お知らせ


2012年12月4日火曜日

<新入荷>段重4種/漆器3種



皆さんこんにちは。

寒さも一段と厳しくなり、
なんとなく気忙しい季節となりましたが、
いかがお過ごしでしょうか。

私は先日、国分寺「古美術福重」の真向いにございます、
殿ヶ谷戸庭園に行ってまいりました。

ひとたび庭園内に足を踏み入れると、そこは別世界。
真っ赤に染まる紅葉が、静かに出迎えてくれます。


師走の忙しさを忘れ、しばしタイムスリップ。
凍りつくような冷気も、この景色の前では清々しく感じます。


そしてそして、
殿ヶ谷戸庭園散策後には、
庭園の向かい側にこざいます、
国分寺マンションアンティークアベニュー内、
「古美術福重」へ、是非お立ち寄りくださいませ!!


種類が豊富な蕎麦猪口をはじめ、


江戸時代の古伊万里などの逸品がずらり。

現世まで残り続けた、
生命力豊かな器たちがお出迎えいたします。

また、吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は、
定休日がございません。(年内は30日まで営業)
皆様のお越しを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

それでは本日もお品物のご紹介です。

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本日は11月20日にご紹介の段重に続き、
その後に入荷いたしました、4種の段重をご紹介いたします。

まずご紹介いたしますのは、こちらの五段重。


皆朱沈金松図 五段重
(蓋2ヶ、共箱付き)
8,500円
径約17,5cm、高さ約23cm


総朱塗ではありますが、
落ち着いた朱色ですので、うるさくありません。


側面と蓋に描かれた松の木は細く伸びやかで、
天を目指す龍のようにも見えます。

こちらの段重、
蓋が2ヶございますので、
このように二段と三段に分けてお使いいただくことも。


一段のみを使って、帰りの遅い家族の為に、
おかずを取り分けたお弁当箱にされてもいいですね。

また、段重は鍋の具材を入れる器としても、ご活用いただけます。
切り分けた具材を入れて並べておくだけで、食卓がしまりますよ。



アイデア次第で、
晴れの日用にも、普段使いにもなる、
万能な存在です。

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続いてご紹介いたしますのは、
ユニークな印模様の段重でございます。


沈金落款(印)散らし柄 四段重
(蓋2ヶ、共箱付き)
8,500円
径約16cm、高さ約20,5cm
※完売しました


こちらの段重、
外側は暗めの茶色、内側は濃い朱色となっております。
角をとったフォルムがかわいらしいですね。

側面には様々な印が施されており、


こちらは龍でしょうか、


段重下段にはかわいらしい壺も!


同じく沈金の、漆小皿とも相性抜群!


沈金 子もち団子文小皿
1客 400円
径約11,5cm、高さ約3cm
※完売しました
和菓子を入れても合いそうな、こちらの段重。
先程の朱塗りのものと同じく、
蓋は2ヶ有り、共箱付きとなっております。
是非お早めに。

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続いては、
小ぶりなサイズがかわいい、
磁器の小段重を、2種続けてご紹介いたします。


型紙摺り染付 捻文小三段重
(台付の共箱付き)
9,500円
(明治前期)
径約11cm、高さ約14cm
※完売しました



以前ご紹介いたしました捻り文段重と、
お色も模様も似ておりますが、
こちらは一回り程小さなサイズとなっております。

緑と藍の対比が大変美しく、


繊細な小花模様が天の川のように広がっております。
小ぶりなサイズなので、宝石箱としてお使い頂いても。

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お次は、先程ご紹介いたしました捻文の段重と、
ほぼ同じサイズとなる、獅子牡丹図の段重でございます。


銅版転写染付 唐獅子牡丹図三段重
※蓋裏に小キズ
(共箱付き) 
8,500円
径約11cm、高さ約14cm
※完売しました


先程の段重同様、
一段目が1,5cm、二段目は3cm、三段目は8cmと
段々と深くなる造りになっております。

表面には牡丹に飛びつく唐獅子の姿が。


唐獅子のおどけた表情と、
周囲に広がる唐草模様がなんともマッチしていますね。

こちらのお品物、
蓋裏にごく小さいキズがございますが、
お使いいただく分には、特に問題はございません。


先程のお品物同様、
こちらも共箱付きとなりますので、
大切な方へのプレゼントとしてもおすすめです。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続いてご紹介いたしますのは、
貝の図柄が珍しい、角段重でございます。


