皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
今朝、可憐なクレマチスの花を見つけました。
連日の雨に緑もようやく深く、まばゆく、美しい季節となりました。
旧暦では20日(水)に皐月となり、昨日21日(木)は夏至を迎え、
開放的になった家々のつつがない営みが感じられる生活の音や、
炊事の香りも、心をのびやかにしてくれます。
ところで、dancyu2012年7月号別冊『料理男子』において、
吉祥寺PukuPuku中道通り店の器が掲載されております。
鶏の竜田揚げと合わせて頂いたのは…
染付山水図小皿
1客 400円
(大正~昭和戦前)
径約18㎝・高さ約3㎝
※完売しました
\(^o^)/
木箱に入って出てまいりました。
(箱の中には当時の真綿が!)
箱の蓋には天保十五甲辰歳(1844年)三月吉日とあります。
乾燥のために、割れてしまった補修のため、
蓋の裏には貼ってあったセロハンテープが劣化して剥がれた跡がありますが、
そのままにしてあります。
幕末(天保)鍋島染付菊図5寸皿
5客組 60,000円
ばら売り1客 12,000円※在庫5有り
径約16㎝・高さ約4,7㎝
※ばら売り完売しました
※5客組完売しました
鍋島という出自上、数多くある品ではなく、稀少品です。
こちらの菊文様は繊細で、上品な後期鍋島の基本図柄のひとつであり、
鍋島研究書籍にも同じ図柄のものが掲載されています。
裏柄には七宝繋ぎ文、
盛期鍋島ほどにはいかないものの、
高台には細かく丁寧な櫛目文が描かれております。
手描きによるため、 1客ずつ、呉須の濃淡や図柄の表情の違いがあります。
5客揃って共箱が付いておりますので、
幕末鍋島の資料としても、面白い一品だと思います。
-------------------------------------------------
桃型小皿2種
(いずれも江戸幕末)
長径約9,5㎝・高さ約2㎝
※完売しました
続きましても、江戸幕末期は、手のひらサイズのお品物をご紹介します。
青磁に染付菊と蝶図桃型小皿
1客 1,500円
(江戸幕末)
長径約9,5㎝・高さ約2㎝
※完売しました
青磁の発色美しく、のびやかに描かれた菊と蝶が愛らしく、
裏返すと桃型であることが分かります。
夏の味覚といえば、岡山県出身の私は桃とマスカットを連想してしまいます。
…大学の食堂等が入った建物名が、
ピーチユニオン、マスカットユニオンだったことを懐かしく思い出します。
岡山の桃は7月上旬から収穫が始まります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付山水図桃型小皿
5客組 6,500円
(江戸幕末)
長径約9,5㎝・高さ約2㎝
※完売しました
こちらは白地に山水の絵柄が柔らかく、
2種絵柄違いで揃えてお楽しみになってはいかがでしょうか。
桃は鬼払いの霊木とされ、
花と実には魔除けの力があると信じられてきました。
「延命長寿」のほか、「豊穣多産」の意が込められています。
-------------------------------------------------
新入荷のお品物続々入荷中の吉祥寺PukuPuku西公園前店内。
お次にご紹介するのは、明治前期の通り物でございます。
(上から時計回りに、小皿・向付・なます皿)
染付なでしこ文小皿
1客 1,300円
(明治前期)
径約11㎝・高さ約2㎝
※完売しました
山上憶良が「秋の七草」のひとつに数え上げた撫子(なでしこ)には、
常夏(とこなつ)の古名もあり、夏の間から咲き続けているものもあります。
華やかな表の表情と打って変わって、
裏柄は染付の優しい色を楽しむ趣です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付撫子文向付
1客 1,800円
(明治前期)
径約9㎝・高さ約6,5㎝
※完売しました
「なでしこが花見るごとにをとめらが 笑まひのにほひ思ほゆるかも」
(大伴家持)
撫子の花に少女の無邪気な笑顔を思い浮かべるのは、
万葉の時代から変わりません。
口縁部の描き込みは雷文です。
小皿をソーサーとして合わせて頂いても素敵です。
(^O^)/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付なでしこ文なます皿
