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2012年6月5日火曜日

<新入荷>幕末の器たち(染付尺皿・染付鉢・色絵鉢など)と図変わり印判小皿


いつも吉祥寺PukuPukuのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

6月に入って二回目の更新、今日の中道通りは曇り空です。西公園ではガクアジサイが花を咲かせていました。緑の葉の間に咲く姿は夜空の星のようで、間もなくやってくるじめじめとした季節に、明るい気分をわけてくれそうです。

季節の変わり目、そろそろ真夏の服を用意されている方も多いのでは?

今回のブログでは次の季節を爽やかに演出してくれそうな器たち、
時代の変わり目である江戸幕末の器を中心にご紹介します。

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染付鯉図尺皿
8,500円
(江戸幕末・志田窯)
径約28.5cm・高さ4.5cm
※完売しました

まずは涼しげな染付の尺皿を。
これまでのブログ(5月11日2月3日 など)で何度かご紹介しています
志田窯によるものです。
鯉が滝を懸命に登り龍になろうとする場面、
「登龍門」が描かれています。


裏は5つ、目跡(めあと)があります。


しぶきを上げる滝を、昇ろうとする鯉。
悲愴感はなく、
むしろ滝を乗り越えようとするポジティブな表情ではないでしょうか?

濃いダミと薄いダミを使い分け、藍一色ながらも奥深い色づかいです。

 冷や麦などを盛り付けて良し。


飾っても良しのこの一枚。
節電をはじめたお部屋にいかがでしょうか?

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染付竹林雀と牡丹に蝶図鉢
6,500円
(江戸幕末)
径約18.5cm・高さ8.5cm
※完売しました
鯉のお次は心和む絵柄の鉢をご紹介します。
片身がわりで竹林雀と牡丹に蝶と、お約束の絵柄ではありますが、
なんともユーモラスな雰囲気です。


竹林のなかに遊ぶ雀。
ふっくらとした、福良とも当て字するふくら雀の絵柄ですが、
この雀さんは「ふくれっ面雀」と呼んでしまいたい!


牡丹に蝶も和やかです


波のうねりも、のびのびしたタッチが楽しめます。
「春の海 ひねもす のたりのたりかな」  与謝蕪村
……今は初夏ですが。


高台のすわりも良く、安定感のある器です。


サラダを盛り付けたり、ぶっかけで冷たい麺類もあいそうです。

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色絵三方に牡丹文大鉢
29,000円
(江戸幕末)
径約25cm・高さ10.5cm
※完売しました

上品な色絵の大鉢をご紹介します。


赤がふんだんに使われ金彩も施されていますが、
くどさのない優しげな絵付けです。


文様化した「寿」のまわりを麻の葉文や唐草文が彩ります。


繊細に描かれた牡丹をふちどる赤、金彩による羊歯文。


ふちまわりの線描きも丁寧です。


外側にも牡丹。
赤と藍の二重の線描きが見事です。


高台にはおなじみの「成化年製」。


菓子鉢にしても良さそうです。

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染付嫦娥(こうが)の文字と図向付
1,800円
(江戸幕末)
径約8.5cm・高さ約6cm

東京近郊にお住いの方は、昨夜おぼろのかかった満月を見かけたのでは。
月にまつわる逸話が込められた向付のご紹介です。


なかなか良いかたちの向付。


団扇をもち、頬杖をつく女性。

実はこの女性、どうやら月に昇った伝説の美女「嫦娥(こうが)」のようです。
この嫦娥、羿(げい)という弓の名手の妻でした。夫婦仲が悪く、夫が女神からもらった不老不死の薬を勝手に飲み、月に昇ってしまうのです。


側面にも、
月      嫦娥穴禾咼薬
とあります。

おそらく、嫦娥が穴にあった薬を盗んだ、というような意味でしょう……。


出人間

人々の間に出るようになった、ということでしょうか。
不老不死の薬を盗んだ罰として、なんと嫦娥はヒキガエルにされてしまいます!この伝説を由来に、中国の方は月の表面の模様をヒキガエルにされた嫦娥と思っているそうです。



この曲がりくねった道のようなもの、雲にも見えますが、嫦娥が月に昇ったあとかもしれません。


つるりとした、良い肌をしています。


もずくや酢の物などひやりとした一品をのせて、嫦娥のような美しい肌を目指しては。

因みにこの嫦娥伝説、中国各地方で様々なバージョンがあります。今回ご紹介したお話と細かな点が違ったりしますが、嫦娥が不老不死の薬を飲み月へ行く、という大筋は共通しているようです。
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左:千鳥図印判小皿
900円 (大正)
径約14.5cm・高さ3cm
※完売しました

右:おたふく図印判小皿
1,300円 (明治後期~大正)
径約11cm・高さ3㎝
※完売しました

最後に図変わりの印判小皿をご紹介します。
どちらも月が描かれています
(……千鳥のほうは太陽かもしれませんが)。


緑の銅印判と青による吹き墨で、やわらかく構成された画面。


白くくっきりとあしらわれた蛇籠。
青の吹き墨が、霞がかかったような幻想的な雰囲気を出しています。


後ろはとってもシンプルです。


盛装し、月を仰ぐおたふく図。
藍・黄・ピンクと三色遣いでかなり珍しい図柄です。


三方に松をのせた彼女、よく見ると纏った着物には亀甲文、
髪型もタンチョウヅルの頭を想起させます。
とってもおめでたいおたふくさんですね。



裏側には松と雲(?)があしらわれています。

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以上、お品物のご紹介でした。
また、明日は定休日がなくなって初の水曜日です。
元気に開店しております!
気になるものがありましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345

次回の更新は6月8日の金曜日。
どうぞお楽しみに!

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