まずは、ビッグサイトの骨董ジャンボリーが無事に開催終了いたしました。
アーリーバイヤーズデーを含む3日間、本店の「古美術福重」のブースには多くの方にお立ち寄り頂くことができ、大変盛況の催事となりました。
ご来店、ご来場下さいましたお客様、暑い中本当にありがとうございました!
気に入った器、アンティークのものたちに出会えましたでしょうか?
こちらの写真は、初日の会場の様子です。
古美術福重ブースは、古伊万里の器を初め、鉢物、大皿などの一点もの、手頃な印判皿に染付の蓋茶碗、猪口などなど・・・数を揃えてご用意しておりました。
初日は1時開場でしたが、ホールの外には昼前から並ぶ方々も。
さて、開店です!
どっとくる人の波。お目当てのお店に向かわれるようです。
そのなかでちょこっと立ち寄って下さる方、何度かお立ち寄られてじーっくりと悩まんで決めていく方、いろんな方がいらっしゃいました。
催事の度に必ずお立ち寄り下さる常連の方や、本店、吉祥寺店でお会いする方々の姿も見られ、なかなか忙しい一日でした。
手前のエッグスタンドのような器。これは盃と盃台!
上部をひっくり返して下の受皿にはめて使うお洒落なうつわです。
人気の印判小皿も、いろいろ持ってきていました。
大皿、鉢物、ガラスの器。
最右はビール瓶、ですがラベルには「パパイヤジャム」とあります。
(戦前の当時、瓶を使いまわしていた商品だそう)
会場の様子も少し。
この日の為に!!と、大きなカートを引いてお買いものされていく姿もちらほらと・・・。
お店とは違い、催事の雰囲気はまるでお祭りのようです。
楽しんで買い物されていく姿が沢山見られ、嬉しい限りです。
暑い中、3日間本当にお疲れ様でした。
(次回は来年1月開催予定です。)
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さて、吉祥寺PukuPukuに戻ります。
店内ではただいま「盃台」が並んでおります。
本日こちらをご紹介させて頂きます。
盃台(はいだい)とは、名の通り盃をのせる台です。
現在あまり見慣れない器ですが、宴席で酌み交わす大ぶりな盃を乗せて使っていました。
それぞれ、お酒を一層美味しく見せる工夫が凝らされています。
大きさや形状も種類豊富で、細かな装飾のあるものから、シンプルな染付のものなど、個性豊か。
飾って頂くだけでも素敵な器ですが、花器にされたり、キャンドルスタンド、コーン型の香立てなどにも使っていただけます。
本来の用途である盃や小さな器をのせて、珍味やお菓子などのせてみたり。
落としの器を入れて、薬味やスパイスを入れてみたり・・・などなど。
アイディアひとつでいろんな用途の器になりそうです。
まずは、時代の古いものと、珍しい幾何学紋の二点です。
左・・・山水図 青磁盃台 7,500円 ※完売しました
(江戸後期 径約11,5cm 高約6cm 口径約3,7cm)
右・・・幾何学紋 染付六角盃台 12,000円 ※完売しました
(江戸幕末 径約13cm 高約8cm 口径約4,2cm)
時代感のある渋い青磁に、丸みのある胴部が印象的な器です。
菱紋のなかには三方に山水などの風景画があります。
花瓶にされると、赤いお花が映えそうです。
こちらは六角の形に、幾何学紋がおしゃれな盃台です。
すらっと高めな作り。グラデーションの足元の藍の色も涼しげです。
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作りの似た、明治前期の小ぶりな二点。
左・・・植物図 染付透かし盃台 3,800円 ※完売しました
(明治前期 径約10cm 高約4,6cm 口径約3,8cm)
右・・・牡丹図 染付透かし盃台 各3,800円
※完売しました
(明治前期 径約9,4cm 高約4,4cm 口径約3,8cm)
明治前期の盃台です。
ほぼ同規格ですが、左の植物図のもののほうが若干縁に厚みがあります。
口の部分の透かしも美しい。牡丹図の方がひとつひとつが少し細いです。
ペアで揃えてキャンドル立てや、塩と砂糖の調味料入れ等にも。
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こちらは値段手頃な江戸幕末の盃台たちです。
左・・・山水図 染付盃台 4,500円
(江戸幕末 径約10,6cm 高約6,5cm 口径約3cm)
シンプルですが、山水の描き方など達筆で、すらっとしたフォルムに合った涼しげな絵柄です。
右・・・瑠璃に金彩盃台 4,500円
(江戸幕末 径約11cm 高約5,2cm 口径約4,1cm)
※完売しました
金彩の華やかさもありつつ、落ち着いた瑠璃の色合いが綺麗な盃台です。輪花縁で凝っています。
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最後にもう一点。
こちらは明治時代の器で、変わった絵柄です。
・折鶴と若松図 染付盃台 5,500円
(明治前期 径約11,5cm 高約8,7cm 口約5,3cm)※完売しました
本日ご紹介の盃台の中では一番おおきなものです。
首をかしげた折鶴と、柔らかそうな若松が散りばめられております。
盃を乗せる受皿の部分が丸く厚みがあります。
アロマキャンドル、オイルなどに使われても良さそうですね。
盃台の魅力、是非じっくりと見て行かれて下さいね。
以上、今回の特集でした。
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新入荷より、人気の蓋茶碗がはいりました!
・竹林図 染付蓋茶碗 2,500円
(江戸幕末 径約10,5cm 高約7,2cm)
※在庫わずか
三方に立縞紋様、間には竹林の絵が描かれた蓋茶碗です。
薄い作りで、しっとりと手に馴染む形です。
呉須の淡い色合いと、くっきりとした絵柄のコントラストが魅力的な一品。
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・窓絵に山水図 染付蓋茶碗 1,500円
(江戸幕末 径約11cm 高約8cm)
※完売しました
ぶりが大きく、藍の発色が明るく鮮やかな蓋茶碗です。
窓絵の他の部分は花を抽象化した紋様で埋められています。
デザートをよそっても良さそうな涼しげな色合い、お値段も手頃でおすすめ。
縁周り1、5cm程この藍の絵付けがあります。
(菊の花、でしょうか?)
見込みは無地で一見シンプルですが、この縁があるお陰で白地が活かされ、魅力ある器になっています。
山水図もいい味出しています。
本日のご紹介でした。
ちょっと長くなってしましましたが、読んで下さりありがとうございました。
次回は7月28日(木) 7月最後の更新となりました。
新入荷の器をご紹介予定です。
暑い日々ですが、どうぞご自愛くださいね。
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