1客 1,300円
(明治前期)
径約15,5c㎝・高さ約4㎝
※完売しました
線香花火のような細い茎ですが、実は風雨に強く、丈夫でしなやかな撫子。
見込みにはおなじみの環状松竹梅です。
撫子は江戸時代には園芸品種が出て、姿も咲き頃も様々でありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付なでしこ文湯呑み
1客 1,800円
(明治前期)
径約8c㎝・高さ約5㎝
※完売しました
「なでしこは唐に大和に咲きまじり あめりか種も競ひてぞある」
(伊藤左千夫)
同じ手のお湯呑もございます。
こちらも、小皿をソーサーとして合わせて頂いても素敵です。
\(^o^)/
藍一色で、とても華やかなこちらの通り物のセットを、
プレゼントにいかがですか。
気の利いた贈り物として喜ばれること、間違いなしです。
-------------------------------------------------
色絵小皿2種
(いずれも明治前期)
各1客 1,500円
※完売しました
明治前期の華やかな上手ものです。
色絵縁立ち型小皿
1客 1,500円
(明治前期)
径約12,5c㎝・高さ約3㎝
※完売しました
深さのある便利な小皿で、食卓のアクセントになりそうです。
竹林に蝶が舞い、菊でしょうか、牡丹でしょうか、
独特の赤が効いて、可愛らしい印象です。
こちらの窓絵にはアヤメと蝶が。
自然の情景がほのぼのとしたタッチで描かれております。
見込みには文様化された松竹梅が印判に手彩色で配されております。
裏に銘があり、
縁の立ち上がり部分まで、しっかりと手が入っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
色絵鶴丸図小皿
1客 1,500円
(明治前期)
径約10,5c㎝・高さ約2㎝
※完売しました
小皿はこちらのような凝った絵付けの遊び心のあるものをどうぞ。
見込みの鶴の目元の表情が何とも可愛らしく、
1客ずつ、その表情を異にします。
三方窓絵には竹林雀と洒落ており、
縁文様には様々な文様に松が隠れていたり、
文様の間で、波しぶきが上がり、
鯛が跳ねています!
ユーモラスな個性あふれる感覚の絵柄で、お楽しみ頂けます。
裏柄も可愛らしく、
三方に大輪の牡丹の花が華やかです。
-------------------------------------------------
連日の雨に緑もようやく深く、まばゆく、美しい季節となりました。
旧暦では20日(水)に皐月となり、昨日21日(木)は夏至を迎え、
開放的になった家々のつつがない営みが感じられる生活の音や、
炊事の香りも、心をのびやかにしてくれます。
ところで、dancyu2012年7月号別冊『料理男子』において、
吉祥寺PukuPuku中道通り店の器が掲載されております。
鶏の竜田揚げと合わせて頂いたのは…
染付山水図小皿
1客 400円
(大正~昭和戦前)
径約18㎝・高さ約3㎝
※完売しました
夏の晩酌タイムには、冷え冷えのビールと、
鶏の竜田揚げはもちろん、冷やしトマトや枝豆を、
わが吉祥寺PukuPukuの器とともにお楽しみ頂けたらと思います。
…新入荷のお品物続々入荷中の3店舗に、
皆様ぜひお出かけくださいますよう、
スタッフ一同、心よりお待ちいたしております。
(吉祥寺PukuPukuのシンボルキャラクター、
金魚柄のコンバースで気合十分な中道通り店スタッフ)
また、今月から吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は、
定休日がなくなりました!
水曜日もOPEN!皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
尚、国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休を頂きますが、
誠に勝手ながら、6月は第一・二・三火曜日を臨時休業いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------
本日最初にご紹介するお品物は、
稀少な幕末鍋島の染付5寸皿でございます。
(箱の中には当時の真綿が!)
