お知らせ


2012年9月11日火曜日

<新入荷>ベロ1尺3寸大皿/7寸皿(以上、明治前期)・三ツ組鉢(明治後期)・印判小皿4種(明治後期~大正)・子供茶碗2種(昭和戦前)


皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。


先週末、突如、西公園で鳴り響いた太鼓の音を合図に、
地元の若衆が豪快な掛け声を上げながら、
神輿を威勢よく担ぎ上げ、中道通りを巡行しました。


残暑とともに凄い熱気を店内からも感じましたが、
吉祥寺の長い夏も終わるのですね…。

…さてようやく季節は秋へと移り変わるこの頃、3店舗にて日々
新入荷のお品物続々入荷中です!
6月から定休日をなくした吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店、
そして国分寺の本店、古美術福重に皆様ぜひお出ましくださいませ。
尚、国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休を頂きますが、 
誠に勝手ながら、9月の全火曜日を臨時休業いたします。  
(古美術福重:042-327-3444
何卒よろしくお願いいたします。
それでは、本日もお品物のご紹介です!

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本日 まずは図変わりの印判皿を4種紹介してまいります。


銅版転写千鳥図小皿
1客 700円
(明治後期~大正
径約12,5㎝・高さ約2
※完売しました
大人気の千鳥柄、入荷しました!

文様で埋め尽くされたお洒落な千鳥


青海波と組み合わされた波千鳥です。
波千鳥は「夫婦円満」、「家内安全」を表す縁起柄です。

その他、松と、モダンに文様化されたでしょうか。
遊び心を取り入れながらも、静かで美しい構図となっております。

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銅版転写龍虎図小皿
1客 700円
(明治後期~大正
径約13㎝・高さ約2,5
※完売しました


「雲は龍にしたがい、風は虎にしたがう」 という言葉がありますが、
ライオンが生息していなかった中国において、百獣の王といえば虎であり、
強いものの代表とされ、龍はそれに匹敵すると考えられていたようで、
龍と虎は対で表されることが多く、わが国でもその画題は好まれました。



草花があしらわれた縁文様と相まって、可愛らしいですね。

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銅版転写将棋の駒図5寸皿
1客 800円
(明治後期~大正
径約15,5㎝・高さ約3,5
※完売しました
将棋の駒をシンボル化した愉快な5寸皿です。


平安時代から五角形の板に墨で字を書くという形式を保ち、
ほとんど変化していない将棋の駒
もっとも古い駒は木簡を切ったものに墨で文字を書き、
長方形の板の先頭部を尖らせており、すでに現在と同じ五角形で、
その製作時期が11世紀頃であることがほぼ断定されているそうです。


今の将棋は大将棋→中将棋→小将棋を経て、
小将棋を基本に飛車、角行、酔象を加えたものから酔象が省略され、
現在の本将棋になったと考えられており、
信長、秀吉、家康の頃に活躍した初代名人の大橋宗桂の時代には、
現代の将棋の形になっていたとか。


将棋(本将棋)はその後、囲碁とともに、江戸時代に幕府の公認となり、
八代将軍徳川吉宗のころには、年に1度、1117日に、
御城将棋を行うことを制度化し、現在ではこの日付(1117日)が、
将棋の日」となっています。

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銅版転写宝袋と打ち出の小槌文小皿
1客 600円
(明治後期~大正
径約14㎝・高さ約3


卍繋ぎ模様の宝袋が印象的なこちら、
宝袋(巾着は銭貨・お守り・香料などを入れるものであり、
昔から大切にされ、家紋の文様としても多く用いられています。
お隣の打ち出の小槌大黒様が抱えている持ち物でお馴染みですが、
願い事をしながら振ると、その願いが叶うと伝えられ、 
さらに敵を討つと縁起を担ぐなど、こちらも多く家紋に見かけます。


日本に昔から伝わる文様には、身近な人の幸せを祈って、
その人が普段使うものに願いを込めたものがいくつもあり、
昔の日本人はなかなか粋だなと思います。

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※どの印判小皿も在庫薄のため、お早めに!



