いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
今朝、東京、吉祥寺、中道通り商店街は積雪の朝を迎えました。
開店前の吉祥寺PukuPuku西公園前店です。
雪はもうすっかり溶けていました。
店内からウランガラスゴブレット(昭和戦前、1客7,500円※完売しました)越しに、西公園をのぞいてみると…。
雪晴れの幻想的な西公園でした。
しばらくの間、あちこちから、雪かきの音やそりで遊ぶ子どもたちの声がにぎやかでしたが、お昼を過ぎる頃には中道通りは静かに活気を取り戻していました。
それでは本日も新入荷のお品物をご紹介いたします!
_________________
・染付見込み花鳥図角向付 5客セット(状態の良いもの) 19,000円
(江戸後期)
縦横約9,5×10cm・高さ約5cm
※完売しました
古伊万里の花鳥図の向付が入荷いたしました。
凝った形状の上品な向付です。
見込みには、たった今舞い降りたかのような躍動感あふれる鳥と、その側面にはアジサイでしょうか、ダイナミックで、モダンで、華やかな雰囲気です。
水彩画を思わせる柔らかい筆も魅力的です。
店主曰く、外描きがなく、内側だけに描き込みがあるものは珍しいそうです。
_________________
・上 :染付藤図蓋茶碗 2,500円※完売しました
・下/左:染付菊図蓋茶碗 2,500円※完売しました
・下/右:染付一富士二鷹三茄子図蓋茶碗 1,800円※完売しました
(江戸後期)
径約10,5~11cm・高さ約7,5~8cm
大人かわいい、大注目の蓋茶碗が3種、入荷いたしました!
順番にご紹介します!
_________________
(染付藤図蓋茶碗)
藤が器面外側全面に繊細に描かれております。
藤は蔓性低木であり、5~6月頃に紫色から白色の房状の花を付けます。
この花を中心に家紋に用いられた例も多く、源平藤橘(日本における貴種名族の四つ、源氏・平氏・藤原氏・橘氏をまとめた言い方)のひとつであり、高貴なイメージの強い花でもあります。
蓋を開けると、見込みの藤の花のような蝶々が目に飛びこんできます。
蓋と身部分、器面内側には墨はじきで雷文でしょうか、アクセントが効いています。
(染付菊図蓋茶碗)
菊が器面外側全面に大胆に描かれております。
ダミの濃淡がとてもきれいですね。
蓋を開けると、見込みの菊の花が目に飛びこんできます。
雪が降り積もるこんな真冬でも、心がぽっと温かくなるような可愛さですね。
(染付一富士二鷹三茄子図蓋茶碗)
皆様、お正月はどんな初夢でしたか。
「一富士二鷹三茄子」は昔からのことわざで、夢に見るものの中でめでたいものの順番を指す言葉で、特にお正月の初夢でこれらを見ると大変縁起がいいといわれてきました。
一番の富士山は日本最高峰の霊山、二番の鷹は鷲(ワシ)とともに鳥の王者、三番の茄子は初物の値段の高さといわれます。
器面外側全面に富士と茄子が大胆にユーモラスに描かれております。
蓋を開けると、見込みに鷹がかくれんぼしているという遊び心がまたかわいいですね。
富士山は江戸時代、絵画や染織、京焼の仁清などによって17世紀に取り上げられた題材ですが、江戸後期には「一富士二鷹三茄子」のような判じ物の意匠が現れます。
_________________
・上:一富士二鷹三茄子図菱型皿 400円
縦横約13×16,5cm・高さ約3cm
(大正)
・下:一富士二鷹三茄子図皿 600円
(大正)
径約16cm・高さ約3,5cm
「一富士二鷹三茄子」つながりで本日最後のご紹介です。
お色目が渋いですね。
「一富士二鷹三茄子」、ちなみに「三茄子」のあと、「四扇(おうぎ)」、「五煙草」と続くといいます。
こちらの商品は吉祥寺PukuPuku中道通り店でのお取扱いとなります。
吉祥寺PukuPuku中道通り店にはこちらの商品のような、リーズナブルな商品がこの他にも数多く取り揃えてございます。
_________________
以上、お品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
次の更新は27日(金)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