厳しい寒さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日は骨董ジャンボリーにご来場下さいました皆様、誠にありがとうございます!
お楽しみ頂けましたでしょうか。
今月はイベントが続きまして、15日(日)、16日(月)には昨年末に続き、再び世田谷ボロ市に出店いたします!こちらもよろしくお願いいたします!!
それでは早速、お品物のご紹介です!
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・蒔絵麦図椀 五客セット 8,500円
(明治前期)
径約12cm・高さ約7,5cm※バラ売りもあり、やや焼け有 (1,300円)
※全て完売しました
日常生活に美を取り入れて頂ける漆椀が入荷いたしました。
蓋には大豆でしょうか。
まめの部分、一粒ずつ細かく盛り上げた表現は文様の存在感を際立たせ、独特の味わいをもたらしております。
蓋を開けると麦の絵柄が大胆に現れます。
何度も蓋を開けたくなるデザインです。
残念ながら、バラ売りの在庫商品は全て、上写真のように、やや焼けております。
これは熱焼けという症状で、漆塗りの場合、どのような漆器でも、黒色のものは熱いものを入れてお使い頂くと、その部分が熱によって徐々に変色してしまう現象です。
『漆は生き物』と言われるように、ウレタン塗料と違って、色や硬度も変化し続けていますので、このようなことが起こってしまいます。
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・千鳥図吸物椀 五客セット 6,500円
(昭和戦前) ※未使用
径約12cm・高さ約8,5cm
※完売しました
人気の千鳥文様の未使用品が入荷いたしました。
小ぶりで上品な吸物椀です。
水辺に群棲する水鳥で、常に群れをなして飛ぶことから、「千鳥」と呼ばれます。
雁と違い、自由に群がり、飛ぶ様が好まれ、古くから文様として取り上げられました。
蓋の内側でも、仲良く千鳥が飛んでおります。
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・子ども茶碗 各1,800円
(昭和戦前)
径約10cm・高さ約5cm
※完売しました
順番にご紹介します。
前回のブログでも登場した金魚の絵柄です。
中国では金魚は『豊かさ』、『幸福』の象徴とされ、さらに風水では、赤色は幸運を呼ぶそうです。
桃太郎さんの表情がなんとも勇ましいです。
時代背景が反映されております。
鯉の尾が内側に描き込まれていて、かわいいアクセントになっています。
どちらも文様はもちろん、色がかわいいです。
眺めていると元気が出てきます。
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・染付龍図盃洗 5,500円(甘手)
(江戸幕末 )
径約16cm・高さ約12cm
※完売しました
本日最後にご紹介するお品物は本年の干支、龍が器面全体に入った大胆な絵柄の盃洗でございます。
龍はインドや中国の思想上の動物であり、中国では麒麟・鳳凰・亀とともに、四瑞のひとつです。
龍の九似といって 、角は鹿、頭は駱駝、目は鬼(あるいは兎)、項は蛇、腹は蜃、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛なのだそうです。
職人の筆が生き生きと、龍とともに踊っているように感じるのは私だけでしょうか。
爪の数を見れば、龍の位が分かると言われます。
脚部分まで丁寧にしっかりと描き込まれております。
残念なことに甘手で全体に貫入が見られます。
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以上、お品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
次の更新は13日(金)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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