いつも当店のブログをご覧下さいましてありがとうございます。
今日の東京、吉祥寺は春を予感させるようなぽかぽか陽気で、中道通り商店街は普段以上ににぎわっていました。
そんな朝、吉祥寺PukuPuku西公園前店のお隣のお隣、和草(にこぐさ)さんのお店が春めいていて、思わず写真を撮らせて頂きました。(↑)
紅梅が目に鮮やかです。
梅の花は寒い冬を生き残り、次の春に必ず花を咲かせるので、長生きの象徴でもあります。
吉祥寺PukuPuku西公園前店にも春を先取りして頂けるお品物がいろいろ入荷中です!
松竹梅にウグイス図角皿
(大正・700円・縦横約12㎝×16.5㎝・高さ約2.5㎝)
※完売しました
(大正・700円・縦横約12㎝×16.5㎝・高さ約2.5㎝)
※完売しました
皆様、ぜひ吉祥寺PukuPuku西公園前店に春を愛でにいらしてくださいね!
お待ちしております!
それでは、本日も新入荷のお品物をご紹介いたします!
_________________
・銅印判見込み3羽うさぎ図6寸皿 1客 1,500円
(明治後期)
径約18cm・高さ約3cm
※完売しました
3羽のうさちゃんが見込みで可愛いらしく飛び跳ねる、上品な6寸皿が入荷しました。
表面は、桐と鳳凰の文様と輪の中に山水の文様が交互に三方に配され周囲をめぐり、中央には花と元気に飛び跳ねる3羽のうさちゃんが。
裏面の周囲三方に配された唐草には花があしらわれています。
縁は輪花になり、口縁部には口紅(銹釉)が引かれ、雰囲気が引き締まります。
大きさもほどよく、また、深さがありますので、汁気のあるお料理等、重宝して頂けます。
店内にはただ今、こちらのお品物以外にも、約8寸のお皿がいろいろございます。
_________________
・銅印判応龍図楕円皿 1客 700円
(明治後期~大正)
径約14,5×18,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました
鳥のような翼をもつ龍を『応龍』といい、天を舞い、雨を降らせる力をもっているといわれます。
応龍の描かれ方の違いを合わせてご覧くださいませ。
蝮(マムシ)が500年生きると、蛟(ミズチ)となり、蛟が1000年生きると龍になり、龍が500年生きると、角龍となり、角龍が1000年生きると、『応龍』となり、応龍が年老いると、黄龍となり、最も格が高くなります。
表面は、にぎやかな文様が額縁のように周囲をめぐり、窓絵で抜かれた6ケ所内には全て絵柄違いで、植物等の文様が中に配されております。
中央にはユニークな応龍の姿が。
当店でお取扱いの楕円のお皿はおにぎりやパン、あるいは卵焼きををのせたり…と、出番が多く、使い易い!とお客様からご好評頂いております。
_________________
・銅印判放射幾何学文6寸皿 1客 900円
(明治後期~大正)
径約18,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました
季節を問わずにお使い頂ける、シンプルな文様の6寸皿が入荷しました!
薄づくりで軽いです。
お取り皿にいかがですか。
表面は、瓔珞文様が縁部と見込み周囲をめぐり、お料理を引き立てます。
中央の幾何学文様は太陽のようにも見えますね。
瓔珞(ようらく)文様とは本来、密教法具の一つの輪宝からデフォルメされた文様であり、
輪宝(りんぽう)は、チャクラともいい、仏法の象徴です。
千手観音、如意輪観音が輪宝を手にしているのをご覧になった方も多いと思いますが(上写真参照)、仏像がまだ作られていなかった古代インドにおいては釈尊のシンボルとして彫刻されていました。
瓔珞とは、珠玉や金銀の加工品を編んで、頭・首・胸にかける装身具であり、また仏像や寺院内の天蓋などに下げて飾ったものでもありますが、このように可愛らしく文様化され、古伊万里の蕎麦猪口等によく見られます。
裏面には巻物と扇が交互に計6ケ所、可愛らしさを添えています。
口縁部にやや厚みを持たせています。
_________________
・染付春蘭図向付 1客 500円
(大正~昭和戦前)
径約9,5cm・高さ約4,5cm
※完売しました
すっきりとさわやかで、可憐な向付が入荷しました。
やや内すぼまりな形状で、縁部は輪花になっております。
春蘭は日本各地によく見られる野生蘭の一種で、土壌中に根を広げる地生欄の代表的なものでもあります。
_________________
・染付鶴図向付 1客 900円
(明治前期)
径約9cm・高さ約5,5cm
※完売しました
鶴が踊っているかのような可愛い絵付けの向付が入荷しました。
側面には鶴が3ケ所。
見込みには壽。
鶴が柔らかく、優しく描かれております。
可愛いらしい鶴の三態をお楽しみください。
こちらでお茶を飲むと落ち着きそうですね。
_________________
・青磁バショウ葉型長皿 1客 600円
(大正~昭和戦前)
縦横約10×20cm・高さ約3cm
※完売しました
本日最後のご紹介は京焼の佳品でございます。
店主によると、お茶の懐石の席で使用されたものだそうです。
骨董の市場では『時代が足りない』という認識でこのようなお品物が安く売り買いされますが、本来は箱に入っていて、お道具として使用されていたものだと思われます。
所謂、八寸として、酒肴の3種盛りなどいかがでしょうか。
懐石の献立には先付、吸物、煮物、焼物など、いろいろな料理がありますが、亭主と客が親しく盃を交わして閑談するのが、この「八寸」のときで、最もくつろぎのひとときであると言えると思います。
バショウの葉を可愛らしく模したこちらの器を前に、話にさらに花が咲きそうです。
_________________
以上、お品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
次の更新は28日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