箱の蓋には天保十五甲辰歳(1844年)三月吉日とあります。
乾燥のために、割れてしまった補修のため、
そのままにしてあります。
幕末(天保)鍋島染付菊図5寸皿
5客組 60,000円
ばら売り1客 12,000円※在庫5有り
径約16㎝・高さ約4,7㎝
※ばら売り完売しました
※5客組完売しました
余談ながら、佐賀藩10代藩主、鍋島直正(閑叟)は、
薩長、幕府のいずれにも属さず、諸藩に先んじて西洋文明を取り入れ、
反射炉の設立、大砲の鋳造で全国に名を馳せ、
幕末期の佐賀藩を飛躍に導き、佐賀県内では今でも慕われている人物です。
さらに藩主直正の教育熱は凄まじいものであり、
当時、藩士の子弟は6、7歳になれば、全員 藩校弘道館へ通わされ、
25、6歳でようやく卒業できたわけですが、
その適齢になっても卒業できない者は、
家禄の8割を召し上げられてしまうほどであり、
激動の幕末期に佐賀藩が多くの有能な人材を育成、
輩出したことは直正の最大の功績といわれております。
鍋島という出自上、数多くある品ではなく、稀少品です。
こちらの菊文様は繊細で、上品な後期鍋島の基本図柄のひとつであり、
鍋島研究書籍にも同じ図柄のものが掲載されています。
裏柄には七宝繋ぎ文、
高台には細かく丁寧な櫛目文が描かれております。
手描きによるため、 1客ずつ、呉須の濃淡や図柄の表情の違いがあります。
5客揃って共箱が付いておりますので、
幕末鍋島の資料としても、面白い一品だと思います。
-------------------------------------------------
(いずれも江戸幕末)
長径約9,5㎝・高さ約2㎝
※完売しました
続きましても、江戸幕末期は、手のひらサイズのお品物をご紹介します。
1客 1,500円
(江戸幕末)
長径約9,5㎝・高さ約2㎝
※完売しました
青磁の発色美しく、のびやかに描かれた菊と蝶が愛らしく、
裏返すと桃型であることが分かります。
夏の味覚といえば、岡山県出身の私は桃とマスカットを連想してしまいます。
…大学の食堂等が入った建物名が、
ピーチユニオン、マスカットユニオンだったことを懐かしく思い出します。
岡山の桃は7月上旬から収穫が始まります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付山水図桃型小皿
5客組 6,500円
(江戸幕末)
長径約9,5㎝・高さ約2㎝
※完売しました
こちらは白地に山水の絵柄が柔らかく、
桃は鬼払いの霊木とされ、
花と実には魔除けの力があると信じられてきました。
「延命長寿」のほか、「豊穣多産」の意が込められています。
-------------------------------------------------
お次にご紹介するのは、明治前期の通り物でございます。
(上から時計回りに、小皿・向付・なます皿)
染付なでしこ文小皿
1客 1,300円
(明治前期)
径約11㎝・高さ約2㎝
※完売しました
山上憶良が「秋の七草」のひとつに数え上げた撫子(なでしこ)には、
常夏(とこなつ)の古名もあり、夏の間から咲き続けているものもあります。
華やかな表の表情と打って変わって、
裏柄は染付の優しい色を楽しむ趣です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付撫子文向付
1客 1,800円
(明治前期)
径約9㎝・高さ約6,5㎝
※完売しました
「なでしこが花見るごとにをとめらが 笑まひのにほひ思ほゆるかも」
(大伴家持)
撫子の花に少女の無邪気な笑顔を思い浮かべるのは、
万葉の時代から変わりません。
口縁部の描き込みは雷文です。
小皿をソーサーとして合わせて頂いても素敵です。
(^O^)/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付なでしこ文なます皿
1客 1,300円
(明治前期)
径約15,5c㎝・高さ約4㎝
※完売しました
線香花火のような細い茎ですが、実は風雨に強く、丈夫でしなやかな撫子。
見込みにはおなじみの環状松竹梅です。
撫子は江戸時代には園芸品種が出て、姿も咲き頃も様々でありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
染付なでしこ文湯呑み
