幕末伊万里の染付佳品と明治前期の通り物など

皆様、こんばんは。

いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。

本日まずは、先週末15（土）・16日（日）、
世田谷ボロ市にお越しくださった皆様に御礼申し上げます。

15（土）の市の様子です。朝8時過ぎくらいに立ち寄ってみました。

あいにくのお天気、寒空の下でございましたが、

古美術店、金物店、植木、屋台、古着屋さん等々・・・。

さまざまな店舗が並ぶ商店街を、地元の方や遠くからの観光でいらした方が、真剣な面持ちでお買いものをしている様子が見られました。

そしてそして、B級グルメの宝庫でもあるボロ市。

タコ焼き、シャーピン、大阪焼、今川焼、コロッケ、メンチカツ・・・、

恐ろしいほどのカロリー摂取もまた楽しく、

一日中、其処彼処から飛び交っていた威勢のいい掛け声が、
その夜いつまでも耳奥で木霊していました。

世田谷ボロ市には、年明けも（1月15日・16日）出店いたしますので、

是非遊びに来てくださいね♪

2012年度、世田谷ボロ市も終了、冬ざれの霜夜月。

「霜」の字は喪うことを意味し、万物が喪する枯れ果てた景色の中で、

遠い幕末の昔も、生き生きと泳ぐ渡り鳥の姿が、

人々の心を和ませたことでしょう。

染付富士山に千鳥図変形皿

24,000円

（江戸幕末）

約24×23㎝・高さ約6㎝
※完売しました

白抜きの富士山は冬の表情を表したよう。

雲の上高く、愛らしく千鳥が飛ぶ下、

藍の色美しく、リズミカルに配置された水鳥たち。

職人の見事なデザイン感覚に脱帽です。

水鳥たちの求愛の季節は冷たい風が吹く真冬。

春まで、つがいになって仲良く泳ぐ姿が見られます。

裏柄には水を表す波濤文が。

首を羽にうずめて眠る浮寝鳥は冬の季語で、

…鴛鴦の二つ並んで浮寝かな（子規）

幕末伊万里のこちらの佳品は、ペアで出まして、

（この種の皿類は本来ペアで揃っているもののようです。）

上述の完品24,000円のほかに、このような小さなカケが1ケ所に見られる、

ノミホツ1客18,000円のご用意※完売がございます。

一期一会の、この上なく愛らしい1客をぜひどうぞ。

☏吉祥寺PukuPuku西公園前店　0422-27-5345

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幕末伊万里といえば、こちらの染付蓋茶碗もおすすめです。

線描き野花文蓋茶碗

1客　1,300円

（江戸幕末）

径約11㎝・高さ約8㎝
※完売しました

染付の藍の色美しく、口縁部にも線描きで花文、

蓋と身の見込みにも、野花でしょうか。

蓋茶碗から踊り出しそうな勢いを感じる線ですね。
名もない野の花に心を傾けた、
幕末の絵付け職人の心が感じられる1客です。

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線描き幾何学文蓋茶碗

1客　1,300円

（江戸幕末）

径約10㎝・高さ約6,5㎝
※完売しました

染付の藍の色美しく、口縁部に雷文、

蓋と身の見込みには松竹梅です。

 

落ち着いた藍一色、線と面だけで構成された画面は、
単純化された文様が持つ特別な強さを、
小さな蓋茶碗いっぱいにあらわしています。

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本日は最後に明治前期の色絵通り物をご紹介してまいります。

同じ絵柄で、幾つかの形式の器が揃った「通り物」。
14日の回と2回連続でご紹介する色絵通り物。

同じ絵柄で一式揃った器があると見栄えも良く、クリスマスやお正月をはじめ、おもてなしのお料理にも重宝するかと思います。

もちろん個々でも使い勝手のよい器なので普段使いして頂いても◎。

今回、セットで組んだアイテムを含んでおりますが、
其々各1客からお求め頂けます。

それでは以下、お品物の詳細でございます。

色絵三方窓絵に梅の木図7寸皿

1客　3,800円

（明治前期）

径約22㎝・高さ約4㎝
※完売しました

今回の通り物の絵柄は赤を主色に、細やかに文様がゆきとどいたもので、

最上級の吉祥を感じさせます。

見込みには染付で松竹梅、それを囲むように、

三方に品よく色絵が組み込まれており、

縁文様には主役の梅の木が菱割りの画面の中で顔を赤く染め、
その周囲に繊細な赤絵とそこに施された金彩が星のように輝く趣向。

裏を返すと、そこもまた、まことに華やかな世界です。
7寸皿は在庫薄のため、お早めにどうぞ。

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色絵三方窓絵に梅の木図蓋茶碗

1客　1,500円

（明治前期）

径約11,5㎝・高さ約9㎝
※完売しました

蓋茶碗は口縁部に染付で四方襷文、
そして三方に品よく色絵が組み込まれており、

蓋と身の見込みに松竹梅、各高台内に富貴長春の銘がございます。

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色絵三方窓絵に梅の木図向付と小皿
カップ＆ソーサーのセット

1セット　3,300円

（明治前期）

向付の径約8,5㎝・高さ約6㎝

小皿の径約11㎝・高さ約2,5㎝
※完売しました

向付と小皿で、カップ＆ソーサーの組み合わせは、当店で大変人気です。

コーヒー碗とその受け皿としても、

そして本来の用途である向付と小皿として、
其々にお料理を盛り付けても、と大活躍。

お見立て次第でさまざまにお使い頂けます。

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色絵三方窓絵に梅の木図小向付と豆皿

カップ＆ソーサーのセット

1セット　2,500円

（明治前期）

小向付の径約5,5㎝・高さ約4㎝

豆皿の径約8㎝・高さ約2㎝
※完売しました

小向付は中国茶の碗として、当店で大変人気です。
薬味や珍味入れとしてもどうぞ。
1週間後のクリスマスの乾杯はこれで決まりですね♪

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通り物には様々な絵柄がありますが、

今回のこちらの通り物は状態も良く、
絵柄も華やかで愛らしく、大変繊細なもの。
まさにクリスマスやお正月間近のこの時期に相応しいものです。

通り物として揃えて頂くなら、どうかお早めに。

☏吉祥寺PukuPuku西公園前店　0422-27-5345

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明治前期の蓋物といえば、こちらもおすすめです。

染付松に波千鳥図小蓋物

1客　1,500円

（明治前期）

径約8,5㎝・高さ約9㎝
※完売しました

 

青海波の波に千鳥が遊ぶ趣向です。

千鳥は「千鳥＝千取り」という語呂合わせで、
「勝運祈願」や「目標達成」の意匠としても使われてきました。

茶碗蒸しにピッタリ。

愛らしさ満点の1客は在庫薄のため、お早めにどうぞ！

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以上、クリスマスを1週間後に控えた本日は、
贈り物にも最適なお品物を中心にご紹介しました。
ただ今、吉祥寺PukuPuku西公園前店にはその他にも、
可愛いお品物がたくさん！入荷しております。
在庫状況など、お問い合わせはお気軽にどうぞ。

☏吉祥寺PukuPuku西公園前店　0422-27-5345

ただ今吉祥寺PukuPuku西公園前店は、中道通り店とともに、
クリスマスムード一色です。

次回ブログの更新は12月21日(金)となります。

今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。

お楽しみに。