本日は、気温も暑いですが、風がとっても強いです。
朝の西公園では、スプリンクラーが活躍しておりました。
外に並ぶ商品も日々変化しております。
今はむすっとした顔の鯛のお盆がおすすめですよ～。
店内入口入って左上のガラス棚には火入れが並んでおります。
本日は、こちらの火入れのご紹介をしようと思います。
火入れとは、煙草盆の中に入れて火鉢のように炭を入れてキセルに火を点ける為に使っていた喫煙具です。
発祥は煙草盆の持ち込まれた江戸時代初期（寛永期 １６２４～４４）で、茶道具として南蛮から持ち込まれたといわれております。火入れと、キセルの吸い殻を落とす「灰落とし」（灰吹き、芯きり等とも言われます）と共に使い、現在も茶席などで使われております。
キセルに馴染みのない方は、あまり手にされない器かもしれませんね・・・
そんな火入れですが、実は様々な用途で使って頂ける面白い器なのです！
植物を入れる鉢カバーにしたり、ペン立て、小物入れなどの用途にもなります。
お茶をされる方は「建水」代わりに使われたり、お湯を入れてアロマを垂らしてアロマポットに・・・などもできますね。
勿論実際に炭を入れて火鉢としても使えます。
又、古美術商がよくする使い方としては、珈琲の飲み殻をいれて煙草の灰皿にするそうです！
今回は当店で扱っております江戸時代の染付から、昭和戦前までの手頃なものまでいくつかご紹介しようと思います。
染付 線描火入れ
（江戸幕末 径約10,5cm 高約8,3cm ・ 5,500円）
※完売しました
人気の線描きで牡丹の花が描かれた、染付の火入れです。
縁にも輪繋ぎの紋様があり、淡い藍の色も上品です。シンプルで典型的な円筒型の火入れですので安定感もあり。
季節を問わず使って頂けるかわいい絵柄です。
夏向きの涼しげな植物から、写真のようなドライフラワーまで飾ってみてはいかがでしょうか？
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染付 鳳凰図火入れ
（大正時代 径約11cm 高約10,5cm ・ 2,200円）
※完売しました
時代が若いので手頃な値段の火入れです。
手描きで鳳凰と雲、縁は雷紋が描かれた藍の綺麗な器です。
丸みのあるフォルムがころっとしています。
口も広いので、ミニボトルのワインクーラーなどにしても可愛らしいかも？
細身の鳳凰の絵付けも、味があります。
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牡丹図陽刻 六角火入れ
（明治後期～大正 径約11,2cm 高約9cm ・ 2,800円）
※在庫残り1点
茶色い釉薬で、陽刻で窓の中に牡丹が描かれたモダンな火入れです。
六角の形もおしゃれです。ペン立てや鉢入れに。いくつか並べて飾って頂いても素敵ですね。
この時期だと、蚊取り線香立てにされても素敵ですね。
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青磁 八角火入れ
（大正～昭和戦前 径約10,2cm 高約8,5cm ・ 1,800円）
※完売しました
チューリップのような形の、小ぶりな火入れです。
薄い青磁で水色に近い緑をしています。口元は青みが強く、グラデーションが綺麗です。
下の写真のようなペン立てや机の上で小さな小物入れにされてもいいですね。
どこかの窯元でしょうか？愛らしいポイントです。
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染付 水龍図火入れ
（江戸幕末 径約11,3cm 高約10,7cm ・ 12,000円）
※完売しました
最後は染付の変形の火入れです。
円筒型ですが、口周りが締まって、縁部が反った形になっております。
窓絵の部分は輪になり繋がった二匹の水龍です。
中の絵柄は、これから龍になる卵たちなのでしょうか？
藍がはっきりとした染付です。植物のグリーンがよく映えます。
夏の演出に、火入れを使ってみてはいかがでしょうか？
今回の特集でした。
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商品紹介もいくつかさせて頂きます。
扇形の器です。
扇面形 染付長皿 三枚組
（明治前期 横約30,5cm 高約4,5cm ・14,000円）
※完売しました
しっかりした作りの、扇面の形をした器です。
涼しげな藍の色で、半面は牡丹唐草、半面は雷紋と植物図が描かれております。深さもありますので、様々なお料理にお使いいただけますね。
三つ組なのには理由がありまして、このように円にして使って頂くことが出来ます。
お客様が来た時など、目を引く器ですね。
中華料理のエビチリや、揚げ物など３種盛りをしてみたり。
互い違いに使うと波のようです。
涼しげなディスプレイで冷菜、お刺身など映えますね。
変わり皿にご興味の有る方に、お進めの一点です。
本日のご紹介でした。
次回は７月７日（木） 七夕の更新になります。
今週入荷の品をご紹介予定です！
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