お知らせ


2021年4月23日金曜日

2021・4・23〈新入荷〉幕末の八角皿、明治前期色絵の小皿、明治前期染付の向付等

 こんにちは。良心価格で品揃え豊富な和骨董のお店、
吉祥寺PukuPuku西公園前店でございます。


吉祥寺PukuPukuでは新入荷のお品物が続々入荷中!!
そのどれもが普段使いに、おもてなしに、即活躍するものばかりです


器は料理の着物と申します。
情緒のうつわとして、暮らしのうるおいにお役立てくださいませ



本日は、9寸の八角皿から色絵小皿、手のひらサイズの蓋茶碗まで
大小さまざまご紹介してまいります。

月2回新入荷掲載の当店のオンラインショップです。
本日4月23日(金)に新入荷掲載いたしました。
明治、大正、昭和戦前」「印判」「長角皿、変型皿」などのカテゴリーから
ご希望のお品物をご覧いただけます。
オンラインショップ限定の商品もございますので、
ブログとあわせて是非ご覧くださいませ。


染付牡丹図八角皿
(江戸幕末)
1客 税込20,900円
約27,5cm×約28cm・高さ約4,5cm
※完売しました


見込みは、藍色の濃さによって描き分けられた2輪の牡丹図。
竹垣を越えて花開く様は圧倒的な存在感です。


大輪の牡丹の上にはまだ蕾のものが。これから咲く姿を想像させられます。
見事な牡丹に誘われて蝶もやってきました。


側面の窓絵は2種類に分かれ、交互に配されます。
一方は、細い筆と太い筆で重ねて描かれた格子文の上に
葉と花がバランス良く置かれた菊。


もう一方は、線分ごとに一筆で描かれた卍崩しを背景にした
淡い色の牡丹。見込みの牡丹とは違った味わいがあります。


裏側は面毎に山葡萄が描かれ、クロスする蔦が間を繋ぎます。


高台内に銘有り。また、一か所目跡が確認できます。



小さい窯傷と黒点が数ヵ所有りますが、気にならない程度です。


オードブルの盛り合わせなどに使っても良し、
飾るだけでも十分に愉しめます。


紙刷波兎図7寸皿
(明治前期)
1客 税込3,080円
径約22cm・高さ約3cm
※完売しました。


波兎図は、謡曲『竹生島』の
「月海上に浮かんでは兎も波を走るか面白浦の景色や」
という一節に由来します。


謡曲の通り、波の上を走る兎。
足元の波がばしゃばしゃと立っています。



兎の上には満月があり、下には波があります。
紙刷印判らしい途切れの多い線です。


細かい青海波文様が波兎図を囲みます。
波にちなんだ模様を使ったのが粋ですね。


青海波の外は、牡丹が大きく花開き
上からの構図と横からの構図が交互に並びます。


重なっている部分もあり、手仕事ならではの趣です。


裏は紙刷印判の唐草文様が三か所に伸びます。


同じ明治前期の蕎麦猪口と合わせると
コーヒー&トーストで軽食にしたり素麺を盛ったり
色々な使い方が出来る便利な組み合わせになります。


色絵竹梅と鳥図5寸皿
(明治前期)
1客 税込2,750円
径約15,5cm・高さ約3cm
※オンラインショップ掲載商品
※完売しました


自然と中央に目が向く割絵の5寸皿。


上の中央を松皮菱の形に大きく切り取った大胆な構図。
菱の中は朱色の地に金彩で三重襷文。


つの字に大きく曲がった幹の先に梅の花が咲き
伸びる枝には蕾が付いて
梅の傘で守られるように竹がちょこんと添えられます。


一見同じように見える土と雲は
金彩の有無によって描き分けられます。


青背景の割絵には、赤丸の窓絵の中に鳥が優雅に羽ばたきます。


手描きなので一羽一羽違う表情をみせてくれます。


見込みは意匠化された花。
しっかりと金彩を施しています。


裏側はすらりと伸びた唐草文様。
鳥が飛んだ跡のような緩やかな線です。



高台外側に2本の輪線と内側にも1本すっと引きます。


副菜や洋菓子を乗せるのに重宝する5寸皿。
使ってみると便利さに驚きますよ。

こちらの商品はオンラインショップにも掲載されています!