お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続いて、明治前期の愛らしい型紙摺り染付の7寸皿をご紹介します。



型紙摺り染付三羽の雁図7寸皿
1客 2,500円
(明治前期
径約21㎝・高さ約3,5



画面右下では、妙齢の大和撫子の微笑のように、
可憐に花木が咲きほこっています。



そしてその花の散りゆく画面左下には硯箱と筆。

散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる
(『かぜのてのひら』)



三羽の雁其々が託され銜えるは誰が誰に送った文なのでしょうか。
想像力をかき立てられます。


恋という遊びをせんとや生まれけん かくれんぼして鬼ごっこして
(『かぜのてのひら』)



白地をうまく生かし、ほのぼのと物語性を感じさせる構図です。


愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに
(『サラダ記念日』)  



裏柄三方に七宝繋ぎで、愛らしさ満点です。



盛り付け方でいろいろな表情が出せそうな便利な7寸皿です。
ただ今ですと、枚数を揃えて頂けます。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続いて子ども茶碗2種のご紹介です。



各アイテム在庫薄のため、お早めにどうぞ!

(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345



ブーフーウー柄茶碗
1客 1,800円
(昭和戦前
径約11㎝・高さ約5,5
※完売しました


『ブーフーウー』は、『三匹の子ぶた』をモチーフにした着ぐるみ劇で、
西洋の昔話『三匹の子ぶた』の後日談という設定で、メキシコ風の舞台設定に、長兄でブーブーと愚痴をこぼす「ぶつぶつ屋」のブー、
次兄ですぐくたびれてフーフー言う「くたびれ屋」のフー、
一番下でウーウーと頑張るしっかり者のウーという3匹の子ぶたと、
彼らを食べようとするオオカミの絡むコメディ風の物語。

放送の途中でオオカミと子ぶたたちが仲良くなったり、
ユーモラスなゆうれいや、
かわいいけれども、わがままなインコのペロちゃんなどの脇役もあり、
当時の子供たちに人気を博したそうです。



アトム柄茶碗
1客 2,500円
(昭和戦前
径約11㎝・高さ約5
※完売しました

こちらは言わずと知れた国民的英雄、アトム。
在庫薄となっており、早い者勝ちです。

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銅版転写花鳥図三ツ重鉢
8,500円
(明治後期
大:径約18,5㎝・高さ約9
中:径約16㎝・高さ約7,5
小:径約13㎝・高さ約6
※完売しました
続いてご紹介するのはこちらの三ツ重鉢。
大中小のサイズは其々多用途にお使い頂け、収納も楽々、
ご家族揃っての食卓におすすめです。


見込みの唐獅子牡丹文が愛らしく


口紅と口縁内部の装飾で、お料理映えしそうです。


まことに華やかな美しい仕上がりとなっており、
現在でもとても新鮮な印象に受け取れます。



椿の木の下で優雅に舞う鳥や、草木を渡る蝶などが、
さりげなく、生き生きと表されており、
職人たちの細やかな目配りが感じられます。



食卓で実力を発揮しそうな三ツ重鉢をぜひどうぞ。


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本日最後に明治前期の佳品をご紹介します。



染付みじん唐草文1尺3寸輪花大皿
12,000円
(明治前期
径約40㎝・高さ約5,5




見込みの松竹梅は大きくしっかりと描かれており、



縁部は輪花と凝っております。



みじん唐草は萩唐草の枝がないような唐草模様で、
江戸中期から明治にかけて、その模様が配された器は数知れず。

シンプルであるがゆえ力を感じます




圧巻なのは1尺3寸というサイズや表面の絵柄の印象のみならず、




手描きによる迫力あるタコ唐草の裏柄にもご注目!
裏返すと新鮮な驚きが待ち構えています。




お料理を選ばず、大活躍します。
おもてなしに、あるいは贈り物としても喜ばれそうです。

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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

次の更新は9月14日(金)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。


先日までアパートの玄関で夕顔が寝ていました

お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
(^O^)/0422-27-5345

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