お知らせ


2012年12月7日金曜日

幕末~明治の器たち(※5客組のものあり)


皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。


「山眠る」…どことなくさびしく、静かに横たわっている感じのする冬の山を、
そう表しますが、寒さもいよいよ本番、木枯らしの吹く頃となりました。


と同時に、クリスマスソングも街々で流れ始めており、


プレゼントやしつらえにお悩み中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ただ今、吉祥寺PukuPuku西公園前店内外では、
新入荷のお品物が満載。
クリスマスやお正月の即戦力が所狭しと揃っています。

 

店内外に散らばる、デザイン感覚が秀逸な火鉢は鉢カバーとして、
あるいは、ガラス板を渡して、円卓として、
お見立て次第の演出で、如何様にもお楽しみ頂けるものばかり。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345



 吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店両店は、
定休日がございません。(年内は30日まで営業)
皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。
お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。


大切なあの方へ、吉祥寺PukuPukuの器たちを贈り物にぜひどうぞ。

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それでは、本日もお品物のご紹介です!
本日は江戸幕末~明治時代の伊万里の器たちをご紹介してまいります。

 


青磁に染付瓢箪と団扇に松竹梅楕円皿
13,000円
(明治前期
径約39,5×32cm・高さ約5cm
※完売しました
まず目を引かれるのは、見込みから飛び出さんばかりの瓢箪と団扇。

背景の青磁の発色まことに美しく、
瓢箪、其処に巧みに組み込まれたる文様は、松竹梅。



松は樹齢が長く、葉は色を変えないことから長寿、繁栄を表します。 
鶴も長寿のシンボル、ふたつ合わせて、これ以上ない寿がやって来る―


扇面形の割り絵を施し、風に吹かれて横に長くひき流れたる雲とともに、
竹林が表され、


その背後で梅花がこぼれるような笑みを浮かべます。



さらに、リム皿状のお皿の周囲、一定幅の縁には鎬の装飾が。



団扇にはダミの濃淡美しく梅花が白抜きにされており、
然らば、先ほどの梅花は紅梅という趣ですね。


瓢箪と団扇の先端、口縁部のアクセントに成るべく配された、
菱割内の蝶と唐草文も見逃せません。


裏柄には春蘭と、


菊花でしょうか。


オードブル、盛皿、お造りに最適。
楕円皿はいろいろアレンジができるので一客あると便利です。


新年を迎えるのにまことに相応しい絵柄の1客をこの機会にぜひどうぞ。


お問い合わせはお気軽に。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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青磁に銅版転写染付花車文隅切り角
1客 1,800円
(明治後期
径約22×18cm・高さ約2,5cm
※完売しました


季節限定ではなく、
四季折々の美しい草花が一堂に会した伝統文様も多くあり、
御所車に梅、桜、萩などの春夏秋冬の草花が配された、
こちらの「花車文様もそのひとつ。


御所車が意匠のモチーフとして文様化されたのは江戸時代のこと。
当時、典雅で華麗な平安時代の文化に対する憧れが高まり、
なかでも御所車は、源氏物語を象徴する、
物語性を秘めた文様として人気を集めました。




また、四季折々の草花を盛り込んだ華麗な意匠も、
この頃の貴族や武士の間で広まった華道とともに流行したのだとか。


以降、時代を超えて愛された、人々の美意識が凝縮した文様です


紅葉が…。


 先日、今年最後の東京の紅葉を見てまいりました。


御所車に載せられた草花からは、
源氏物語に登場する女性たちの姿も連想させられ、


時の移ろいや儚さといった、源氏物語の主題でもある、
ものの「あはれ」が美しく表されているようにも感じます。
 美しいこちらの1客は、在庫薄のためお早めにどうぞ。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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色絵ねじ文半月皿
5客組 19,000円
(明治前期)
径約16,5×13cm・高さ約3,5cm
※完売しました

単純ながら、イメージが幾重にも広がっていく文様、ねじ文様。
縞文様の一つで、縞をねじることで文様に動きや変化が加わります。

 

