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旧暦では昨日から3月がはじまり、また、本日は春の彼岸明けとなりました。
近頃は春の予感が吉祥寺の街のそこかしこで芽吹いています。
草木がいよいよ勢いを増して生い茂る「弥生(いやおい)」の月となりました。
先日は中道通りで卒業式に向かわれる学生さんをお見かけしました。
風はまだ寒く、今日は冷たい雨が降りましたが、春はもうすぐそこまで来ているのだと思うと切に待ち遠しく思います。
はやく井の頭公園でお花見がしたいです!
それでは本日も新入荷のお品物をご紹介してまいります!
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瑠璃釉に金彩見込み梅花図鉢 7,500円
(明治前期)
径約17,5cm・高さ約7,5cm
※完売しました
本日最初にご紹介の品物は瑠璃釉と金彩が大変目に鮮やかな鉢でございます。
透明釉の中に呉須を入れてつくる瑠璃色の釉薬の発色が何とも鮮やかで、さらに金彩が施されたことにより、華やかさとモダンなアクセントが加わり、宝石のようです。
白地に色絵金彩とはまた違った趣がありますね。
裏を返すと、そこには梅と松葉が。
縁部は凝った造りとなっており、その文様と相まって、お料理を引き立てそうです。
使って頂いても、飾って頂いても、空間が映えそうです。
ただ今吉祥寺PukuPuku西公園前店には、
明治前期の春らしい華やかな色絵のお品物が充実しております。
本日はその中から、新入荷のお品物をご紹介してまいります。
色絵窓絵に竹林図7寸皿 1客 3,500円
(明治前期)
径約22cm・高さ約4,5cm
※完売しました
※こちらのお品物はこの後にご紹介の小皿と通り物になります。
「通り物」とは、同じ絵柄でいくつかの形状の器が揃った食器のことで、見栄えも良く、普段使いはもちろん、おもてなしの時にも重宝して頂けるかと思います。
メインのお料理で、盛り付け方によっていろいろな表情が出せそうです。
一見、あっさりとした絵柄のようですが、文様構成が面白いお皿です。
広がりを感じさせる竹林に、たけのこが可愛らしく描き込まれております。
岡山県倉敷市真備町は西日本有数のたけのこの産地で、大学時代の油絵の先生が毎年掘りに行っていました。
こちらのモダンな文様が皿全体の雰囲気を力強く引き締めています。
裏を返すと、コウモリと巻物が交互に描き込まれております。
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続いて、明治前期の小皿を3種、ご紹介してまいります。
色絵窓絵に花鳥図小皿 1客 1,500円
(明治前期)
径約11,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました
華やかな色合いに丁寧な絵付けの上手ものです。
裏柄が面白く、線の上に小鳥が留まっています。
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色絵二方に蓑図小皿 1客 1,500円
(明治前期)
径約12cm・高さ約2,5cm
※完売しました
絵柄の取り合わせが珍しい上品な小皿です。
現在では宗教用等、特殊用途を除き、廃れているに等しい蓑ですが、古代から世界各地で使われてきたものでした。
昔話に登場する、天狗や鬼が身にまとう伝説上の蓑は自在に姿を隠すことができるもので、子供心に興奮して物語を読み急いだものでした。
こちらも、華やかな色合いで丁寧に絵付けされた上手ものです。
裏を返すと3ケ所に巻物が描き込まれています。
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色絵窓絵に竹林図小皿 1客 900円
(明治前期)
径約11,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました
※こちらのお品物は先にご紹介の7寸皿と通り物になります。
7寸皿と一緒にお使い頂いても、個々にお使い頂いても、お楽しみ頂けます。
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ただ今吉祥寺PukuPuku西公園前店には蓋茶碗も充実しております。
その中から、明治前期の紙刷印判の蓋茶碗を2種、ご紹介します。
紙刷印判みじん唐草蓋茶碗 900円
(明治前期)
径約10,5cm・高さ約7,5cm
※完売しました
感じの良い紙刷印判のみじん唐草蓋茶碗が入荷しました。
シンプルなみじん唐草文様は飽きが来ず、長くお使い頂けそうです。
版がきれいに出ております。
こちらのお茶碗でご飯を頂くと美味しそうです。
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紙刷印判ボタン図蓋茶碗 900円
(明治前期)
径約10,5cm・高さ約8cm
※完売しました 同じく紙刷印判の蓋茶碗をご紹介します。
版がきれいに出ております。
藍一色のボタン文様がとても華やかですね。
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藍一色のボタン文様がとても華やかですね。
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色絵窓絵に鶴図蒸し茶碗 1客 1,500円
(明治前期)
径約9,5cm・高さ約8cm
※完売しました
上品な小ぶりの蒸し茶碗が入荷しました。
茶碗蒸し用にいかがですか。
細部まで手の込んだ絵付けがなされた、華やかな上手ものです。
小ぶりなサイズ感と窓絵内の鶴の様子がなんとも愛らしいです。
見込みには松竹梅が丁寧な筆で描き込まれています。
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色絵二方に花図なます皿 1客 2,800円
(明治前期)
径約15cm・高さ約5cm
※完売しました
色合いが豪華でどっしりとしたなます皿が入荷しました。
金彩で描かれた魚2匹が窓絵を構成するという凝った意匠が見られます。
見込みには稲でしょうか、豊穣、豊かさのシンボルです。
赤の色と花文様が可愛らしいですね。
裏を返すと、4ケ所に菊の花が可憐に舞っています。
紙刷印判松と家屋図6寸皿 1客 1,500円
(明治前期)
径約17,5cm・高さ約3cm
※完売しました
モダンな絵柄の紙刷印判の6寸皿が入荷しました。
デザートや前菜、サイドディッシュにと大活躍の人気の6寸皿です。
酸化コバルトの藍が濃く、鮮やかです。
盛り付け方で、さらに存在感のあるひと皿になりそうです。
画面半分から上は松の巨木と山、雲の表現が特にいい味出してます。
画面半分から下は石垣に目を引かれます。
大変モダンな印象に仕上がっています。
裏柄も紙刷印判により、唐草文様が周囲をめぐります。
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