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2015年12月8日火曜日

2015・12・08<新入荷>幕末伊万里の器を6種(※鯉滝登り図、竹虎図、南蛮船図有り)


こんにちは。良心価格で品揃え豊富な和骨董のお店、
吉祥寺PukuPuku西公園前店でございます。
いつも当店のブログをご覧くださいまして誠にありがとうございます。




吉祥寺PukuPukuでは新入荷のお品物が日々続々入荷中!!
そのどれもが普段使いに、おもてなしに、
即活躍するものばかりです。


器は料理の着物と申します。
情緒のうつわとして、暮らしのうるおいにお役立てくださいませ。

本日は、輝く美しさがふんだんに盛り込まれた、
幕末伊万里の器を6種ご紹介して参ります。

お電話によるお問い合わせ、
地方発送、買取も随時承っております。


染付鯉滝登りと龍図大皿
1客 17,000円+tax
(江戸幕末)
径約41㎝・高さ約7㎝
※完売しました
 

藍の色合い美しく、誠に清々しい雰囲気を持つこちらの逸品。


鯉の滝登りの図柄は、
立身出世の象徴として盛んに描かれてきました。

それは、古代中国の『急流の滝を登り切る鯉は、登竜門をくぐり、
天まで昇って龍になる』という、
『登竜門』の故事が元になっているといわれています。


ただただ上を目指す鯉の真っ直ぐな眼差しには心が打たれますね。


見込みを優しく囲む青磁も発色美しく、


さらに陽刻によって描かれた花が浮き出ており、
指でなぞるとその凹凸が心地良く伝わってきます。


口縁部を飾るのは勇ましい双龍図。


なんと!こちらは龍図を白抜きし、その周りをダミ埋めした凝った趣向。
勇ましい姿ながら、繊細で丁寧な手仕事が見て取れます。


やや深みを持たせ、縁は鍔縁となっております。
稜花となった口縁部も洒落ていますね。


器面に焼成中に出来た、カマキズがございます。


裏柄は穏やかな雰囲気漂う波文となっており、
内側の躍動感溢れる描写との対比がなんとも詩的であります。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com
アンティークのものはいいものを安く手に入れる
方法のひとつではないでしょうか。
今つくろうとするととてもこの値段では出来ないものがたくさんあります。
工程のどのひとつを見ても心がこもっております。


染付鯉図尺皿
1客 12,000円+tax
(江戸幕末)
径約32㎝・高さ約4,5㎝
※完売しました

こちらも躍動感感じる鯉図。


丸々とした目に、愛嬌溢れる表情です。
鱗部分には墨弾きの技法が施され、一枚一枚丁寧に表されています。


波の配置も器面に奥行を感じさせ、
波を掻き分け泳ぐ鯉の逞しさが表現されています。


口縁部は、丸みを持たせ、外側に端反った造り。


裏柄は穏やかな山水図がひろがり、
高台内には『太明成化年製』と有ります。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com



染付獅子牡丹唐草文1尺3寸皿
1客 16,000円+tax
(江戸幕末)
径約39㎝・高さ約6,5㎝
※完売しました

器の画面を大胆に二分した絵付け、
割絵による構図技法が目を引きます。


丸みのある奇形の割絵には、染付による獅子牡丹図。
険しい表情の唐獅子が、
牡丹に襲いかかっているようにも見えますが、
実はこちら「安住の地」を意味する図柄でもあるようです。





唐獅子の表情愛くるしく、安住の地である牡丹の花の下で
心穏やかに戯れる様子が愉快に描かれています。


そんな唐獅子たちを眺める大輪の花咲かせる牡丹も
どこか嬉しそうに見えてきます。


もう一方の割絵には線描きによる牡丹唐草文。
染付部との強弱つけた繊細な描き込みで控えめな華やかさを演出。


何処を正面にするかで、また違った表情になり、愉しめますね。


裏柄も丁寧な絵付けで牡丹に七宝文が描かれています。
高台内には『太明成化年製』と有り。



染付竹虎図1尺3寸皿
1客 9,500円+tax
(江戸幕末)
径約38㎝・高さ約7㎝
※フリモノ、ムシクイ有り
※完売しました

中国の易経に『雲は龍に従い、風は虎に従う』という言葉があり、
竹林は風を意味し、虎にはその風を支配する、
特別な力があるとされてきました。


濃淡をつけた絵付け美しく、表情も豊かに勇ましく描かれております。
猫科の為か、かすかに愛くるしさも感じられ、想像力をかき立てられます。


虎を描いたものには竹林が付き物ですね。
虎を守るような配置で描かれており、何とも閑雅な趣があります。


縁は立ち上がり深さを持たせた形状です。


裏柄は伸びやかな唐草文がめぐります。
高台内には、目跡の跡も見られます。


今回、器面に焼成中に出来てしまったフリモノ、


口縁部に釉薬が剥げてしまった、ムシクイが極小さくですが
見られる為、お値段に反映させております。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com



最後に南蛮船図を2種ご紹介します。


染付南蛮船図六角皿
1客 9,500円+tax
(江戸幕末
約25㎝×29・高さ約3,5㎝
※小ホツ有り
※完売しました

16世紀後半から17世紀にかけて来日したポルトガルやスペイン等の西洋人を
『南蛮人』と俗称したことから、
彼らが乗って来航する貿易船の事を『南蛮船』と呼びました。


船首に龍を持った船は、


最適な風を掴みながら、航海を進んでいます。


日本にとっても文明が開化された激動の時代に、
彼らは何を想ってやって来たのでしょうね。


口縁部は上がりの良い呉須調で、幾何学文に牡丹花が浮かびます。


洋皿を想わせる薄手の造りです。
素地の色合い、呉須調、形状とどれを見ても丁寧さが窺えます。


裏柄は器形を活かし、六つに区分けされ草花図が描かれています。
高台内には『太明成化年製』と有り。


今回、口縁部1箇所に小さなカケが見られる為、
お値段に反映させております。
金継ぎの好材料としてもおススメです!



染付南蛮船図平鉢
1客 9,500円+tax
(江戸幕末)
径約18㎝・高さ約4,5㎝
※完売しました

余白を多く残した絵付けで清々しさ感じる、桶型の平鉢です。
太い線引かれた鉄釉が引き締め役となっています。


線描きしっかりと南蛮船が描かれており、


遠景には風景図。


外側縁立ち部には、青海波文が埋め尽くしており、
しぶきをあげる波文も要所に描かれています。


こうして見ると、これから航海に出掛けるように見えますね。


現在の状況を詠っているのでしょうか。


当時の世情を感じる南蛮船図。
食卓での会話に花を咲かせてくれそうです。

お問い合わせはお早めにどうぞ!

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com

以上、新入荷の一部をご紹介いたしました。
最後まで吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。次の更新は12月11日(金)となります。お楽しみに♪
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。
吉祥寺へお越しの際には、是非当店へお立ち寄りくださいませ。
お電話によるお問い合わせ、地方発送も随時承っております。
良心価格で品揃え豊富な和骨董はぜひ当店で。
☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
E-mail:kichijyoujipukupuku@gmail.com 
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