その文様と、半月皿という形状の見事な調和に、
一瞬ハッとさせられます。


この文様の面白みは、なんといってもねじりの妙にありますが、
こちらはその色の対比もまた素晴らしく、華やか。



精緻に金彩を交え、青海波の横で藍の色美しく、文様が白抜きにされたり、


薄濃みの藍に、小花が愛らしい顔をのぞかせております。



裏柄にはコウモリでしょうか。


半月皿という洒落た造形には、和食、特に焼き物が合いそうです。
お刺身をのせても。


新年を迎えるのに相応しいこちらの1客を、揃いでお求め頂けます。




お問い合わせはお気軽にどうぞ。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続いて、幕末伊万里のお品物を2種、ご紹介してまいります。


染付応龍図鉢 
6,500
(江戸幕末)
径約13,5cm・高さ約6cm
※完売しました

幕末伊万里の小ぶりな染付鉢です。


見込みに舞うのは鳥のような翼をもつ龍、『応龍』
天を舞い、雨を降らせる力をもっているとか。
蝮(マムシ)が500年生きると、蛟(ミズチ)となり、
蛟が1000年生きると龍になり、
龍が500年生きると、角龍となり、
角龍が1000年生きると、『応龍』となり、
応龍が年老いると、黄龍となり、最も格が高くなります。


花びらを思わせる端反り形で、
上からご覧頂くと口縁部に5カ所、瓔珞文でしょうか、
お料理の引き立て役ですね。


裏柄にはすっきりとした植物文様が4ヶ所、
高台にも優しげに筆が入っております。


菓子鉢として、サラダボウルとして、
あるいは漬物、ちょっとした一品にちょうど良い大きさです。



お問い合わせはお気軽にどうぞ。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付福寿文火入れ 
4,500
(江戸幕末)
径約10cm・高さ約8,5cm
※完売しました
喫煙道具としての火入れ。
本来は火種を入れる火入れと灰吹きを、
煙草盆にセットして使われておりましたが、
今ではお見立てで、お香を焚く等に使われ、人気があります。


白と藍のストライプがモダンな印象で、
福寿の文字が文様として繰り返されております。


寿」という文字には「老いるまでの長い年月」の意味があり、
最上の喜ばしい文字です。


新年に相応しい吉祥文様が印象的なこちらの火入れ。


クリスマスシーズンの今なら、
鉢カバーとしてポインセチアを飾ってみてはいかがでしょうか
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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本日は最後も佳品で締め括りたいと思います。


色絵花文輪花長角皿
14,000円
(明治前期)
径約27,5×22,5cm・高さ約4cm

こちらの輪花長角皿の額縁のような形の美しさと、
気品のある絵付けに心魅了されます。


習熟した職人による、丁寧な描き込みが見事です。


見込みには主役の牡丹に梅が落ち着いた華やぎとなり、


口縁部には金彩で口紅が施され、
亀甲文に青海波に市松文にと、洒落た色使いで文様尽くしの縁文様と、
上品に調和しております。


お料理をたっぷり盛り付けるだけではなく、
バラエティ豊かな盛り込みも。
クリスマスやお正月の一席に大活躍しそうな一枚です。


裏柄には藍の色美しく、花と唐草が描かれています。


大きからず小さからずの絶妙なサイズ感。
(径約27,5×22,5cm・高さ約4cm
インテリアとして飾り皿にも。
当店では皿立てのご用意もございます。


食卓の真ん中で、集う楽しさを存分に演出してくれます。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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以上、本日のお品物のご紹介は、
クリスマス、お正月に特に相応しいお品物を中心にご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ただ今、吉祥寺PukuPuku西公園前店にはその他にも、
可愛いお品物がたくさん!日々入荷しております。
次回の更新は、12月11日火曜日を予定しております。
どうぞお楽しみに。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345


※カピバラではございません。
(かわうそのゴマちゃん♂)

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