昨日は更新が出来ず、
火曜日の更新となってしまい申し訳ありませんでした。
本日のご紹介は、江戸時代に作られた色絵の器たちです。
伊万里焼の色絵皿ですと、
明治時代の華やかなものは枚数も多くよく見られますが
江戸時代の色絵皿は、明治時代のものとはまた違い、
モダンな絵柄であったり、独自の華やかさがあります。
当店にも現在大皿や変形皿、鉢物などを多数ご用意しております。
今回は、お皿二点と、鉢物を二点紹介させて頂きます。
どちらも描き込みの細かい、
江戸幕末(天保~慶応期・1830年~1865年)期に作られた色絵皿です。
・色絵八寸皿 (江戸幕末)
直径約24cm
1客12,000円
※完売しました
赤の絵付けと、染付の藍のコントラストが美しい
、市松模様のモダンな絵皿です。
見込みには鳳凰と、唐草文様が描かれております。
高台の様子です。
古伊万里の器によく見られる「太明成化年製」などのこういった文字は、
お手本にしたのが中国磁器の文字で、
「大きな明の国」という意味で「大明」と書かれていたらしいです。
それをもじったのか、または文字の読めない絵付師によって写し間違えたかで、「太明」となり、日本の磁器にも書かれるようになったそうです。
・色絵菱型皿 (江戸幕末)
縦約30cm、横約33cm
1客 22,000円
こちらも同時期の色絵皿です。
菱型の器で、縁には細かい染付の文様が描かれており、
見込みに朱色の花文様、鶴と松の絵付けがされております
。大変華やかで、見ごたえのある器です。
裏の絵付けが側面から見えます。
二方向に鶴絵、もう二方向には龍の絵があります。
深さと、厚みのある器です。
次の二点は鉢物です。
小ぶりな鉢と、鮮やかな大き目の鉢の二種類をご紹介させて頂きます。
・色絵小鉢 (江戸後期)
直径約15cm
1客7,500円
※完売しました
外は赤い色絵と唐草紋が描かれており、
三方向に緑と藍の六角形の窓絵があります。
小ぶりで可愛らしい形の鉢で、薄手に仕上がっていますので、
使い勝手も良い一品です。
お煮物皿や、どんぶりとしてでも使って頂けそうです。
他の3点と比べて、
江戸後期(文化、文政期・1804年~1818年)前後の
古伊万里だと思われます。
内側は染付のみで、見込みには松竹梅図があります。
・色絵鉢 (江戸幕末)
直径約28cm
1客25,000円
こちらは大きめな鉢物で、
華やかな金と朱の絵付けが施された、素敵な器です。
見込みには大きな菊絵が描かれており、
その周りは染付の線描きの牡丹唐草文様が描かれております。
細かな筆先の絵付けです。
縦に入る「福寿」の文字もなんだか可愛らしく見えてきます。
高台の様子です。
内側の見込みと同じく、周囲は牡丹唐草文様の染付で、
中央には「成化年製」の文字があります。
状態もよくお料理など映える器です。
この他にも多くの色絵皿をご用意しています。
お電話でのお問い合わせ、ご質問などもお待ちしております。
★次回更新は1月27日(木)の予定です。江戸時代から明治時代の染付や色絵の器で、5脚セットで販売している商品などをご紹介しようと思います!
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