お知らせ


2012年1月17日火曜日

<新入荷>蒔絵椀・色絵三ツ重鉢・戦前デミカップ・青磁長角皿




いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。




昨日、一昨日は世田谷ボロ市にお越し頂いた皆様、誠にありがとうございます!


お楽しみ頂けましたでしょうか。




連日、厳しい寒さが続きますが、皆様、風邪など召されませぬよう、ご自愛下さい。




それでは本日も新入荷のお品物をご紹介いたします!


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・蒔絵フグ図吸物椀   1,800円   
(大正) 
径約13cm・高さ約8,5cm
※完売しました


珍しい絵柄の蒔絵椀が入荷いたしました!





蓋には山葵(ワサビ)の絵柄が2ヶ所、すっきりと可愛らしく、まず目を引かれます。

ワサビは古くは奈良時代、土地の名産品として納付され、薬用として使用されていたそうです。


室町時代にはすでに現代と同じ薬味としての利用が確立されており、さらに江戸時代に入ると寿司、蕎麦の普及とあわせ、広く一般に浸透していきました。



蓋を返すと、なんとびっくり、ワサビを背にフグが顔を出します。

鴨ねぎはよく使う慣用句ですが、フグワサビ…、何ともユーモラスです。


これからの時期、フグのおいしい季節ですね。


フグといえば、フグひれ酒です。


75~80℃くらいの超熱燗がお勧めです。
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・色絵龍図三ツ重鉢 3Pセット(1コキズ) 19,000円 
(江戸幕末) 
上から  
大 径約17,5cm・高さ約8,5cm
小 径約14cm・高さ約7cm
中 径約14,5cm・高さ約7,5cm
※完売しました

煮物鉢、菓子鉢としてもお使い頂けます。

ご家族揃っての食卓や大切なお客様のおもてなしに、いかがでしょうか。

また、三ツ重鉢の良いところは収納の便利さですよね。




どの鉢も花びらを思わせる端反り形で、上からご覧頂くと口縁部内側に5カ所、呉須と金で交互に、瓔珞風の縁取り文様が入っており、お料理を引き立ててくれます。


見込みには龍が舞っております。

龍が点とそれをつなぐ曲線文様で囲まれ、さらに華やかに可愛らしく、こちらを魅了しております。

三ツ重鉢(小)
三ツ重鉢(中)
三ツ重鉢(大)

三ツ重鉢の大中小で龍の表情がそれぞれ微妙に異なります。

鳥のような翼をもつ龍を『応龍』といい、天を舞い、雨を降らせる力をもっているといわれます。

蝮(マムシ)が500年生きると、蛟(ミズチ)となり、蛟が1000年生きると龍になり、龍が500年生きると、角龍となり、角龍が1000年生きると、『応龍』となり、応龍が年老いると、黄龍となり、最も格が高くなります。


側面にはすっきりとした植物文様が4ヶ所、高台にも優しげに筆が入っております。


残念ながら、三ツ重鉢(中)の口縁部に1ヶ所、上写真のようなニュウ(約3cm)がございます。

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・桜図デミタスカップ  1,300円 
(昭和戦前) 
径約5,5cm・高さ約4cm
※完売しました


乙女心をくすぐるお品物が入荷いたしました。




つくりも模様も、繊細です。


桜の絵柄は片面1ヶ所です。




デミタスカップとしての用途意外にも、アクセサリーなどの小物入れにして頂いたり、…手のひらの中で眺めているだけで、ふんわりと心を癒してくれますよ。
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・青磁片身変わり長角皿   1,300円
(大正) 
縦横約14×19cm・高さ約1,5cm
※完売しました


本日最後のご紹介は京焼の佳品でございます。


店主によると、お茶の懐石の席で使用されたものだそうです。


骨董の市場では『時代が足りない』という認識でこのようなお品物が安く売り買いされますが、本来は箱に入っていて、お道具として使用されていたものだと思われます。


どこまでも手の込んだつくりになっております。




見込みには陽刻の型で漢詩らしき漢字群が浮かび上がり、さらに青磁のグリーンと白のコントラストが効いております。

 思わず指で文様を辿りたくなります。


見込み白の方の側面立ち上がり部分には両面に可愛らしい水玉文様を絶妙な分量で入れており、変化のあるアクセントとなっております。


裏面は、三つ足で、安定感も問題なしです。

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以上、お品物のご紹介でした。

いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
次の更新は20日(金)となります。

今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。



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