お知らせ


2012年11月27日火曜日

幕末伊万里の染付尺皿いろいろ


皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。


……おかげさまで吉祥寺PukuPukuは、25日に中道通り店OPEN一周年を、
9月7日に西公園前店OPEN二周年迎えました! 

ここで日頃の皆様の御愛顧に厚く御礼申し上げます。
今後とも、吉祥寺PukuPuku、国分寺の本店古美術福重を、
どうか何卒宜しくお願いいたします。


そんな吉祥寺PukuPuku、西公園前店には新入荷のお品物が只今満載で、


染付尺皿や、なます皿はそのどれもが洗練された雰囲気で、
古さを感じさせず、


色絵のお品物と合わせて、クリスマスやお正月に大活躍するものばかり!


11月20日に特集した小ぶりな段重たちですが、
その後新入荷のものが続々店頭に並んでおります。


そんな吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店両店は、
定休日がなくなりました。
皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。
\(^o^)/
それでは、本日もお品物のご紹介です!

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本日は幕末伊万里の多彩な染付尺皿を盛り沢山にご紹介してまいります。
はじめに鯉が主役の染付尺皿(大皿)を3種続けて。


染付鯉三尾図大皿
22,000円
(江戸幕末)
※わずかに虫喰いあり
径約39cm・高さ約7,5cm
※完売しました

水中をゆったりと遊泳する三尾の鯉を描きます。


しなやかな魚の姿態を異なる視点から捉え、
鱗の一枚一枚にいたるまで克明に描き出しています。


堅実な描写ながら、水中に浸透する光と影の存在が空間に奥行きを与え、
画面には神秘的とも言える生命感が漂っています。


職人の遊び心でしょうか、水面にたゆたう小さな魚たちが、


表情豊かに、躍動感と愛らしさを添えます。


鉢のように厚みを持った縁が立ち上がっており、深さもあることから、
浅鉢と称した方が良いのかもしれません。


巧みに仕上げられた割り絵の余白を、


線描きで埋めるという心憎さ。


こちらのような裏銘があり、


裏柄も賑やかに、しっかり丁寧に高台部まで、
描き込まれております。


静かで美しい鯉に恋しそうな幕末伊万里の逸品でございます。


サイズも大きすぎず、小さすぎず、丁度良い位だと思います。
飾られても、インパクトの有るものと思いますが、
是非、お料理を盛り付けて楽しんで頂きたく思います。


お気軽にまずはお問い合わせください。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付鯉一図大皿
9,500円
(江戸幕末)
径約35,5cm・高さ約5,5cm
※完売しました

優しい目をした鯉ですね。
鯉は産卵時、数千個の卵を産むことから、
「再生」とも結び付けられています。
水泡が卵のよう。


墨弾きの技法により、整然と描かれた鱗も見所のひとつ。


柔らかい水草の表現も、藍の濃淡の美しさによるもの。


裏柄には唐草がめぐります。


お問い合わせはお早めにどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付鯉の滝登り図大皿
9,500円
(江戸幕末・志田窯)
径約28,5cm・高さ約4,5cm
※完売しました

こちら志田窯によるものです。
鯉が滝を懸命に登り、龍になろうとする場面、
「登龍門」が描かれています。


飛沫を上げる滝を、昇ろうとする鯉。
滝を乗り越えようとする表情は思わず応援したくなるもの。


龍門の滝を登れた者こそが栄冠をつかめる!


