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2012年12月11日火曜日

<中道通り店のお品物>印判小皿・漆器など


いつも吉祥寺PukuPukuのブログをご覧いただき、
どうもありがとうございます。

寒さ本番!を実感する毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
吉祥寺の中道通りはクリスマスのイルミネーションできらびやかです。
寒い夜道ではありますが、澄んだ空気に響く灯りに
この時期ならではの街並みを楽しむことができます。


店頭にもクリスマスの飾りつけを。
中道通り店の入り口ドアです。


吉祥寺PukuPukuは年内30日まで定休日なしで営業致します。
クリスマスプレゼントやお正月の食器をお探しの方、
ぜひお立ち寄りください。


今回のブログでは、中道通り店のお品物をご紹介します。
こちらの店舗では、多数の印判小皿など、お手頃で普段使いに
楽しんでいただける品物を多数取り揃えております。


右上:銅印判竜田川文五寸皿
(大正) 径約15.5cm・高さ約2.5cm
※完売しました

左上:銅印判蜻蛉文小皿
(昭和戦前) 径約13cm・高さ約3㎝
※完売しました

右下:銅印判古銭と丸紋図小皿
(明治後期~大正) 径約11.5cm・高さ約2.5cm
※完売しました

左下:染付松竹梅文小皿
(大正) 径約13cm・高さ約2.5cm
※完売しました

※右上の竜田川文五寸皿のみ1客700円、他は1客500円。

まずは多彩な絵柄の小皿たちをご紹介します。


流水に紅葉の文様を、紅葉の名所・奈良生駒の竜田川にちなみ
「竜田川文」と呼びます。
ちはやぶる神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
(在原業平)
百人一首で耳にされた方も多いのでは。 


藍・黄・ピンクの三色遣いで、水面に流れる紅葉と菊が描かれています。
流水の渦文が躍動感を添えますね。


子どもの手のひらのような小さな紅葉。
金平糖みたいです。


縁取りの青のグラデーションもきれいです。


ケーキや和菓子などの甘味はもちろん、
鍵やアクセサリー用の置き皿にしてもお洒落です。

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古銭のまわりを八つの丸紋が囲む、調和のとれた意匠。


見込みは「文久永寳」。
幕末に鋳造、流通した銭貨です。


卍、麻の葉、亀甲と文様が丸く展開。
古銭や丸紋は円満に通じることから、
風水では和気の上昇・財運を上げてくれるアイテムだとか。


縁の銹釉もおっとりと、魅力ある印判小皿です。

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こちらは印判ではなく、染付によるもの。
小さいながら丁寧な絵付けを堪能できます。


松、


竹、


梅。
お馴染みの松竹梅文です。
松竹梅は「三寒の友」とも呼ばれ、
冬の景色にその清々しい姿を見せることから、
中国・日本で愛されてきました。


この小皿、裏側の絵付けも凝っています。
銘は「大明成化年製」。


縁際には春蘭、


梅の花が咲いています。


江戸期の染付の絵柄を映したものなのでしょう。
大正期らしい澄んだ白い土に、清潔感ある絵付け。
なかなかお買い得の一枚です。
お正月料理の取り分け皿にいかがでしょうか。

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真っ白な画面に、ポンとのせられた紋が魅力ある小皿。
何の紋かよく見ると……


トンボがいます!
動きの速いこと、虫を捕まえ、決して前にしか進まないことから
「勝ち虫」と呼ばれ、武士が戦装束に用いてきました。
上のお花は桔梗でしょうか?


全体的にぽってりとした作りの小皿。
高台もどっしりとしています。


扇に「TRADE MARK」と緑の釉で銘が入っています。
このマークを使用した会社は後に「岐1065」の統制番号を持ちました。
昭和初期らしい雰囲気が伝わります。

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銅印判芭蕉文小皿 四種
一客 500円
(明治後期~大正)
径約11.5cm・高さ約2.5cm
※完売しました
こちらはどれも芭蕉の葉っぱをモチーフにしたものです。
大きさもすべて同じですが、バリエーションの豊富さに驚かされます。


一見グリーンと青の色違いに見えるこの二枚。


見込みの五弁花も同じなのですが……


よく見ると三重丸と、


鱗のような菱形と、やや違いがあります。
こういった面白さは、銅印判ならでは。
バショウはバナナの仲間で、1m近い大きな葉を付ける多年草です。
葉がばさりと潔く落ちることから、武家に好まれてきました。