銅版転写染付 角三段重
※かまキズ有り
7,500円
径約10cm、高さ約16cm
※完売しました


淡いお色と転々と転がる貝殻が、
遠い海の景色を想わせるこちらの逸品。


全体を覆う唐草が、まるで海面のよう。
色とりどりの海の幸をたっぷり入れて、
贅沢に召し上がりたくなる器ですね。


また、同じく貝図のこちらの蕎麦猪口と合わせてみても。


銅印判転写 海老と貝づくし文蕎麦猪口
1客 2,800円
(明治後期~大正)
径約7,5cm、高さ約6,5cm
※完売しました

う~ん、、見ているだけでお腹が空いてきました。
なお、こちらのお品物、段重下段にかまキズがございます。
かまキズとは、製造時についたキズのことで、
キズの上に釉薬がかかっている為、割れてくる等の心配はございません。
個性のひとつと思って頂ければ何よりでございます。



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続いては、
新入荷の漆椀3種をご紹介いたします。


蒔絵鶴図椀
※やや焼けあり
1客 1,800円
径約13cm、高さ約9cm
※完売しました


身は黒、蓋は朱とお色を分けた、
奇抜かつハイセンスなこちらの逸品。

蓋にはたっぷりの金を使って、
堂々たる鶴が描かれております。
お色の配色といい、図柄の構図といい、
まったく古さを感じさせません。


こちらの器に、
真っ白なお餅を盛ってみてはいかがでしょう。
目にも鮮やか、食欲をそそります。

無駄のないシンプルなデザインなので、
華やかな色絵のお皿でも、
渋めの藍のお皿でも、相性は抜群です!


色絵 唐子・見込みに石畳図なます皿
1客3,300円
(明治前期)
径約15cm、高さ約4,5cm
※完売しました

染付 付山水図輪花なます皿
1客2,800円
(江戸幕末)
径約14,5cm、高さ約4,5cm
※完売しました
是非店頭で、
ご自分だけの組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか。
〔ご注意〕
こちらの入荷商品について、下写真のように、やや焼けております。
これは熱焼けという症状で、漆塗りの場合、どのような漆器でも、
黒色のものは熱いものを入れてお使い頂くと、
その部分が熱によって徐々に変色してしまう現象です。
『漆は生き物』と言われるように、ウレタン塗料と違って、
色や硬度も変化し続けていますので、このようなことが起こってしまいます。


その分お値段はお安くなっておりますので、
気にされない方にとっては、大変お買い得なお品物となっております。

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続いてご紹介いたしますのは、
シンプルな松図のお椀でございます。

 

蒔絵松図椀
1客1,300円
径約12,5cm、高さ約8cm
※完売しました

ちらりと見える、内側の朱色が効いております。
蓋裏には、 ちらちらと梅の花びらが散り、


たっぷりと載せた金で描かれた松には、
雪が積もっているようにも見えます。
黒との対比が大変美しく、
飽きのこない、シンプルなデザインになっております。

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さて、お次が本日最後のご紹介となります。
先にご紹介した段重と同じく、
唐獅子と牡丹が描かれた朱塗りのお椀でございます。

 
 

蒔絵唐獅子牡丹図椀
1客 1,500円
径約12,5cm、高さ約8cm
※完売しました
 

一見すると、
険しい表情の唐獅子が、
牡丹に襲いかかっているようにも見えますが、
実はこちら「安住の地」を意味する図柄でもあるようです。


獅子は、百獣に君臨する王と言われますが、
その無敵の獅子でさえ、ただ一つ恐れるもの。


それは、獅子の体毛の中に発生し、
やがて皮を破り肉に食らいつく害虫です。

この害虫は、牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまう為、
獅子は夜に、牡丹の花の下で休みます。

獅子にとっての安住の地が、
牡丹の花の下であるということなのです。


現代製品に比べ、古いモノの多くには、
模様や柄の一つ一つに意味があるものが多く、
ストーリーを知っているだけで、随分とモノの見方が変わります。
そこが和食器の特徴であり、面白いところでもありますね。

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以上、お品物のご紹介でした。
次回更新は12月7日(金)を予定しております。
お楽しみに。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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