藍一色ながらも、濃淡をうまく生かし、そのタッチが現代的です。


古来より成功者の好む、あるいは成功を祈願する図柄ですが、
立身出世・家運隆盛をもたらしてくれそうなこちらの鯉。
受験生のいらっしゃるお宅にいかがですか。
あるいはインテリアとしても目を楽しませてくれます
お問い合わせはお気軽に。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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先に続き、伊万里というジャンルの中で、
そのバラエティーに富んだ絵柄の楽しさで人気の、
江戸時代は後期の作品群、志田窯による染付尺皿を、
続けてご紹介してまいります。


染付菊花文
6,500円※小甘手
(江戸幕末・志田窯)
径約33cm・高さ約4,5cm
※完売しました

日本では皇室の紋章に用いられるなど、日本人には馴染みの深い花、菊。
古伊万里、特に志田焼の大皿に描かれる花としては、
この菊花文が花牡丹文とならんで代表作と言って良いと思います。



このいかにも日本的なイメージがある菊、実は中国が原産で、
日本には奈良時代に薬草として伝わりました。


その後、日本人の感性に合ったのか、観賞用として広く栽培され、
着物や調度品の文様にも多く使われて、
桜とともに日本人が愛する花のひとつに数えられるほどに定着しています。


人気の『白抜き』や『菊花文』、その両方を併せ持つ、
こちらの志田窯の染付大皿。
素晴らしいデザイン感覚です。


こちらの状態が少々甘手であるため、お値段鑑みてございます。
お気にされない方にとっては、大変お求めやすい価格となっております。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付松鷹図尺
8,500円
(江戸幕末・志田窯)
径約28,5cm・高さ約4cm
※完売しました

安土桃山時代頃から、好まれてよく描かれた画題、『松鷹図』


戦国から江戸時代にかけての武士中心の時代は、
特に『力強さ』と『生命力』がイメージ的に好ましかったので、
『松』は生命力の象徴として、『鷹』は力強さの象徴として、
よく描かれたようです。


また、『力』と『生命』がテーマなので、子供が生まれるなどのおめでたい時に、「元気に育つように」との願いを込めて飾る人もいるとか。


ご出産の記念に、お祝いに、いかがですか。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付葦に水鳥図尺
7,500円
(江戸幕末・志田窯)
径約28cm・高さ約4,5cm
※完売しました

芦の草原で休む水鳥を描いた大皿です。
湖面の朝もやでしょうか、のどかな水辺の朝を感じさせます。



割り絵の余白を埋める上方にご注目ください。
氷裂にこぼれ梅文様は、江戸時代より人気のある図柄で、
氷が解けはじめる頃、 梅が散って氷に落ちる様子を描いています。
当時の人は 季節の情景を上手く普段の食器に取り入れ、
楽しんでいたのですね。


葦と水鳥のシルエットや、



水鳥の愛らしい表情も見所のひとつです。
お問い合わせはお気軽に。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付松に鶴図尺
7,500円
(江戸幕末・志田窯)
径約29cm・高さ約4,5cm
※完売しました
上品な藍色で、波と老松の上を舞う鶴を描いています。


鶴のまわりには墨弾きでもくもくと雲が描かれ、
力強く羽ばたく鶴の躍動感が上手く表現されていると思います。


流れる雲の中を飛翔する鶴を表した雲鶴文、
有職文様として有名で、高い理想を表すそうです。


さらに老松に波が加わり、
お正月に相応しい雰囲気を醸し出しております。
お問い合わせはお気軽に。
(吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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以上、本日のお品物のご紹介はお正月間近の今が好機の、
染付尺皿(大皿)をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
ただ今、吉祥寺PukuPuku西公園前店にはその他にも、
可愛いお品物がたくさん!入荷しております。


こちら一瞬、木目に見えますが、
杉か檜か、針葉樹材に、こげ茶色の塗りを施し、さらに彩色と、
沈金のような彫りを重ね、木目のように見せている、
手の込んだ木皿です。
(1客700円・径約17,5㎝・高さ約3㎝
※完売しました

ご常連様から頂戴したお菓子を合わせてみました♪


そしてこちらはお買い得な漆器が大好評の中道通り店でお取扱いの、
朱塗り金縁猪口(1客900円・径約9㎝・高さ約6㎝)です。
※完売しました 

お紅茶と一緒に、とっても美味しく頂きました。
お心遣いありがとうございます。

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いつも当店のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は11月30日(金)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
在庫状況など、お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店 
0422-27-5345

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