いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
今朝もこの冬一番の寒さの所が多かったようです。
こたつで丸くなっていたいくらい底冷えのする毎日です。
我が家の猫は毎日このようにひなたぼっこに勤しんでおります。
皆様、お風邪など召されぬよう、
くれぐれもお身体をお大事になさって下さいね。
それでは早速ですが、今回も新入荷のお品物をご紹介いたします!
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青磁陽刻竹林雀図長角皿 900円
(明治前期)
縦横約14×19cm・高さ約2.5cm
※完売しました
大きさ、形状からして、珍しいサイズの長角皿が入荷いたしました!
見込みには竹林に雀が3羽、愛らしく浮かび上がっています。
思わず指で文様を辿りたくなります。
静かな中に、ぬくもりを感じさせ、永く使うほど愛着が増す、…
そんな一枚にして頂けそうです。
雀はわが国では古くから竹と組み合わせて、「竹に雀」として描かれたり、多くの物語に現れ、親しまれてきました。
おつまみをチョコチョコ並べて、またはロールケーキをのせてスイーツタイムに、いろいろなシーンでお使い頂けます。
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染付菊図なます皿 3,800円
(江戸中期・筒江窯)
径約14,5cm・高さ約4cm
※完売しました
文様の大胆な配置が印象的な、品格漂うなます皿が入荷いたしました。
見込み真ん中に輪線が2本見られます。
この時代の頃のものの特徴であり、内側全体の雰囲気を引き締めています。
菊に流水の文様。
江戸時代という安定した社会の中で園芸が流行り始め、
草花の鉢植えの代表として菊の栽培が盛んになり、
『正徳の菊』と呼ばれるほどのブームがあったようです。
まさに正徳年間(1711~16)をはさんだ17世紀末から18世紀に菊が多く描かれ、文様化が進んだといわれております。
江戸中期は後半の古伊万里で唯一、窯名の入ったものが『筒江窯』であり、
窯跡は現在、佐賀県指定史跡となっております。
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蒔絵葛(くず)図椀 1客 1,300円
(明治前期)
径約12cm・高さ約8cm
※やや焼け有
※完売しました
前回のブログでもご紹介した蒔絵椀ですが、
またも美的なお品物が入荷いたしました!
葛固有の小さな葉が可愛らしく、目を引かれます。
葛はマメ科のつる性の多年草で、
根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られます。
この季節、葛湯を飲むと、体を心からぽかぽか温めてくれますよね。
葛は古来より秋の七草のひとつに数えられるためでしょうか、
蓋を返すと、紅葉に松葉など、吹き寄せの文様が配されております。
〔ご注意〕
入荷商品について、上写真のように、やや焼けております。
これは熱焼けという症状で、漆塗りの場合、
どのような漆器でも、黒色のものは熱いものを入れてお使い頂くと、
その部分が熱によって徐々に変色してしまう現象です。
『漆は生き物』と言われるように、ウレタン塗料と違って、
色や硬度も変化し続けていますので、このようなことが起こってしまいます。
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以上、お品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
次の更新は17日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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