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2013年8月16日金曜日

2013・08・16<新入荷>江戸後期、古伊万里の器たち

皆様、こんにちは。
いつも吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
誠にありがとうございます。



立秋とは名のみの厳しい残暑が続いておりますね。

こちらは炎天下の昼下がり、西公園のオシロイバナ。
花は芳香かすかに夕方開くため、和名としては夕化粧(ユウゲショウ)。
英語ではFour o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、
煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれます。




お寺の鐘の形をした熟した黒いタネをつぶすと、
白粉(おしろい)のような白い粉が出てきます。
名前の由来はそこから。
名づけ親は江戸時代の博物学者、貝原益軒。

日中の日差しはいまだ肌に焼けつくようですが、
オシロイバナが咲き誇る夜西公園では虫の音が。
しだいに秋の気配を感じる頃となりました。


吉祥寺PukuPuku西公園前店、中道通り店各店には、
日々新入荷のお品物が続々入荷中。










常時種類豊富にご用意しております。
吉祥寺へお越しの際には、是非当店へお立ち寄りくださいませ。
店内冷え冷えでお待ちしております。
また、お電話によるお問い合わせ、地方発送、買取も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
お問い合わせはお気軽にどうぞ
OPEN  EVERYDAY 
11:30~19:30
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本日は江戸後期、古伊万里のお品物のご紹介でございます。

まずは染付春寒鉢、入荷しました。


染付竹林賢人文春寒鉢
 5客組 35,000円
ばら売り1客 7,000円
(江戸後期)
径約16㎝・高さ約5,5㎝
※ばら売り完売しました
江戸後期の職人の手描きにより、一客ずつそれぞれに味わいが異なります。
絵柄は竹林に集った乱世の隠者、竹林の賢人図。


こちら径約16㎝、高さ約5,5㎝と容量たっぷりの春寒鉢。

季節を盛るのにぴったりな多用鉢としてどうぞ。
深さがあるので汁物も大丈夫。
春は筍、夏は冷しゃぶ、冬はおでん...

実りの秋にはどんなお料理を入れましょう。
お料理するのがとっても楽しくなりますね。

ちなみに、大きさを比較すると以下のとおり。


染付竹林七賢図春寒鉢(左)
同テーマの絵柄の定番サイズ(径約14㎝)のなます皿(右)

 5客組のうち①
 5客組のうち②
 5客組のうち③
 5客組のうち④
 5客組のうち⑤

竹林に集い、気ままに酒を飲みながら哲学を語ったという、
「竹林の七賢」は三国時代に実在したという七人の隠者がモデル。
飲酒にまつわる逸話も多く、その一人の阮籍(げんせき)は、
権力者から縁談があったとき二カ月も酔いつぶれて話をうやむやにしたとか。
当時は乱世で、いつ誅殺(ちゅうさつ)されるかもしれない時代。
こうした奇行は身を守るための処世術でもあったようです。
世俗から解放された彼らは中国のみならず日本の文人にも親しまれました。

構図の関係でこちらはふたりなのでしょうか。
蕎麦猪口などにもこの手は見かけます。


お料理を静かに盛り立ててくれますよ。


江戸後期の染付竹林七賢図春寒鉢5客組。
ばら売りは入荷数3。
※ばら売り完売しました
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染付山水図鍔縁大なます皿
 5客組 24,000円
ばら売り1客 4,800円
(江戸後期)
径約17㎝・高さ約6㎝
※完売しました
古伊万里の染付大なます皿、入荷しました。


大なます皿は通常のなます皿より、やや深め。
ひとまわりほど大きく、おひとつあることで食卓の雰囲気ががらりと変わる、
存在感のある器です。

こちらは白地を生かし、縁にかけて藍を多用した構図が目を引きます。


見込みの山水図には中国磁器の影響を感じます。
遠く橋の上にはふたりの人物。


立ち上がりにかけて、雲間に遊ぶ龍の姿と、


帽子のひさしのように横に張り出した鍔縁(つばぶち)部に配された、
網干文、樹下に人物図が白抜きにされており、
その稜花縁と相まって、変化に富んだ表情。


藍の色美しく、まことにモダン。
透明感あふれる古伊万里の染付大なます皿でございます。

鍋料理の取り皿として、あるいは
ひとり分のおかずやサラダの盛り付けに重宝します。

また、来客時に季節のフルーツやアイスクリーム、
お菓子等をお出ししてみてはいかがでしょう。
思いをめぐらせる楽しみも広がりますね。


江戸後期の染付山水図鍔縁大なます皿5客組。
ばら売りは入荷数7。

良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
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続いて、同じく江戸後期、古伊万里の、
なます皿3種と湯呑みをご紹介してまいります。