1客 1,800円
(明治前期)
径約8c㎝・高さ約5㎝
※完売しました
「なでしこは唐に大和に咲きまじり あめりか種も競ひてぞある」
(伊藤左千夫)
同じ手のお湯呑もございます。
こちらも、小皿をソーサーとして合わせて頂いても素敵です。
\(^o^)/
藍一色で、とても華やかなこちらの通り物のセットを、
プレゼントにいかがですか。
気の利いた贈り物として喜ばれること、間違いなしです。
-------------------------------------------------
新入荷のお品物続々入荷中の吉祥寺PukuPuku西公園前店内から、
続きましても、明治前期は、愛らしい小皿を2種ご紹介します。
続きましても、明治前期は、愛らしい小皿を2種ご紹介します。
色絵小皿2種
(いずれも明治前期)
各1客 1,500円
※完売しました
色絵縁立ち型小皿
1客 1,500円
(明治前期)
径約12,5c㎝・高さ約3㎝
※完売しました
深さのある便利な小皿で、食卓のアクセントになりそうです。
竹林に蝶が舞い、菊でしょうか、牡丹でしょうか、
独特の赤が効いて、可愛らしい印象です。
こちらの窓絵にはアヤメと蝶が。
自然の情景がほのぼのとしたタッチで描かれております。
見込みには文様化された松竹梅が印判に手彩色で配されております。
裏に銘があり、
縁の立ち上がり部分まで、しっかりと手が入っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
色絵鶴丸図小皿
1客 1,500円
(明治前期)
径約10,5c㎝・高さ約2㎝
※完売しました
小皿はこちらのような凝った絵付けの遊び心のあるものをどうぞ。
見込みの鶴の目元の表情が何とも可愛らしく、
1客ずつ、その表情を異にします。
三方窓絵には竹林雀と洒落ており、
縁文様には様々な文様に松が隠れていたり、
文様の間で、波しぶきが上がり、
鯛が跳ねています!
ユーモラスな個性あふれる感覚の絵柄で、お楽しみ頂けます。
裏柄も可愛らしく、
三方に大輪の牡丹の花が華やかです。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
新入荷のお品物続々入荷中の吉祥寺PukuPuku西公園前店内、
続きましては図変わりの小皿をご紹介します。
ねずみ大根図小皿
1客 1,800円
(大正)
径約13c㎝・高さ約3㎝
※完売しました
※完売しました
大胆な構図が目を引きます。
大根とねずみを組み合わせた文様は「だいこくうねずみ」と読め、
五穀豊穣の神である、大黒様を象徴する文様だといわれます。
ねずみの愛らしい後姿がたまりません!!
手描きのため、文様の色合いが1客ずつ異なります。
-------------------------------------------------
新入荷のお品物続々入荷中の吉祥寺PukuPuku西公園前店内から、
本日最後にうさぎの絵柄の品物をご紹介します。
銅版転写月夜にトクサとうさぎ図6寸皿
1客 5,800円
(明治後期~大正)
径約18,5c㎝・高さ約3,5㎝
※完売しました
昔から、月からの使者や、神様の使いとして、「ツキを招く」といわれるうさぎ。※完売しました
静かで美しい構図です。
うさぎモチーフは「飛び跳ねる=飛躍」、「子沢山=豊穣」、
「長い耳=良く聞き福を集める」という連想から、
出世運や財運を招くとされ、愛されてきました。
人気のうさぎ柄で、定番ともいえる月とうさぎの組み合わせに、
トクサのアクセントが加わります。
職人の優しいまなざしを通して、生き生きと、
時代を超えて、愛らしい姿につい目を向けてしまいます。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。
同様の構図で、4寸ほどの小皿はときおり見かけますが、
こちらの6寸のサイズは珍しいのではないでしょうか。
-------------------------------------------------
以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は6月26日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345
0 件のコメント:
コメントを投稿