お知らせ


2012年1月27日金曜日

<新入荷>タコ唐草大皿・図変わり印判小皿・向付・銅印判6寸皿


いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。

今朝、ツバキの花がふと目に留まりました。

ツバキといえば、権力者の庇護をうけて、武士、町人に愛された花です。

徳川幕府が開かれると、江戸に多くの神社、寺院、武家屋敷が建設され、それにともない、多くの庭園が営まれ、ツバキも植栽されていきました。


ことに徳川秀忠が吹上御殿に花畑を作り、多くのツバキを含む名花を献上させたそうです。


「寒椿」「冬椿」は冬の季語ですが、「花椿」は春の季語でございます。

残雪残る、寒さ厳しい日々ですが、くれぐれも皆様、お身体をお大事になさってくださいね。

それでは本日も新入荷のお品物をご紹介いたします!
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・タコ唐草大皿    120,000円 
 (江戸幕末) 
径約40cm・高さ約9cm

※完売しました
さて、本日、最初に御紹介の品物は、江戸幕末期の伊万里焼のタコ唐草の大皿です。

縁が立ち上がっており、深さもある事から、浅鉢と称した方が良いのかもしれません。


表面は、江戸幕末期独特の線描きの様なタコ唐草ですが、細密で、ていねいな描き込みで施され、とても上品な印象を受けます。



裏面は、打って変わり、非常に力強い印象を受ける唐草模様です。

江戸中期のタコ唐草に描かれる様な、二重線にダミを入れた唐草が、皿の周囲の全面を覆っています。

通常ですと、大皿の裏描きは、お料理を盛り付けた時、見えない部分ですので、シンプルな唐草等の描き込みが有る程度なのですが、こちらは、浅くても鉢という意識があったのか、裏表にびっしりと描き込みがなされた重厚な出来のものになっております。



縁部も、鉢の様に厚みを持った造りになっており、存在感を引き立たせております。



お値段もそこそこしてしまいますが、染付の発色等のアガリも良く、ここまでの描き込みのものは、あまり出て来ないと思いますので、大変おすすめな一品でございます。

サイズも大きすぎず、小さすぎず、丁度良い位だと思います。
飾られても、インパクトの有るものと思いますが、是非、お料理を盛り付けて、楽しんで頂きたく思います。
お料理映えすること間違いなしの器だと思います。

御自慢のお料理に腕を振るわれてはいかがでしょうか。

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タコ唐草は大変お料理映えする模様として、人気も高く、当店でもおすすめしております。

先の品物は、やや高額ですが、お手を取りやすい価格のものとして、下記の品々を、現在、店頭にて取り揃えております。




・タコ唐草猪口 1客 5,500円 
(江戸幕末) 
径約7cm・高さ約5,5cm


・タコ唐草向付 1客 3,800円 
(江戸幕末) 
径約8,5cm・高さ約6cm


・タコ唐草小皿 1客 2,500円 
(江戸幕末) 
径約11cm・高さ約2,5cm


・タコ唐草なます皿 1客 3,800円 
 (江戸幕末) 
径約14,5cm・高さ約4cm


・タコ唐草なます皿 1客 3,800円 
 (江戸幕末) 
径約15,5cm・高さ約5cm


・タコ唐草なます皿 1客 3,300円 
 (明治前期) 
径約14,5cm・高さ約4,5cm

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・銅印判白鳥図小皿    1客 800円 
(明治後期~大正) 
径約11cm・高さ約2,5cm
※完売しました
図変わりの印判小皿が入荷いたしました!

 
白鳥は、カモ科の7種の水鳥の総称で、シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、冬季は温暖な日本などに渡って越冬する大型の渡り鳥です。


動きのある面白い構図ですね。

つがいの白鳥でしょうか。


白鳥といえば、「優雅に泳ぐ白鳥も水面下では激しく足を動かしている」というフレーズが、漫画『巨人の星』で作中の人物の台詞として語られた事から有名になっておりますが、これは作者による創作であり、実際にはそれほど激しく足を動かしている訳ではないようです。

実際に、白鳥が水面に浮かぶ原理は、白鳥を含む水鳥には尻に油脂腺というものがあり、そこから分泌される油を羽繕いで羽に塗りつけ、撥水性を持たせることによって、羽毛の間に空気を溜められるようになり、それが浮き袋の役目を果たしているそうです。

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・花咲じいさん図筒向付 1客 1,500円 
 (明治後期~大正) 
径約6cm・高さ約7cm
※完売しました

かの有名な日本の昔話、『花咲じいさん』。

子供の頃、何度も絵本を読み返した方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。


いいお顔ですね。

眺めていると、運気が上がりそうです。


筒向付の中で花を咲かせております。 

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・銅印判枝と実の図6寸皿1客 900円
(明治後期~大正) 
径約18cm・高さ約4,5cm
※完売しました

可愛い6寸皿が入荷いたしました。



表面素地はネジ型の陽刻で花びら状に造ってあります。

お料理映えするような文様の配置です。 

施された繊細な枝と実の顔料の発色が一点ずつ異なります。


高台がしっかり1cmは取ってありますので、使い勝手もよく、優雅です。
ケーキ皿にいかがでしょうか。


裏面には枝と実がさらに続き、それをついばみに来たのでしょうか、鳥が仲良く2羽飛んでいます。
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以上、お品物のご紹介でした。

いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
次の更新は31日(火)となります。

今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。


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