連休は、如何過ごされましたでしょうか?
雨も上がり、みずみずしさの残る西公園の足元に、露草の花を発見しました。
英語では「Dayflower」(その日の花・その日のうちにしぼむ花)、というそうです。
その名の通り朝に開いた花びらは、昼過ぎにはもう顔を閉じてしまいます。
小さな花ですが、遠くからでも目を引くこの青色に、夏の訪れを感じます。
あと、今朝は何故か鳩の姿を多く見かけました。
(近付いても全く逃げる様子無く・・・人馴れしてますねぇ)
今週末より7月、なにやらあっという間です。
じめじめした気候が続きますが、梅雨の趣を感じられるのもあとわずか、と思うと名残惜しい気もするような。
さて、本日の商品紹介です。
夏場にお勧めの、鉢物をまずは二点ご紹介いたします。
・ベロ藍 花散らし図鉢
(明治前期 径約23,5cm 高約8cm ・ 8,500円)
※完売しました
新入荷より、こちらは数種類の小花が賑やかに描かれた、とても可愛らしい絵柄です。
ずっしりとした存在感。厚作りですのでテーブルの上でも安定感あり。
夏場には冷たいおうどんや御素麺、冷菜など盛って頂くと素敵な器です。
側面から見ると縁反りになっています。
側面の絵柄は芦と雁と思われます。内側の細かな柄との違いも魅力的。
裏には墨で描かれた屋号があり。
さらっと描かれていますが特徴を捉えた雁と、葉の描き方なども上手です。
中央には桜、周囲は牡丹と、縁には梅。手編みのような線の模様は北欧の器を思わせます。
一点のみ、お早目にご利用くださいませ。
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・ベロ藍 葵に雀図鉢
(明治前期 径約24,5cm 高約11cm ・ 6,500円)
※完売しました
こちらは一回り大きな大鉢です。中央で別れた画面の半身には葵、半身には雀が描かれております。
丸みのある安定した形で、容量もたっぷりございます。
柔らかく伸びた蔦と一輪の葵、ころころっとした雀が可愛らしい、素敵な器です。
この他にもベロ藍の鉢物は下の写真にあるように多数ご用意がございます。
気になる方は是非チェックしてみて下さいね。
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・桃図 染付湯呑
(江戸幕末 径約8cm 高約6cm ・ 1客2500円)
※完売しました
染付の手描きで、中国の吉祥柄である桃の絵が描かれたお湯呑です。
手触りよく、丸みのある形が大変使いやすい為、お勧めです。
並んだ桃がなんとも和みます。
手慣れた筆致の葉の絵柄もシンプルで魅力的です。
不老不死を現す桃。形も可愛らしく人気の絵柄です。
口縁も薄く、お酒などの器にもぴったりです。
向付にして頂いても良いですね。
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・染付 花唐草に鳳凰図六寸皿 五枚組
(江戸後期 径約17,5cm ・ 22,000円)
※完売しました
セットの染付皿が入りました。
使いやすい六寸(約18cm)大で、江戸後期のものとは思えないような、洋風でモダンな絵柄です。
薄作りで、縁はなめらかな輪花になっております。
藍の色も涼しげで、これからの夏の日々に使いたくなる器ではないでしょうか。
花唐草やたこ唐草とはまた違った、蔦のような唐草です。
見込みには、一羽の鳳凰が。
鳳凰、といえば共に描かれるのは、彼の止まり木とされる「桐の花」 ですが、この器に関しては花と唐草と共に描かれており、知る人にはちょっと珍しく感じるかもしれませんね。
・・・調べたところ鳳凰は「霊水を吞み、竹の実を食べ、梧桐(アオギリ)にしか止まらない」、と書かれてありました。
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最後はたこ唐草の器です。
(江戸後期 径約15cm 高約3,3cm ・ 3,800円)
人気のたこ唐草の器です。こちらは江戸後期、約200年前の器となります。
ちょっとぼってりとした、浅めのなます皿ですので、様々なお料理に使って頂けると思います。
夏場は冷奴など盛ってみてはいかがでしょうか?
裏の側面はシンプルな唐草繋ぎの紋様です。
人気の絵柄であるたこ唐草紋様ですが、時代による描き方の変化が特徴的で、こちらの江戸後期のものは、すこしぼってりとした足に、大きな渦の中に枝分かれした唐草が描かれております。
江戸中期のものに比べると描き込みは劣るのですが、素朴な筆使いと、蛸の脚らしい丸みある唐草は可愛らしく、またそれが味わいある良い絵柄となっております。
本日のご紹介でした。
次回は6月30日(木)となります。お楽しみに!
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