色絵枇杷と花籠図小皿
(明治前期)
1客 税込1,650円
径約12,5cm・高さ約2,5cm
※完売しました。


ぐっと天に向かって実る枇杷。

枇杷は古くから身や葉が薬用され
その効用から信仰もあり文様化されてきたそう。


花籠には果物の実が5つ積まれ、茎が枇杷と同じ角度で伸びます。
籠を置く台はつま先が全部内側に入っており、細部まで行き届いた絵付けです。


蝶は人差し指で覆えてしまう程小さいですが
描き込みが細かく丁寧です。


縁立の器形がスタイリッシュな佇まい。


三方に切込を入れたような赤い三角形の中には
金彩で羊歯文が加えられ、シンプルな絵付けのアクセントになってます。


裏は白無地でクールに。
少し青味のある白色です。


無地の器にも柄の器にも合いそうな意匠です。
側面の赤が静かに存在感を出してくれます。


染付牡丹と雨垂れ図角深皿
(明治前期)
1客 税込1,650円
約12,7cm×12,7cm・高さ約3,5cm


壺のイメージが強い「雨垂れ文」が縁をぐるりと囲みます。


クローズアップしてみると、雨垂れの輪郭線が描かれ
そこからはみ出さないようダミで埋められています。


見込みは牡丹が一輪。
太さの違う筆で花と茎とが描き分けられます。


右下の松皮菱の頂点からくるくるとした茎が伸びています。


濃い茶色の口紅が、染付の落ち着いた色とマッチしています。
使い勝手の良い深さのある形です。


側面は、縁起の良い丁子と宝珠の文様。


高台内は中央が四角く盛り上がっています。


冷奴やたたきキュウリにぴったりの器です。
ビールと一緒にリモート飲み会も良いかもしれません。


染付桃図向付
(明治前期)
1客 税込1,100円
径約8,5cm・高さ約6cm


可愛らしく並ぶ二つの桃。
中国で桃は「長寿」「不死」「招福」などの意味があります。


まるまると実る桃、手を広げたような葉、側面の半分を使って伸びる枝
それぞれが主張し合い、心地良く画面に収まります。


整えられた曲線によってスマートな形を作り出します。
底は角度を付けてグッと立ち上がります。


端反りの縁は程良い薄さで
見た目・実用ともに優れています。


桃図の他は全て白無地。
明治前期の白を存分に愉しめます。


中国茶やアイスに合いそうです。
シンプルなのであらゆる食卓に馴染みますよ。


染付福文字散らし図蓋茶碗
(江戸幕末)
1客 税込3,630円
径約9cm・高さ約5,5cm
※完売しました



左が通常の大きさの飯茶碗。
並べてみるとかなり小さいことが分かります。


均等に染付と余白を並べた幾何学的な模様。


「福」の文字が一つひとつ手描きで整列しています。


)(の間に横棒が沢山並んでいる部分は
「寿」を崩した文字にも見えますが、果たして。


身・蓋ともに中は同じ模様が描かれています。


高台は蓋のみ銘有り。



こちらの共箱に入って出て参りました。
元治 元 甲子(きのえね)年と読めます。



片手で蓋まで押さえられる可愛らしい大きさ。
無傷は3客、ノミホツ(極僅かなカケ)のあるものは2客のご用意です。

以上、新入荷の一部をご紹介いたしました。
最後まで吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。
次の更新は4月27日(火)となります。お楽しみに♪
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
吉祥寺へお越しの際には、是非当店へお立ち寄りくださいませ。
お電話によるお問い合わせ、地方発送、買取も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com
【吉祥寺PukuPuku中道通り店・西公園前店・オンラインショップのInstagram更新中!】
アカウント名 @pukupuku.online
アカウント名 @pukupuku.nakamichi
アカウント名 @pukupuku.nishikouen
お店の様子を日々更新しております。
こちらのブログと合わせてお楽しみ下さいませ!

もう4月も最終週。タンポポの綿毛も飛ぶわけです。
暖かくなり、金魚はますます元気です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