お知らせ


2013年8月2日金曜日

2013・08・02<新入荷>幕末伊万里の器たち※金魚図2種・志田窯2種ほか


皆様、こんにちは。
いつも吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
誠にありがとうございます。

残暑厳しい日が続いておりますが、
夏はイベントも多く、盛り上がる時期!
本日まずはお知らせから。

<骨董ジャンボリー本日から開催中>
2013年8月2日(金)、3日(土)、4日(日) 
10:00~17:00
東京ビックサイト東1ホール
B14 古美術福重
※入場券の割引券→こちら
皆さまのお越しを店主と新人スタッフがお待ちいたしております!


尚、吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店両店は
新入荷のお品物を種類豊富にご用意して、
催事期間内も、通常営業いたしております。





皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。
お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
お問い合わせはお気軽にどうぞ
OPEN  EVERYDAY 
11:30~19:30
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それでは吉祥寺PukuPuku西公園前店からお品物のご紹介です。


金魚図入荷しました!


染付金魚図盃洗
 17,000円※かまキズ有り
江戸幕末
径約15cm・高さ約12cm
※完売しました

盃洗のなかをのぞくと、
涼しげな流水のなか、コロコロと可愛らしく泳ぐ金魚たちがお目見え。


描かれたのは、和金(ワキン)から品種改良され、
江戸時代に日本で作成された品種、蘭鋳(ランチュウ)


ランチュウは明治時代以降の品種改良により、
金魚の究極」といわれる現在見るような姿に洗練され、
その造形美を競うことから、錦鯉とともに「泳ぐ宝石」とも。


花びらのように広がる口縁部と、そこに配されたのは市松に花文。
江戸幕末を生きた巧みによる画は、生き生きと踊るよう。


花と唐草文の線描きによる横顔もモダン。
足もとにも花と唐草文が。


尚、こちらの状態ですが、
側面部一か所に窯疵(かまキズ)が見られる為、
お値段お引きしております。

※窯疵(かまキズ)とは製造時に生じたホツやニュウ。
普通の傷と違い、見分け方は、欠けたりヒビが入っていたりしても、
その傷(キズ)が釉薬(うわぐすり)の下にあること
無傷として扱われます。


猛暑に涼をよぶ金魚図盃洗をぜひどうぞ。

お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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染付金魚図鉢
 15,000円
江戸幕末
径約18,5cm・高さ約7,5cm
※完売しました
続いても、金魚図入荷しました!


鉢のなかをのぞくと、
器の画面を雪輪形に大胆に二分した絵付け、
「割絵(わりえ)」による構図技法が目を引きます。


先の盃洗同様、涼しげな流水のなか、
コロコロした金魚たちがお目見え。


目を凝らすと、二匹の金魚が重なり合う様子が描かれており、
幕末伊万里の職人の優しく確かな観察眼が感じられます。


金魚と隣接して描かれていることから、
こちらは水中や湿ったところに育つ杜若(カキツバタ)でしょうか。


雪輪形の割絵と、
線描きと濃み(ダミ)の草花文で埋め尽くされた余白の一体感が、
軽やかなリズムとなり、


さらに、裏柄にはぽってりと、
山ブドウと唐草文という世界観。 


口縁部の厚みもまた魅力となっております。
径約18,5cmというサイズ感もまた使い勝手の良いもの。


静かで美しい金魚図染付鉢をぜひどうぞ。

お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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続いてご紹介するのは、伊万里というジャンルの中で、
そのバラエティーに富んだ絵柄の楽しさで人気の、
江戸時代は後期の作品群、志田窯による染付大皿です。


志田窯のユニークな作風に人気が出て、
なかなか入手できなくなっている昨今、
この機会をお見逃しなきよう、おすすめいたします!


染付花鳥図9寸輪花皿
 9,500円
江戸幕末・志田窯
径約27cm・高さ約4,5cm
※完売しました
志田窯の伊万里は、江戸後期から幕末期にかけて存在した、
伊万里の34基の窯のうち、5基がそれにあたり、窯も大きかったので、
当時伊万里焼として生産されていたものの、
およそ20%を占めていたとも推算されるようです。


表に呉須を多用した分、裏面は無地。
これも志田焼の特徴で、コスト低減策のひとつです。
目を立てて焼いた跡が見られます。


やや端反った作りとなっております輪花縁は、
藍の線一本による縁取りがなんとも愛らしく、


そしてこちらが主役ちゃん♪

ところで、「梅に鶯」というのは梅に鶯(ウグイス)が来るという意味ではなく、
ふたつのものが調和したり、似合ったりすることのたとえ。
梅は春を待つ人々に咲きかけ、春告鳥とも言われるウグイスは、
春の訪れを歌い、共に親しまれてきました。
この二者を取り合わせることは、日本人の早春のイメージであり、
理想であり、文化なのだということを知りました。


人気の志田窯、愛らしく奥深い一期一会をぜひどうぞ。

お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。
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染付山水と松竹梅図尺皿
 6,500円
江戸幕末・志田窯
径約31cm・高さ約4,5cm

続いても、志田窯入荷しました!
※完売しました

こちらの見込みにはすっきりと柔らかく、山水図。


網干文や遠く千鳥、


山際に満月と、静かな情景で、


縁文様には悠々と松竹梅の趣向です。


  気兼ねなく、合わせやすい染付尺皿をお探しの方におすすめいたします。

お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。
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本日最後にご紹介するのは目が覚める佳品。


色絵龍と馬図鉢
 14,000円
江戸幕末
径約21,5cm・高さ約7,5cm
※完売しました

こちらの見込みには金彩きらめく山水図。
楼閣や遠く帆掛け船の姿も。


縁文様には円状に描かれた龍、団龍文。
直下の赤と金彩による文様がまるで炎のよう。


団龍文と山水図の窓絵が交互に二か所、
さらにその間を埋め尽くす松葉の格子文が洒落た感覚。


一見すると、幕末伊万里の色絵鉢ですが…


白抜きにされた馬!
この斬新な裏柄に驚きます。
その様子はまるでコマ撮りアニメのようであり、
あるいは神秘的な華やかさも感じられます。


内と外で全く印象の異なる、幕末伊万里の色絵龍と馬図鉢。


白馬と龍という吉祥性を秘めており、
涼しそうな気配もまた魅力。
またとない一期一会でございます。

お電話によるお問い合わせ、地方発送も承っております。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345

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以上、お品物のご紹介でした。


いつも吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。
次回更新は8月6日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
お電話によるお問い合わせ、地方発送も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY


冷やしたスイカにかぶりつくのが至福の時。


スイカにはなます皿です。
(染付みじん唐草文なます皿 1客2,800円 径約14,5㎝・高さ約4,5㎝)

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