お知らせ


2012年10月26日金曜日

<新入荷>色絵鉢・染付蓋茶碗2種/小皿2種(以上、江戸幕末)・色絵鉢(明治前期)


皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。


曼珠沙華の花が赤い炎のような盛りを終え、枯れる頃に、
本格的な秋がやってくるといわれますが、
 空高く広がるうろこ雲にも、秋の深まりを感じる今日この頃です。


6月から定休日をなくした吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店、
そして国分寺の本店、古美術福重の3店舗では、


日々新入荷のお品物続々入荷中です!
\(^o^)/
秋の味覚が楽しみでもあるこの季節に、お料理の着物である器を探しに、
ぜひお越しくださいませ。


※国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休を頂きますが、 
誠に勝手ながら、今月の全火曜日を臨時休業いたします。  
(古美術福重:042-327-3444
何卒よろしくお願いいたします。


それでは、本日もお品物のご紹介です!

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本日、まずは、幕末伊万里の逸品紹介してまいります。


色絵花文輪花角鉢
38,000円
(江戸幕末)
約15,5×18cm・高さ約9cm
※完売しました


華のある輪花角鉢、思わず息をのむ仕上がりで、


見込みの染付による大胆な花文様と、
その周囲の繊細な赤絵の妙が目に心地よく、


立ち上がりの縁文様には、正面から見た花の王、牡丹花と唐草、


そして後ろから見た紅い牡丹花と唐草と、
割り絵に逆さまの牡丹花という意匠が、


芭蕉の葉でしょうか、こちらを挟んで交互に現れる趣でございます。
幕末伊万里らしい斬新な発想は時を超えて、
現代においても、さらに輝きを増すばかりです。


曲線を意識したこちらの形状により、
空間を飾る美しさがさらに凝縮されているように感じます。
口縁には金彩、ほどよい色絵、線描き、染付の濃淡、
見どころ多し、見事な職人の技をご堪能ください。


裏銘には「乾」の字でしょうか。
幕末の伊万里焼の裏銘として、よく用いられたものです。


 裏柄、四方にも牡丹花と唐草の描き込みが。


絶妙な色使いで、非常に凝った逸品であり、


こちらの幕末伊万里に、秋の恵みの彩りを合わせて、
眼福、舌福を味わって頂きたく思います。


またとない幕末伊万里の逸品をぜひどうぞ。
お問い合わせはお気軽に。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続きましてもご紹介するのは江戸時代は幕末の伊万里、
ユーモラスな染付蓋茶碗でございます。

手前からご紹介してまいります。


染付龍図蓋茶碗
1客 1,800円
江戸幕末
径約11,5cm・高さ約7,5cm
※完売しました



白地を生かしたすっきりとした構図もよく、
龍の踊る蓋と身の高台内に銘があり、


蓋と身の見込みにも龍が。
光陰矢の如し、辰年の2012年もあと2ヶ月ですね…。

手描きであるが故に1客毎に龍はその表情を異にします。


霊獣・龍にしてはどうにも愛らしい表情です。


龍は雲をおこし、雨を降らせる力を持つとも、
また、雲を得て、天に昇るともいわれてきました。



あるいは豊作の願いを込めて、恵みの雨を求めて、
雲を呼ぶ龍が好まれたのでしょうか。


※尚、こちらのお品物は蓋なし・身のみ、1客1,300円のご用意がございます。

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染付団龍図蓋茶碗
1客 1,500円
江戸幕末
径約11,5cm・高さ約8,5cm
※完売しました


団龍微笑む蓋の高台内に「乾」の字でしょうか。
幕末の伊万里焼の裏銘として、よく用いられたものです。


円状に描かれた龍、「団龍(だんりゅう)」と牡丹唐草が、
染付の藍の濃淡美しく、華やかな印象に仕上がっております。



 うちの猫のような目と長い胴体を持つ龍。


龍の表情豊かに異なる2種の染付蓋茶碗。


同じく龍がモチーフのこちらと合わせてみてはいかがでしょうか。

青磁染付龍図向付
1客 900円
(明治前期
径約7,5cm・高さ約6cm
※完売しました



あるいはこちらとご一緒にいかがですか。


染付龍図蕎麦猪口 
1客 5,500円
江戸幕末
径約7,5cm・高さ約6cm
※完売しました

お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続きましてもご紹介するのは江戸時代は幕末の伊万里、
こちらは5客組の手塩皿でございます。


染付草花図手塩皿
5客組 7,500円
(江戸幕末
径約7cm・高さ約2cm
※完売しました
手塩皿とは豆皿の一種で、 
実用のお皿としては最も小さいサイズとされています。
古くは食膳の不浄を払うために小皿に塩を少量盛って添えていたことから、
「手塩皿」「おてしょ」と呼ばれています。


 藍の色上品に、シンプルに、名もない草花と太湖石でしょうか。

江戸時代の豆皿の蒐集家であった現代陶芸家の辻清明氏曰く
「ほんとうに、これほどバラエティに富んだ小さな器は他に見られぬと思う


―小さいながらも高級感と存在感があり、日常の食卓にはもちろん、
お客様のおもてなしにも活躍してくれそうです。
薬味やお漬物、佃煮等にどうぞ。


同じく草花がモチーフのこちらと合わせてみてはいかがでしょうか。

染付草花図小皿
1客 1,800円
江戸幕末
径約10cm・高さ約2,5cm
※完売しました


食卓が可憐に華やぎます。


のぞきと合わせて、月が冴え冴えと美しい晩秋に一献。


 お問い合わせはお早めにお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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本日最後に、明治前期の逸品紹介します。


色絵見込み山水図八角鉢
22,000円
明治前期
径約18cm・高さ約10cm
※完売しました

忘我の職人魂の意地、執念のようなものを感じる色絵鉢です。


白地をうまく生かした見込みの山水の絵柄だけが模様化されておらず、
かえって清新に目立ちます。


立ち上がり八面に細かな描き込みが丹念に施されており、
手描きの良さを大いに楽しませてくれます。


洒落た色使いで、吉祥文様の中でも格の高い鳳凰に、
菊を合わせ、長寿の願いを込め、


粋に表された亀甲文が続きます。



同じパターンの繰り返しという、この単純さが快感をもたらします。


こちらは牡丹でしょうか、藍が美しく赤と金を引き立てております。


まるで太陽のようです。


年季の入った職人技でないと描ききれない精緻な筆致です。
商品であるということを忘れ、描き込みたいから手間を惜しまず描いている、
…そんな想いさえ伝わります。


描き込みは高台周辺にもおよび、


裏銘には「林山」でしょうか。


最初から最後まで、均一に描ける精神力。無垢になりきるのでしょうか


良いものと永く、良く付き合って頂きたく思います。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は10月30日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(*^_^*)
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345


金魚とメダカが仲良しこよし♥
(西公園前店外にて)

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