染付桜と扇面図なます皿
1客 2,800円
(江戸後期)
径約14㎝・高さ約4㎝
※完売しました

末が広がることから、 末広で発展することを意味し、
 縁起の良いものとされた扇文
扇面の中に草花など様々な文様を入れることが多いのですが、
こちらのなます皿は扇面からこぼれ落ちたかのように、
桜が散りばめられており、可愛らしい印象です。

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染付籠目図なます皿
1客 2,800円
(江戸後期)
径約14㎝・高さ約3,5㎝
※完売しました

籠目文様は魔除けのしるしともされ、
江戸時代の武将たちは、こうした邪を払う力にあやかろうと
夏季に着る帷子(かたびら)に籠目文様を用いていたのだとか。


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染付牡丹図なます皿
1客 2,800円
(江戸後期)
径約14,5㎝・高さ約4㎝


さらりとモダンに表現された花の王、牡丹。
シンプルであるがゆえの強さを持ち合わせていますね。


江戸後期、古伊万里の染付なます皿三種、
絵柄違いでお使いになっても楽しいですよ。


このように無駄なく、安定して重なる形状も、
なます皿が愛される理由のひとつ。

良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
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染付扇面と梅図湯呑み
1客 2,800円
(江戸後期)
径約8㎝・高さ約5,5㎝
※完売しました

桜と扇面図なます皿をご紹介したところで、
こちらは梅と扇面図。


これも何かの御縁と、桜と扇面図なます皿と、
合わせてお使いいただいても素敵です。


見込みには鷺(サギ)。


コロンとした形が可愛らしいですね。
お湯呑として、向付として、自在にお使いください。

梅と扇面図の裏には鳥が羽ばたいております。
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色絵人物山水文蕎麦猪口
1客 4,800円※ノミホツ有り
(江戸後期)
径約8㎝・高さ約7㎝
※完売しました

庭のような風景の中で樹にまたがる瞑想中の主役。
人物の後ろにはそっと太湖石。見込みは五弁花。


画面をまとめる花のアクセントにご注目。
赤い地の部分にそえられた唐花と唐草が華やかですね。


集めて楽しく、使って便利な器として、
愛され、収集されている蕎麦猪口。

こちらの入荷数は二客。

残念ながら、そのどちらも、口縁部一か所に極小さなカケがございます。
そのため、お値段お引きしております。
金継ぎの材料としてもおすすめいたします。

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以上、本日は江戸後期、古伊万里のお品物をご紹介しました。


いつも吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。
次の更新は8月20日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。


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最後に蛇足ながら、
ポジティブな涙で心が潤った話をご紹介させていただきます。
ウェディングプランナーさんが書かれた『優しい記憶という記事。
相手を想う心の美しさに思わず涙でした。

ところで、「仕合わせしあわせ)」という言葉の本来の意味は、
運命のめぐり合わせ、なのだそうです。
自分が置かれている状況にたまたま別の状況が重なって生じることが、
「しあわせ」。ゆえに、昔は「しあわせ」とは、
いい意味にも悪い意味にも用いたようです。
偶然めぐり合った良い運命も悪い運命も、
「しあわせ」と呼び、受け入れてきた昔の人たち―。 
人間の意図を超えたもの」がもたらすさまざまな涙に何かはっとしました

記事の父娘の素敵な奇跡のお話も「しあわせ」であり、
遥かなる時を経て伝わったアンティークの品々との一期一会も、
「しあわせ」ですね。

中国伝来の漢字の「幸せ」は「仕合わせ」の一部である、
良いこと(幸運・幸福・ハッピー)だけを表したものだそうです。

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