同じ銅印判の青でも、大分色味の異なるこの2枚。


羽根が渦巻くように展開する芭蕉の葉が大胆です。


スクリューの中心のような見込みには、
また先ほどとは違った趣の五弁花があしらわれています。


黒に近い藍と白のコントラストが素敵なこの一枚。
正三角形に近い葉の配置も面白さがあります。


組み合わせ角に三つ巴紋と一風変わった見込みです。
……ちょっと坂本竜馬の家紋に似ていますね。




つる草のような唐草文。
水色に色調を変え、二色遣いのように見せています。


印判小皿は大きさが一緒の場合が多く、
同じ大きさで違う絵柄をいくつも楽しむ、という魅力があります。
500円とお手頃の印判小皿はプレゼントにもおすすめです。
そういえば昔、予算は1000円まで!
のプレゼント交換に色々悩んだような……。


その他、印判小皿を多数揃えております。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku中道通り店
0422-27-1636

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また、中道通り店では漆器も多くご用意しております。


漆は英語ではjapanと訳され、起源も縄文時代に遡る、
日本人と関わりの深いものです。
手入れが難しい、というイメージがありますが、
乾燥と紫外線を避けていれば長く使って頂けます。
軽さも魅力のひとつで、幅広い年齢層で楽しめます。


左上:朱塗り六寸皿 (径約17.5cm・高さ約3.5cm)
※完売しました
右上:朱塗り菓子皿 (径約14㎝・高さ約3.5cm
※完売しました
左下:朱塗り菓子皿 (径約14㎝・高さ約3.5cm
※完売しました
右下:朱塗り蕎麦猪口 (径約9cm・高さ約6cm)
※完売しました
※蕎麦猪口のみ1客900円、他1客600円

落ち着いた色合いの赤に目が和む、漆器が4種ご用意できました。


こちらは取り分け皿としても使いやすい六寸皿。
木のぬくもりが伝わってきます。


黒の漆の縁どりが、器をすっきりと締めて見せます。


高台にも黒。


おせちの取り分け皿はもちろん、
普段使いにしてパン皿などにもおすすめです。

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こちらはひとまわり小さい菓子皿です。



端反りの成形も綺麗です。


栗きんとんや数の子、おひたしとどんな色合いのお料理も
鮮やかに引き立ててくれる重宝なお皿です。

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先の菓子皿と同じ大きさですが、
見込み部分が小さめに成形されています。


漆独特のこのつや。
ゆるく絞った布巾で拭いてから乾拭きすると、
漆器のつやはより増します。


このお皿だけ、高台部分が黒塗りになっています。

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人気の蕎麦猪口も漆器だと可愛らしく。
ぐい飲みはもちろん、アイスクリームなど甘味を入れても。


安定感のある台形のかたち。
店頭でも人気のお品です。


高台部分に「やま新」と屋号が入っていました。


何を盛り付けようか、いろいろと考えがふくらみます。


持ちやすく、木の柔らかな質感が嬉しいこの一客。
900円というお値段も他ではなかなかありません。


異色(?)のカップ&ソーサーです。
猪口にお汁粉、小皿に塩昆布を添えて味わってみては。

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黒塗り内朱四つ椀
※大中小極小の四つで一揃い 1,000円
大:径約11.5cm・高さ約8cm
中:径約11cm・高さ約4.5cm
小:径約10cm・高さ約3.5cm
極小:径約9cm・高さ約2.5cm
※完売しました

入れ子で一揃いのお椀のご紹介です。
ご飯に一汁ニ菜のお食事が、これ一つでできるのです。


収納もこの通り。


内側の朱と、金のふちどりが鮮やかです。


裏はつややかな黒。


小さいお椀を蓋にして、吸い物椀・煮物碗にすることも。


大と中には高台に「井三」と屋号が。


極小の端っこにもひとつ屋号が入っていました。


マトリョーシカのようにひとつひとつを出していく、
日本人ならではの入れ子のつくり。
プレゼントにも喜ばれそうです。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku中道通り店
0422-27-1636

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蒔絵牡丹に蝶図吸物椀
1客 700円
径約12.5cm・高さ約8cm
※完売しました

最後に、お手頃な蒔絵椀をご紹介します。


「漆黒」の言葉通りの黒い蓋に
あでやかな牡丹が描かれています。


薄いエメラルドグリーンの葉は瑞々しく、
牡丹の花びらには細い朱が描き込まれ……


ひらりと蝶が舞います。
小さなリボンのような姿が可愛らしい。


内側は外とのコントラストをなす鮮やかな朱です。


四つ椀と同じく「井三」の屋号が入っていました。


ぜひお手にとって、つややかな美しさをご覧いただきたいお品です。

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以上、中道通り店のお品物のご紹介でした。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku中道通り店
0422-27-1636
次回ブログの更新は14日金曜日です。
どうぞお楽しみに。
(店内にこっそりサンタが!)

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