江戸中期)
径約14cm・高さ約3,5cm
※完売しました
色合いが独特の江戸中期の色絵の小ぶりななます皿が入荷しました。

現代的なセンスを感じるデザインです。
縁文様は白地を活かしたあっさりとした山水で、中央の文様を引き立てます。 
なます皿としては若干小ぶりで使いやすそうです。 

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・色絵人物図蓋茶碗 5Pセット 19,000円
(江戸後期)
径約11cm・高さ約7cm
※完売しました

本日最後にご紹介の品物は人物の様子が愛らしい色絵の蓋茶碗です。

華やかで上品な印象を受けます。
  ぐるり一回転すると、とある人物の日常風景を垣間見ているかのようです。
大変細やかに絵付けされた上手のもので、構図の面白さも外せません。

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以上、お品物のご紹介でした。

いつもブログをご覧くださいましてありがとうございます。
次の更新は23日(金)となります。

今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。



お問い合わせはお気軽にどうぞ。

吉祥寺PukuPuku西公園前店

0422-27-5345

(明日、水曜日は定休日となります)

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